みんなで歩き続けよう

阪田選手が傷んだところから、それまでにも増してドタバタしてしまった。
まるでアディショナルタイムに猛攻を受けて、でも体を投げ出して何とか踏ん張っている、そんな状態がずっとずっと続いている感じ。だから、スタンドも声をからし、手を叩き、そして一丸となったのだ。
でも、川崎は強かった。水曜日に北京で戦っているので本調子ではなかったようだが、それでも強かった。一人一人が強力だった。
カウンターでやられ、臼井選手が退場すると、あとはもう時間の問題。
逆転され、ズルズル駄目押しされた。
それでもやっぱり湘南の選手は走るのをやめなかった。ボールを保持している川崎より何倍も走り回った。効率が悪いのは百も承知だが、それでも走り続けた。ミスしたぶんを取り戻そうと、また走った。最後は“足が止まっている”のに走り続けた。たぶん個人の技術もセンスも負けている。その上、人数も少ないから走るしか、走り続けるしかなかったのだ。
だから、だから僕たちは最後まで歌い続け、拍手し、エールを送るのだった。



カードは出る、ミスは出るで、今日もクオリティ面ではほめられたゲームではなかったろう。でも、なんだか感動しちゃったんだよなぁ。２階までいっぱいになったアウェー側のスタンドも素晴らしい光景だった。もちろん雰囲気もよかった。１階からの声がよく聞こえてきて、手拍子がしやすかったですね。


正面から見たかったコレオ

エーイ、おまけだ！アベチャンのアクロバティックな1点目のシーンをどうぞ。