近代文明の弊[自分を見つめ]

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株価変動に対するニュース

2016-06-13 22:16:07 | 日記
今日2016.06.13の日経平均株価が582円下落した。
これに対するニュースのコメントは何処も「前週末からの英国の欧州連合(EU)離脱懸念に加えて、円高になったことが株価下げ要因となった。」とするが、株価の変動理由はそんな単純ではない。イギリスのEU離脱は前から話題になっている。今日始まったことではない。なのになぜTVニュースは何処も同じコメントを発表しているの。なぜ円高になったかの解説はない(比較的安全な円?)。これに違和感を覚える。独自解釈ができていない。何処かの発表をそのまま伝えているようだ。

単純な要因で予測できるのであれば株式相場は成り立たなくなる。予測できないから相場がある。株価は株式投資しているいろんな人の思惑で決まる。誰も未来を正確に把握することはできない。現在のお金を投資して将来のお金を増やそうとする金融商品は、多くの人の思惑で価値が決まる。結局、株価変動の原因は分からないはずだ。ニュースでは分からないと言えないし、視聴者は何らかの答えを望んでいる。それを聞くことで安心する。なんでも答えがあると錯覚している。

株式市場に流入するお金が多ければ株価は上昇するし、減少すれば株価は下落する。新たな金が参加しなければ上昇することはない。年金の株式運用、GPIFの株式運用比率の増加も参入でしょう。国家による株式市場を支える政策でしょう。無税という飴で目を眩ませて。

掛け金の大きいファンドが動けば変動する。運営者(少数の人)の思惑で変動する。が多くを売ろうとしても買い手がなければ相場が成り立たない。急いで売ろうとすると暴落する。時価では大金であってもその価値を現金化しにくい。麻薬の価格と同じで警察のいう末端価格何億円で売りさばくのは難しい。GPIFがその利益を現金化するのは難しい。売れない株を保有することになる。日本が持つ米国債と同じように。大ファンドは売れない株を担保にして現金を借りる。借りた現金で株を買い運用する。誰も本当の価値が見えなくなる。

サブプライム住宅ローン危機も金融商品(ローン債権)の価値が実際の住宅事情と乖離したために発生した。株価も真の価値が分からなくなりつつある。
安倍首相の言うように「リーマンショックの前の状態」なのかもしれない。

だけど株高は日本にとって良いことなの?

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