日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

聖戦未だ成らず

2018年08月15日 16時40分24秒 | その他・未区分
本日、73年目の終戦記念日を迎えた。
今上天皇陛下の御譲位を控える現在、平成最後の終戦記念日となる。

鎮魂と平和の祈りを全国や外国の戦地に捧げてこられた天皇皇后両陛下に対し深甚なる感謝の気持ちを表すると共に臣民として平和を実現する努力を誓うものであります。

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大東亜戦争とは幕末維新より始まるアジア百年戦争の最終局面であった。

19世紀後半、アジア・アフリカは欧米列強の植民地に取り込まれていき、現地民は虐待されてきた。
日本にも帝国主義の魔の手は忍び寄っていた。
単純な「攘夷」は最新科学力の前には敵わず、勇敢で賢明な先人は西洋の科学を取り入れ、日本の精神を守る「和魂洋才」により渡り合おうとした。

帝国主義に立ち向かうためには「帝国」となるしかなかった。

大日本帝国は自らよりも強大な大清帝国、ロシア帝国、ドイツ帝国に次々と勝利し、世界に確固たる地位を築き、特に対露勝利は有色人種に勇気を与えることになった。

しかし、すべてが正しかった訳ではなかったかもしれない。
日本の頭山満先生達、韓国の金玉均先生達、清国の一部にも日清韓の同盟を主張する民族派がいた。
日韓併合も必要であったとは言え、韓国の一進会や日本民族派が考えていたような対等合併であれば現在の日韓関係も違ったものになっていたかもしれない。

だが、私達の先人が最善を尽くしてきた道のりを否定することはできない。
大切なことはこれからどのような道を拓いていくかである。

対ソ連の防波堤として張学良の圧政から満州を解放した日本は満州国を建国した。
石原莞爾将軍の当初の理想は、ある程度開発や行政整備が整った後に自立してもらう筈であったが、実際には関東軍による統治が続いたことは遺憾であった。

大東亜戦争においても、欧米列強を打ち払い、現地民を訓練し、独立国を建設していった一方で石油を有するインドネシアの独立は見送られた。(「ジャワ郷土防衛軍」などの実力組織は編成されていたが。)
当然、大東亜戦争とは資源を確保する戦略の基に遂行されたものである。
それと同時に、帝国陸海軍はアジア解放の聖戦であると意識していた。

その志は嘘偽りならざるものである。
だからこそ、戦後も東南アジア各地に日本軍人が残留し独立戦争に参加したのである。

維新以来の大日本帝国の闘いは、正しいものであったが完璧ではなかった。
その歴史に学ばなくてはならない。

日本は敢闘及ばず、連合国に敗れた。
アメリカにより残虐な核攻撃を二発も受け、全土に焼夷弾をばら撒かれた。
憲法を奪われ、軍隊を奪われ、神州に敵国軍が駐留する現状が続いている。

大陸には末期の大清帝国よりも腐敗しているが、強い軍隊と経済力を持った中国共産党と帝政・ソ連と変わらぬ侵略根性を有するロシアが存在し、韓半島は二つに別れ、日本を敵視している。

現状は明治維新の前よりも悪化していると言っても過言ではないだろう。

最も忌むべきことは、大日本帝国を賛美し、「改憲」を叫ぶような自称「保守派」「右翼」「愛国者」が対米従属を良しとする一方で、中国や朝鮮を差別していることだ。

大日本帝国にも中国や朝鮮などアジアに対して傲りがなかった訳ではない。
しかし、民族派は興亜を訴え、大日本帝国もアジア解放の戦いを行ったのだ。

中国や朝鮮に対する差別など大日本帝国を築いた先人が許しはしない。
まずは国内の精神を刷新する必要があるのだ。

そして、再び維新を実現し、強く優しく気高い日本を再建しなくてはならない。
日本国内に、格差社会・労働問題・女性差別など様々な不条理が存在しているように、世界にも多くの不条理が存在している。

アメリカや中国、ロシアなどという国家は理不尽な覇権主義で他国民を苦しめる存在であるが、その国内の民もまた理不尽な圧政や貧困に苦しんでいる。
彼らをも解放することが、先の大東亜戦争で達成できなかった聖戦である。

最後に中国国民党の孫文先生の遺言から借用させて頂く。(現在革命尚未成功)

聖戦未だ成らず。

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