新中野発 パソコン教室経営者の 『トマト通信』 ブログ版

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帰国後に請求書の金額にビックリしないよう!

2016-10-03 11:41:58 | パソコン豆知識
記事下の写真はあまり上手く撮れていませんが、これは空港のSIMカード売り場です。旅行者用に1週間とか1カ月などの期間設定と1GBとか5GBなどの容量設定の組み合わせで料金が決まっています。旅行者は自分の必要に合わせた好みの組み合わせでSIMカードを購入し、自分のスマホにセットして使います。1週間の滞在で費用は5~10USドルでした。でも、これができるのは端末がSIMフリーの端末の場合だけです。では日本の大手3社(ドコモ、AU,ソフトバンク)のSIMロックのスマホを使っている人が海外でスマホを使おうとするときはどうするか? もちろん、帰国後に思わぬ高額請求が来ないように使いたいですね。
方法その1は、大手3社の国際ローミングサービスを契約する方法。「国際ローミング」とは、海外に行ったとき、大手3社がそれぞれ提携している現地通信会社の電波を受信して通信できるようにすることで、1日3千円程度の定額で契約、利用する方が多いようです。1週間の旅行では2万円を超えますね。実は国際ローミングの契約をせずとも、スマホの設定の中だけで「国際ローミング」をONにすることはできます。でも、これをやると帰国後に請求書を見て気絶するかも知れませんから要注意です。
方法その2は、WIFI(ワイファイ)の電波を利用すれば料金が掛からないことを利用する方法。すなわち、携帯用の無線ルーター(親機)をレンタル契約する方法。無線ルーターをレンタルすることに費用が掛かります。大手の「イモトのWIFI」でカンボジア旅行1週間で試算してみたら、1万円弱でした。成田空港では携帯用無線ルーターの受け取りカウンターに長蛇の列が出来ていました。
方法その3が、SIMフリーのスマホ端末限定の、現地でのSIMカード購入です。設定はカウンターの係員が全部やってくれるようです。実は私自身は、義理の弟が「使っていないSIMカードが1枚あるから、それを使えばいいよ」と言ってくれるので、ありがたくそれを自分のスマホにセットして使っていました。カンボジアでは、SIMカードの購入は前払いで、料金が足りなくなってきたらチャージして使うのが一般的でした。ちょうど日本のJRのスイカや地下鉄のパスモと同じ使い方です。だから義理の弟のように、余分のSIMカードを持っているなんて人もそれほど珍しいことではないようです。
生徒さんの中には、海外旅行からの帰国後に実際に高額請求が来てしまった方もいらっしゃいます。不安な方は出発前にご相談ください。