近代文明の弊[自分を見つめ]

無知で幸せな私が考える世の中

私が考える五つの大罪

2017-11-02 08:46:20 | 日記
世の中では七つの大罪=暴食、色欲、物欲、憤怒(ふんど)、怠惰(たいだ)、傲慢(ごうまん)、嫉妬(しっと)と言われるが、私は隠蔽(いんぺい)、独善(どくぜん)≒傲慢、物欲、野心、嫉妬の五つが大罪と考えます。隠蔽は通常は大罪としないが、これが諸悪の根源だと思う。
色欲や食欲は大罪ではない。本能だ。生きるために是非とも必要だ。大いに食べ、そしてセックスしよう。この2つの欲には限界がある。どんなに食べようと胃袋に限界がある。性欲を持続することは体力を要する。体力にも限界がある。
また怠惰=怠けること事は悪いことなのでしょうか。何かに集中すると、何かが疎(おろそ)かになる。当たり前でしょう。全部に神経を使うわけにはいかない。緩めたり緊張したり、でしょう。

●隠蔽はウソを包み隠し、詭弁(きべん)を誘発する。何が真実かは分からないが、証拠の積み重ねで、ある程度は見えてくる。データの抹消や隠匿(いんとく)や改竄(かいざん)は現在の判断基準に反しているので、隠蔽することはみんなを裏切ることになる。資料を残さない体質はとても危険だ。
行政府や政権は隠蔽できる能力がある。対抗して調査できる機関がないから非常に危険だ。それらの関係者は特に隠蔽しないようにしてほしい。
今は非公開でも10年後、20年後に開示する制度が必要だ。晩節(ばんせつ)を汚さないため、将来に評価を受けると知れば、悪いことはしないだろう。
隠蔽は必ず暴露される、と信じたい。
●つぎに独善(≒傲慢)。自分の能力を過信し他人の意見に耳を貸かさない。いくら優れた人でも間違いを犯す。それを理解していない。原子力の対策・環境汚染・遺伝子改造・人体実験・宇宙開発など微妙な専門的な領域の判断は多くの人々で慎重に検討するべきだ。専門家(=長年その分野に携わった愚直な研究者)の意見を参考にするべきだ。著名な評論家の意見は無用。
独裁は永遠に続かない、と信じたい。
●物欲は分かりやすい。ものに執着し、権力に固執する。
金を儲(も)けることに執着する。物を人より価値があるとみなす。得た金・物品で他者を圧迫し支配する。宝石や仏像を尊(とうと)み、人間関係を崩してしまう。
金銭はある意味、価値の基準ですが、持っている量ではなく、使い道で評価される方がよい。
物や金はそんなに価値があるものではない、と信じたい。
●憤怒の代わりに野心を追加した。
なぜ野心が起こるのか。思いどおりにならないと怒りが湧(わ)きあがる。
野心は危ない、要注意。相手を屈服させたい欲求だ。相手の意思を無視した欲求だ。
1対1での関係では無理でも、多数対1の対決で屈服させることができる。野心を持つ人は自分の仲間(身内)を増殖させ敵対する個々を排斥する。いじめで排斥する。権力を持てば実現可能だ。
野心を持つ人はその身内から、もっと強い野心を持つ人を生むだろう。だから身内を粛正(しゅくせい)するか。
野心の反対の無欲は逃避と異なります。現実から逃れる麻薬中毒は、野心の敗北者です。
人間には他人を思いやる心がある、と信じたい。
●嫉妬
これは厄介だ。人は他人と比べ、自己を評価する。
相手を羨(うらや)むことは多い。あの人は幸せだ、あの人と代わりたい。「隣の芝生は青い」わけではないのだが。
妬(ねた)み=なんであんな人が幸せになれるのだ。自分と相手を比べて勝(まさ)っているところが私にはあるの、本当にそうだろうか?
恨(うら)み、これは私にはよく分からない。相手を恨んだ記憶がない。恨んでも何も生まれない、先に進まない。
羨望(せんぼう)は無害だろう。憧(あこが)れは力になる。
人には嫉妬や羨望を努力目標に変える力がある、と信じたい。