意識文脈型のマーケティングの勧め!
テレビ東京。
久米宏の若者の個性に関する特番からの示唆である。
A.現代、日本の若者の特性:
新・日本の若者、日本人だが英語を喋り?、何を考えているのか読めない!
おじさんと同じように日本語を喋り同じ食事をしているが、
全く別物になってしまっている。
英語を喋っていると言うのはあくまでも比喩的、ギャグ的、自虐的な言い回しである。
今の新日本人・若者はというと・・・、何が違うのであろうか?
車はいらない。
酒はのまない。
海外旅行は面倒くさい。
お金かけたくないものは何?と聞くと・・・・・、
1位、お酒
2位、車
となる。
車はデートの必需品か?
20代の若者に聞くと、何と2.8%しかイエスと答えない。
おじさんがお金をかけて(場合によっては人生をかけて)豊かさの証明として、
命?をかけて手に入れようとしたものが見事に崩れ去っている
お金をかける対象のNO1は何と貯金なのである。
B.日本の若者の裏にある本質とは:
若者が貯金をする、その理由は?
おそらく若者本人も気づいていない。
理屈抜きに自然体でそうなってしまっているのである。
貯めて何かを買おうと言うのではないようだ。
趣味と言うか、何かに備えてということのようだ。
改めて、なぜ貯金をするのか?
・夢がもてない。
むしろ夢を持つと言う概念そのものがないと言うほうが正しいかもしれない。
生まれた時から豊かな世界にいるから?両親にがんばれといわれ背中をたたかれたことがないから?
・何の屈託もなく無理をしない感じなのだ。
等身大で無理はしない、という生き方がいたについてしまっている。
DNAになっている。
・もちろん、お金がないからでもある。
今の若い人には、フリーターが多い、派遣が多い、バイトでのんびりやりたい人が多い・・・?
可処分所得がすくない。
これもどう解釈するかである。
お金がないから、車、お酒、海外旅行につかわない、よって等身大の貯金を志向する生き方なのか?
そうではなく、等身大の無理をしない生き方だから、お金を必要としないので、
収入にこだわらない働き方で済んでしまう、
と言うほうが正しいのかも知れない。
つましい生活というより、自然体の生活をして、残ったお金は自然に貯金するという感じである。
今の日本の若者は、毎日の小さなプチハレがあれば、存外と幸せ感が得られOKなのである。
コンビニでチョットした自分向きな新商品をみつけて嬉しくなった?
彼女に安くておいしい店を紹介したらやたら喜ばれた?
プチハレでいいらしいのだ。
期待が、狭く小さい。
生活密着型であり、マイペースであり、満足度もその期待に達すれば十分なのである。
傍から見て、たとえそれが小さな満足に見えたとしてもである。
C.現代の若者へのマーケティングのやり方とは:
現代の若者は、新聞、雑誌は読まない。
しかし、R25は60万部出る。
ライトで、コンパクトで気軽な情報入手感がいいのだ。
「ただ」だからはけるのではなく、そのプチ感、それがいいからはけるのだ。
構えてどこかに出かける、と言う必要もない。
近場にいいところがたくさんある。
あまりお金をかける必要がない。
お金を使ってがつがつと出かけると言うことをしない。
生活が極めてアースヴァリューである。
フェザーのように見栄を張る、夢を追うということがないのである。
20代では、スカイラインと聞いて知らない人が普通である。
シニアにとっては憧れの車、あの「ケンとメリーの名車」がである。
20代には車名が届いていない。カタカナの車名を提示してもわからない。
20代の車保有率は14%ときわめて低くなる。
ピークに比べて10%も減っている。
車会社の若い社員でさえ車が好きでない人が多いと聞く。
3人に1人はお酒は飲まない。
若い人には、「とりビー」はない。(まずは、「とりあえずビール」から頼んでのもう、はない)
いきなりチュウハイである。
それも色とりどりで、すぐに注文が揃わない。
乾杯が遅れると言う。
今の若者は、大体が居酒屋へいかない。
まずはマクドナルドに気軽に集まって、安いセットの飲み物でだべるのである。
海外旅行には行かない。
20代の海外渡航経験が激減している。
ワンマイル族が増えている。
行動範囲が極めて狭くなっているのだ。
いろいろな常識が崩れている。
さて、マーケターはどうすればよいのであろうか?
打てば響くだろう式の、強烈なコンセプトを提示して、どうだ!
というような挑む感じの方法ではなかなか共感を得られないのでは?
主張型のマーケティングスタンスではダメなのでは?
さりげ?に提示して、何かが自然に目に留まる、と言うスタンスがよいのでは?
若い人の購入意識にさりげなく乗るにはどうすればよいのだろうか?
恐らく、
生活文脈型の気軽なマーケティングスタンス
が注目を浴びることになる。
追記:
女性の車に関するマーケティングは、この感覚を取り入れている可能性がある。
女性は基本的には車がすきではない。
いくら車が優秀、スペックが他よりよいといっても通じない。
振り向いてくれない!
例えば、広告では、「女性の自分の生活文脈」の流れに、その車が自然に落としこまれていて、
わーっ! かわいい、きれい・・・
自分の生活にピッタリっていう感じ・・・
と感じてくれなければ反応しないらしいのだ。
この稿おわり
テレビ東京。
久米宏の若者の個性に関する特番からの示唆である。
A.現代、日本の若者の特性:
新・日本の若者、日本人だが英語を喋り?、何を考えているのか読めない!
おじさんと同じように日本語を喋り同じ食事をしているが、
全く別物になってしまっている。
英語を喋っていると言うのはあくまでも比喩的、ギャグ的、自虐的な言い回しである。
今の新日本人・若者はというと・・・、何が違うのであろうか?
車はいらない。
酒はのまない。
海外旅行は面倒くさい。
お金かけたくないものは何?と聞くと・・・・・、
1位、お酒
2位、車
となる。
車はデートの必需品か?
20代の若者に聞くと、何と2.8%しかイエスと答えない。
おじさんがお金をかけて(場合によっては人生をかけて)豊かさの証明として、
命?をかけて手に入れようとしたものが見事に崩れ去っている
お金をかける対象のNO1は何と貯金なのである。
B.日本の若者の裏にある本質とは:
若者が貯金をする、その理由は?
おそらく若者本人も気づいていない。
理屈抜きに自然体でそうなってしまっているのである。
貯めて何かを買おうと言うのではないようだ。
趣味と言うか、何かに備えてということのようだ。
改めて、なぜ貯金をするのか?
・夢がもてない。
むしろ夢を持つと言う概念そのものがないと言うほうが正しいかもしれない。
生まれた時から豊かな世界にいるから?両親にがんばれといわれ背中をたたかれたことがないから?
・何の屈託もなく無理をしない感じなのだ。
等身大で無理はしない、という生き方がいたについてしまっている。
DNAになっている。
・もちろん、お金がないからでもある。
今の若い人には、フリーターが多い、派遣が多い、バイトでのんびりやりたい人が多い・・・?
可処分所得がすくない。
これもどう解釈するかである。
お金がないから、車、お酒、海外旅行につかわない、よって等身大の貯金を志向する生き方なのか?
そうではなく、等身大の無理をしない生き方だから、お金を必要としないので、
収入にこだわらない働き方で済んでしまう、
と言うほうが正しいのかも知れない。
つましい生活というより、自然体の生活をして、残ったお金は自然に貯金するという感じである。
今の日本の若者は、毎日の小さなプチハレがあれば、存外と幸せ感が得られOKなのである。
コンビニでチョットした自分向きな新商品をみつけて嬉しくなった?
彼女に安くておいしい店を紹介したらやたら喜ばれた?
プチハレでいいらしいのだ。
期待が、狭く小さい。
生活密着型であり、マイペースであり、満足度もその期待に達すれば十分なのである。
傍から見て、たとえそれが小さな満足に見えたとしてもである。
C.現代の若者へのマーケティングのやり方とは:
現代の若者は、新聞、雑誌は読まない。
しかし、R25は60万部出る。
ライトで、コンパクトで気軽な情報入手感がいいのだ。
「ただ」だからはけるのではなく、そのプチ感、それがいいからはけるのだ。
構えてどこかに出かける、と言う必要もない。
近場にいいところがたくさんある。
あまりお金をかける必要がない。
お金を使ってがつがつと出かけると言うことをしない。
生活が極めてアースヴァリューである。
フェザーのように見栄を張る、夢を追うということがないのである。
20代では、スカイラインと聞いて知らない人が普通である。
シニアにとっては憧れの車、あの「ケンとメリーの名車」がである。
20代には車名が届いていない。カタカナの車名を提示してもわからない。
20代の車保有率は14%ときわめて低くなる。
ピークに比べて10%も減っている。
車会社の若い社員でさえ車が好きでない人が多いと聞く。
3人に1人はお酒は飲まない。
若い人には、「とりビー」はない。(まずは、「とりあえずビール」から頼んでのもう、はない)
いきなりチュウハイである。
それも色とりどりで、すぐに注文が揃わない。
乾杯が遅れると言う。
今の若者は、大体が居酒屋へいかない。
まずはマクドナルドに気軽に集まって、安いセットの飲み物でだべるのである。
海外旅行には行かない。
20代の海外渡航経験が激減している。
ワンマイル族が増えている。
行動範囲が極めて狭くなっているのだ。
いろいろな常識が崩れている。
さて、マーケターはどうすればよいのであろうか?
打てば響くだろう式の、強烈なコンセプトを提示して、どうだ!
というような挑む感じの方法ではなかなか共感を得られないのでは?
主張型のマーケティングスタンスではダメなのでは?
さりげ?に提示して、何かが自然に目に留まる、と言うスタンスがよいのでは?
若い人の購入意識にさりげなく乗るにはどうすればよいのだろうか?
恐らく、
生活文脈型の気軽なマーケティングスタンス
が注目を浴びることになる。
追記:
女性の車に関するマーケティングは、この感覚を取り入れている可能性がある。
女性は基本的には車がすきではない。
いくら車が優秀、スペックが他よりよいといっても通じない。
振り向いてくれない!
例えば、広告では、「女性の自分の生活文脈」の流れに、その車が自然に落としこまれていて、
わーっ! かわいい、きれい・・・
自分の生活にピッタリっていう感じ・・・
と感じてくれなければ反応しないらしいのだ。
この稿おわり