「ちゃおーエルビス!なんか入ったー?」
エ 「ちゃお、今日は1091探検用の戦闘機を発掘しときやした」
「なにっ!前回戦闘機不足で新人が泣きをいれていたところだ」
エ 「キリン模様ですからアフリカの戦闘にも使えやすぜ」
「それは重宝する報酬はいつも通りスイス銀行へ振り込んでおく、しかし毎回ゴッドタイミングで怖いくらいだよさすがエルビス!」
エ 「へっへっへ、よせやい」
新 「わくわく♪ やはり密告者がいるんじゃないですか、探検予定がダダ洩れですよ、そんなことより組立ができませーん、けど大満足です♪ わくわく♪」
「エルビスの勘の良さには脱毛だ、しかもあとからポンプを探して付けてくれたんだって?もう他では買えないね!」
新 「はいっ!エルビス隊長サマンサです♪」
「そしたら今度はドバイに土地でも探してもらおうかなー♪ いやその前にリアのミラーかなー♪ あー思い出した!金曜にAK店でエルビスのファザーと盛り上がっちゃってさー♪」
新 「その話は次回で・・・わくわくが過ぎて握力がなくなっちゃいましたよ♪ わくわく♪ 明日は休んで次回は火曜に探検しましょうねー♪」
「ちょっと待て新人、声がデカいぞ、誰かに探検予定を聞かれてしまったのではないか?」
新 「あーすんません、だって陸から始めるんですもん、激怒ぷんぷん」
「ここは探検家として絶対にはずせんだろ、おい竿が曲がってるぞー!」
新 「ほんとだフィッシュです」
「目が笑ってないけどご機嫌麗しゅう?」
新 「たった今うるわしゅくなりました」
「んじゃもうちょっとやってこうか」
新 「まだですかー」
「ここは冒険我慢のしどころだ、じきにヤツがくる・・・フィーッシュっ!スモールだ!デカい!」
新 「なんでこんなにデカい魚をスモールって言うんですか?、大きいのか小さいのかさっぱりわかりません、日本語変ですよ」
「たしかにデカいスモール釣ってさーっとか変だよな、だから私はコクチと呼んでいる」
新 「いや、さっきはっきりスモ―ルだデカいって言ってましたよ?」
「空耳だ、ここいらは獅子の妖精が多いからな、さてアドベンチャーを始めるか!戦闘機の操縦は大丈夫だよな?」
新 「えーっとー、進みたい方向の逆にバタ足でしたね!」
「だな」
新 「マニュアル通りにやったらバックしながら上陸地点に到達してしまいました」
「それでいいのだ、バックに慣れたら巻足とおねーさん漕ぎも教えよう、だが・・・」
「残念なことにこの先には水がない、しかも行く手には例のジャングルが待ち構えている、すぐに陸戦の準備だ、心してかかれ」
新 「ここが例のジャングルですか・・・がくがくぶるぶる」
「どうだ、見事なジャングルだろう、発見したのはオレだ!」
新 「わくわく、やっとアドベンチャーしてる実感がわきましたよ」
「だろ!終盤にはさらに漢心をくすぐられる冒険が控えておるのだよ、ひっひっひ」
新 「たのしみ~げろげろ」
「おかしいな、先日ジャックスパロウから頂いた地図によればこの沢を昇ると目印のドクロが見えるはずなんだが?」
新 「見えるはずなんだが?」
「うーん、この三叉路があやしい、右折かなー」
新 「道に迷ってませんか?こんなジャングルで迷ったら二度と生きてでられないですよ、えーん!」
「この角を曲がれば・・・がちょーん!」
新 「どう見ても滝です、行き止まりです、うわーん前人未到の秘境で道に迷ったー」
「仕方ない、来た道を戻りさっきの三叉路を右折しよう、帰りたいのなら左折すればもとの道に出られるが漢として冒険家としてどちらを選ぶかは君の自由だ」
新 「ぐすん、行きます、三叉路を右折し先に進みます、うえっ、ひっく」
「あれだ!あのドクロが目印だ!ついにたどり着いたぞ!もう泣くな!」
新 「うえっ、ひっく、ぐすんぐすん キャストー!」
新 「おらーフィッシュじゃーこらー!」
「ふふふ、泣いたクロウがもうスマイルか」
新 「デカすぎて笑えません、がくぶる」
「目的は大きい魚を釣ることではなく冒険だということを忘れてしまったようだな、こいつめ~」
新 「すんません、今冒険っぽくふるまうんで写真撮ってください」
「もっとキツそうな表情して!いい画が撮れたら戦闘機に乗り込むよー!」
新 「帰りはらくちんちんですなー♪」
「ふはは!じきに本日のメインイベントの激流下りだ、私クラスになるとフィンを付け忘れるんだよ、やっちまったなー!」
新 「どうなるんですか?」
「ブレーキと操舵性能が著しく落ちる、ごくり」
新 「すでにアイキャンストップですね」
「そうだ、ここからさらに加速するぞ、びゃーー!戦闘機のスピードがマッハを超えたー!」
新 「びゃーー!僕もフィン付け忘れてましたー!」
「ふう、冒険野郎を長いことやっているがこんな恐い、いや冒険は味わったことなかったな」
新 「ぐるんぐるん回されました」
「音で例えると がつん、ぐるん、ずり、ぐるん、がつがつん、ぐるんぐるん、ずりっ だった」
新 「まさにそんな感じでしたがあのー、帰りは?あの3ヶ所の激流攻略法は考えてありますよね?」
「しらん、そんなこと考えてたら冒険にならんだろ?行き当たりばったりが冒険の面白いところだ、次回は上流は捨て激流下りをもう3セット追加する」
新 「なるべく浅いところを戦闘機をかついで徒歩ですか、とほほ、えー!あの訓練を3セット追加したらおしりの皮がむけちゃいますよー!」
「だがその代償がこれだ!こんなパンパンなナイスバディにはなかなか巡り合えんだろ?探検に集中ばかりしてないで周りの景色にも目をむけてみろ!」
新 「ふうぅ、景観も素晴らしいし空気もうまい、冒険家になってよかったと思います」
「冒険家冥利につきるな、わっはっは!」