「犬おじさんの影響か夜な夜なファクトリーにこもり、リールを分解しては組立なおす日々を繰り返してしまっているな・・・しかしバスタックルはカッコいいよな!」
犬 「わん!」
「お!犬おじさんではないか!なにやら最近リアルエイティーズなんたらで世間を騒がせているようだな」
犬 「早く書類にハンコくださいわん」
「これ↓がなんの部品か答えられたらハンコを押してしんぜよう」
犬 「バンタム100EX、ルアーコントロール装置の心臓部です、ギアの抵抗だけではなく遠心力ブレーキで制御しているところがリアルエイティーズです、現代ではこんな無駄な経費はかけません」
「うむー正解、問題が簡単すぎたか・・・では次の問題だ、この↓写真はある部分の裏側の写真です。この部品ははたしてなんでしょう?」
犬 「同じくバンタム100EXのルアーコントロールonoffスイッチです、offの状態で下に出っ張ってしまうのが可愛いです、しかし現存している個体はこの部分が壊れてスイッチが付いていないものが多いと聞きます」
「すごいな、まるで私が勝手に犬おじさんを登場させて一人芝居しているようだ」
犬 「はんこわん!」
「最後の問題だ、さてこれ↓の問題点を言ってみろください」
犬 「本来、バラバラになっていてはいけない部品です、こうなったらもうお手上げです」
「正解!しかしマッドドクターの異名を持つ私にはこんなのはブレックファスト前だ」
犬 「わんわんわん!」
「おどろいてそこらにマーキングするなよ、ふふふ・・・再生方法は企業秘密だ」
犬 「わんわんわん!ハンコわん!」
「明日(7/6)な!」
犬 「もうハンコくれないなら釣りはじめましょうよ」
新 「KINGの僕の目の前で・・・その挑戦受けました」
「まあまあ話を聞いてくれよん、先日どうしても手に入れなくてはならないリールの情報を得たんだよ」
し 犬 新 「ほーそれで?」
「電話で在庫を問い合わせろと面倒なことを書いてあったんだ、だから電話した」
し 犬 新 「ほーそれで?電話にでんわーってオチ?」
「いや、今回の話はオチはありませんよ。で、電話して、去年の記事に南部百式入荷ってあったんですがまだ売れ残っていませんか?って丁寧に聞いたのよ」
し 犬 新 「ほー?」
「そしたら電話にでた店員が探しもしないで 去年の記事ですか~?ありませんね~(藁)だって!そこでどうしても欲しいから食い下がったんだよ」
し 犬 新 「ほーそれで?」
「あのー在庫量とか店舗数が日本一って言ってんだから総力を結して全店舗の在庫状況をあたってくれませんかって」
し 犬 新 「ほーそれでそれで?」
「そしたら とてもネットで検索しろください(怒) で終わっちゃったよ、もう絶対買わねーてか行かねー・・・あ、最初から買ってねーわ、やっぱり売るのも買うのもらんどの長んとこしかねーなー!」
KING新 「シーナさんの言ってるお店って茂原街道沿いの?えーっと住所はたしか押日でしたっけ?」
「そうだよ、犬おじさんなんか用もないのに毎日顔だしたくなるくらい居心地がいいって言ってたぞ」
犬 「わん♥」
新 「ところで南部百式ってなんですか、エバンゲリ音でもこじらせたんですか?」
「違うんだ、またまた困った仔猫ちゃんがウチに迷い込んできてしまったんだよ、本来はどうやら南部百式ってリールとセットで売っているらしいんだ」
新 「じゃ、拾わなきゃいいだけの話と思う人はーい!」
「問題なのがこのウルトラマンみたいなリールがどうしても手に入らないんだ、こいつは特殊なグリップにリールをパイルダーオンするんだよ」
新 「やっぱり拾わなきゃいいだけの話だと思う人はーい!」
「そこは漢だよ、こんな美人を見つけてほっとけるわけがないだろ、だから制作することにした、もちろんマッドサイエンティストの名にかけて!」
「まずは前回の反省も含めこれでもかってくらいマスキングする、ちなみにこのリールはどこかの店舗数在庫数一番さんと違ってらんどの長が一生懸命探してくれた至極の一品だ、しかも1091netを見て来ましたーって言ったらこれでもかってくらい安くしてくれましたっ!」
犬 「漢ですぅぅうるうるわん」
「だろ!」
「でぇ、何のためのマスキングかって言うとまたまたネジをナメてしまったのだよ、ぷんぷん」
新 「美味しいんですか?鉄の味しかしなそうですね・・・」
「そしてまたまたルーターでせこせこ削ったさー3本で1時間30分」
新 「てか、ダイワさんもう少しメンテの楽しさってのを残してほしいもんです、漢として」
「ネジロックに負けちゃうんだもんなぁ・・・ドライバーが合ってないのかな・・・」
「ま、これで頭のネジが完全にとんでる娘になってしまったんだよ、さて次はフットを外す作業に入るのだが」
新 「もう心臓が痛いです」
「行程をくわしく話したほうがよいか?」
新 「真似をする漢が続出すると責任を負わねばならなくなるかもしれないから秘密の方向で」
「うむ、海人さんに事前に握力を鍛えてもらったということにしておくか!」
「次はボディに要のネジを通す穴をあける、これは小指の先でチョンと突いてもらって終了だ」
犬 「ゴミですか?」
「違います」
「計算通りだ、ネジが干渉する隙が一分とも見当たらない」
「メインギアともクリアランスは十分、うほっ!あ、頭のネジはついでなんで強化しときました」
「がっちり完成」
新 「ネジが・・・なんか最後の最後で手抜きっぽいです・・・」
「仕方がない、特殊なサイズすぎて締切に間に合わなかったのだ、近いうちに改良も含めなんとかする」
新 「じゃあ探検をはじめましょうよ」
「うむ、ちょっと待てーそこは底なし沼であるぞー!」
新 「脱出してからいわないでください」
「めんごめんご ぶぼんぶりっ・・・フィー―ッシュっ!」
「やはり超音波メソッドは敵なしだよなぶびぃっ!新人もどうだ一発?」
新 「ぼくには真似できません・・・ぷす~」