星と祭り

「自然探検クラブ」の活動報告を行っています。

初秋の倉見山へ

2015-09-20 09:02:25 | 日記
8月の終わりから雨が降り続いた。その雨の合間に初秋の低山へ出かけた。富士急線の東桂駅の南東に西桂町のグラウンドがあり、そこに車を止めて登り始めた。初めはあまり人が入っていないからか、すすきが伸び放題で登りにくかったが、途中からよく整備された雑木林になり、その中をゆっくりと登っていった。日本の低山を歩くのは久しぶりで、とても気持ちよかった。頂上付近では富士山の姿も見られたが、残念ながら雲が多く、頂上から裾野までの全体像は望めなかった。倉見山はのどかな里山で、秋の深まりとともに紅葉もまた良いだろう。帰りは車道をしばらく歩くことになってしまったが、地元の人の話では、山裾を巻く道も整備されているとのことで、次回は是非そちらを歩いてみたいと思った。

アンナプルナ内院への旅

2015-09-06 11:35:47 | 日記
2015年の4月にネパールの首都カトマンズの北西で起きた地震では大きな被害が起こり、世界各地に報道された。私自身、ネパールには6回ほど行っていたので、人ごととは思えず、そのニュースに注目していた。そして、自分の目でも地震後のネパールの現状を見てみようと、4ヶ月後の8月9日にカトマンズに降り立った。空港やその周辺では地震の影響はあまり感じられなかったが、カトマンズからポカラ行きの飛行機に乗る時に、国内線の建物が地震のために壊れ、新しく建て替えられていた事を知った。空港からいつものフジホテルに着き、地震の事を聞いてみると、カトマンズの街はそれほどの被害はなかったようだ。しかし、煉瓦造りの古い建物は倒壊したり、崩れる危険があるために、木の支えが施されていた。そして街の所々に、がれきのくずが集められている様子も見られた。けれども街は何事もなかったように活気に満ちていた。車やバイクの数が増え、排気ガスとほこりで息苦しいのには閉口したが。

 さて今回地震後の様子を見ると同時に、ジョムソンからダンプスパスに向かっての登山を計画していたのだが、予算が折り合わず、急遽アンナプルナ内院への旅に切り替えた。日程は10日間。モンスーンによる雨と、ヒルの攻撃に苦しみながらも、親切なガイドとにこやかなポーターに恵まれて、無事この旅を終える事が出来た。最終目的地のアンナプルナベースキャンプ(4130m)に向かったときには一面霧で何も見えなかったが、私の願いが通じたのか、霧が晴れ、6千から8千メートル級の山々が目の前に現れた。苦しい登りの後のすばらしい絶景は、まるで天国にでもきたような感動を与えてくれた。また旅の途中に寄った村々では、優しい人々とその生活を垣間見る事が出来た。シェルパ族であるガイドのティレイさんとニマさんは、今回の地震で家が倒壊し、家族とともにカトマンズの知り合いの家に身を寄せているにもかかわらず、私には明るく接してくれとてもありがたかった。いつか彼らのふるさとへも行ってみたいと思う。詳しい旅の話は機会があったらまた載せていきたいと思う