次々と明らかになる東北地方の被害状況に息をのみ、何もできない無力感にさいなまれます。
被災地のみなさまの無事と、心からの笑顔が戻る日を願うとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
そして、私たちに何ができるのだろうかと、支援の方法を探り、救援物資のよびかけを広げてみたり、集めてみたりしています。
そんなことで、被災地の方々の苦しみが和らぐわけではないことはわかっていますが、支える私たちが同じように落ち込んではいけない・・・と。
そんな思いで、今すべきことを探っていると、いてもたってもいられなくなり、21日に、雨降る美浜区に出向きました。
身近な被害に向き合っていなかったと思いいたり、千葉市内の被害状況を確かめるためですが、予想以上に、いたるところに液状化の被害が出ています。
前庭は液状化により、地面がいたるところで隆起し、砂が噴出してクレーターのようになっています。
その結果、ベンチは傾いてしまいました。
隣接する公園の園路も一部盛り上がっています。
ここでは、住宅地に沿った道路が液状化の被害にあっています。
歩道には、隆起したマンホールが飛び出していたり、車道と歩道との間に亀裂が入っていたりしています。
この日には、おおかたの土砂はすでに取り除かれていましたが、あいにくの雨で取り残された砂が流れ出しています。
地中から噴き出て堆積した泥を搬出する作業がとても大変だったそうです。
やや離れた磯辺地区の住宅街も、液状化による被害を受けています。
住宅前の生活道路がでこぼこになっていて、煉瓦塀が傾いたり電信柱が地中に落ち込んだり、打瀬と同じようにマンホールが隆起したり・・・。
この日は祭日でしたが、工事用の車両が住宅街の中に入り、作業を進めていました。
住民のみなさんは、ガレージの砂を掃き出したり、ホースで水を流しながらきれいにしたり。
自宅の補修も並大抵のことではないでしょう。
こういった大きな被害を受けながらも、住宅街全体は静かで落ち着いていて、コミュニティの力というか、絆が感じられます。
先日のまちづくりの会で、県立高校のことを心配する声もありましたので、千葉県立千葉西高等学校にも立ち寄りました。
玄関前や中庭、外壁のつなぎ目などがところどころ壊れていました。
周辺の歩道上のマンホールがやはり隆起していたり、歩道が崩れてしまっていたりと、同じような被害状況です。
千葉市の児童相談所も玄関アプローチに青いビニールシートがかぶせてありました。
また、道路際の電信柱が軒並み傾いている通りなど、千葉市内でも地震の影響を大きく受けている地域があります。
こういった情報は、同じ千葉市であっても緑区内にいる限りそれほど詳しくは伝わってきません。
東北地方の被害状況があまりにも大きく、マスコミ報道のほとんどは、そちらに割かれてきたからでもあります。
だからこそ、フレキシブルな情報伝達のノウハウを持つ私たち議員は、せめて千葉市内の身近な情報を、市民のみなさんにわかりやすく伝える義務があるのだろうな・・・とあらためて感じます。
それも、できるだけ正確に脚色せず・・・です。
私が目にしたのはほんの一部であり、かつ、発生時から不眠不休で対応が図られてきた・・・ということからも、この地震が未曾有であることをあらためて感じるのです。
未曾有などとおっしゃらないでいただけますか、
なぜなら「太陽の下、なにひとつ新しいものはない(デルフォイの神託)」のですから。
わたくしの祖母は、関東大震災のとき病院にいて亡くなりました。
母はとても地震を恐れておりました。
わたくしは(わたくしのこころは)、いつも終りを受容していますから、動じません。
そうでなかったら、死者に会う道はとざされます。
事務所の前を通る小学生は、とても利発で頼もしゅうございます。
こちらにも、お越しくださいませ。
周辺の地域で液状化が激しいので同じ状況と判断して書かれたものと思いますが、よく見ていただければ周囲とは違って、液状化や地震の被害の小ささに驚かれるでしょう。
思い込みで書かれず、よく見て書いていただけますか。
上記ブログの記事は現地に見に行き、写真も私自身が撮影したものなので、思い込みで書いたものではありません。
しかし、事実誤認があれば、訂正してお詫びしなければなりません。
該当部分をご指摘いただければと思います。
ただ、写真の道路やマンホールは住所は打瀬ですが、厳密にはご指摘の通り、住宅地内ではなく「住宅地に沿った道路」と表現すべきでした。
記事の、住宅地内という表現を、住宅地に沿った と訂正いたします。