アトリエVerde

猫と七宝と四季のくらし

七宝焼泥釉の工程を紹介します

2017-11-29 21:52:56 | 七宝焼

北澤美術館での個展に向けて泥釉七宝の工程を紹介します。
この釉薬は全て自分でつくる釉薬で市販されていません。
釉薬のことは載せませんので、工程だけ説明します。
銅のベースに表に白透と裏に黑の釉薬を同時に振りかけ焼成します。



銀線・真鍮線などを使い線をたてます。



絵付けの工程は6工程ぐらいです。この泥釉薬は細かくて一度に盛り上げることができません。
そのため、同じ色でも最低3回ぐらい重ねて厚みを出していきます。
これは焼成して艶がある状態です。



泥釉七宝の魅力は研ぎ仕上げのきれいさにあると思います。
仕上げは砥石で砥いだ後ダイヤモンド砥石の120番・200番・400番・800番と砥いでいきます。



これは帯留めなので裏に金具を接着し、表面に薄く蜜ろうを塗って完成します。

泥釉はかなり扱いが面倒なので時間と集中力が大切です。
自分にとっては面白い釉薬なので楽しんで制作しているところです。

これは泥釉を始めた時ぐらいの作品で、ヒラメを図案化した合子(蓋物)です。
部分的に太い銀の角線を使っています。



そのころはまだ今ほど猫の作品は少なかった時期です。


北澤美術館の個展準備中

2017-11-20 21:13:25 | 七宝焼

今年の〆は12月6日~来年1月8日までの諏訪市北澤美術館内ギャラリーでの個展です。
今までに伝統工芸展や県工芸展に出品した過去の作品など立体作品を中心に展示したいと思っています。
懐かしい作品を展示することになるので、自分にとって今までの表現のあり方を確認する事にもなると思います。
期間が長いので少しずつブログで作品を紹介していきたいと思っています。



これは今回つくった「ねむり猫」の作品です。
雪の下の図案を取り入れてつくりました。

寒くなってくると猫たちの日課は日向ぼっこ。
朝一番に陽の当たる場所がお気に入りです。
今日は珍しく仲良く2匹で一緒にいます。陽が気持ちいいのでしょう。



その後、ルルは外で遊び、ムーチャは部屋で寝ることになりました。


秋の収穫

2017-11-03 21:25:26 | 日記

11月に入り寒さを徐々に感じてきます。
太陽がしっかり出ている日中は暖かく、今のうちに畑仕事などできることを片付けたく思います。
9月に収穫したヒョウタンは水漬け後、種を抜き表面の皮を取り除き臭~い匂いも薄まったので天日に干します。
1週間のすれば完成。見た目と違って、とても軽くて驚きます。

ルルと比較すると大きさが分かると思いますがどうでしょうか?

 

ムーチャは大あくび。一日が長いなあ。

ピーナツも乾かしているとブルーシートの中に入ろうとして、結局諦めピーナツの狭い隙間にひと休み。



柿をたくさんもらったので早速皮をむいて干し柿にしました。100個以上皮をむいて吊るすのに半日がかり。ふー!
先人の知恵は渋を甘く変える。すごいものだと思う。


晴れの日は人も猫も時間がゆっくり流れるような気がします。

これは久しぶりに描いてみたパステル画。

学生時代に使ったパステルを取り出してみました。新鮮な感じです。