大人の救い事

休みだったので掃除洗濯を済ませて、久しぶりに作り掛けのプラモデルを取り出す。塗装段階で失敗を繰り返し中断していたが、補修法を覚えて少しずつ手直しを進める。子どもの頃は夢中に作っていたのに、最近は「面倒臭い」という言葉が時々脳裏に浮かぶ。好奇心が退化したのか、それとも根気が無くなったのか分からないが、幼少期の方が創作意欲に満ちていたのは間違いない。でもまあ歳を重ねる程に悩み事とか抱える事が増えていき、一つの事に集中出来なくなるもの。「大人になったから堕落したのではない」と自分に言い聞かせる。まあそういう憂い事から解放されるために、敢えて何かに没頭する時間を持つ事が、憂い多き大人となった自分を救う方法の一つだろう。