スイス公文学園 (KLAS) を知りたい!

スイスの日本人学校の国語教師が
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スイスからの「生の声」をお届けします!

充実の秋

2017年09月28日 | 日記





「天高く 馬肥ゆる秋」です。

村のあちこちを飾る紅葉の色が秋を語っている姿の、
何と饒舌なことでしょうか。

昨日火曜日。
KLAS の母体組織、
公文教育研究会から訪れた、
40名を超える人員による視察が行われ、
本校生徒との座談会に、生徒も研究会の人々も大変楽しい時間を過ごしました。

また本日水曜日は、
豪州メルボルン大学に進学して、
環境学を学んでいる4年前の卒業生を迎えての
「College Guidance」
卒業生を招き、
卒業後にどんな道を歩んでいるのかを、
生徒たちの前で語ってもらい、
生徒たちの今後の進路の道しるべにすべく、
毎年おこなっている企画です。

今年の卒業生 Presenter は、
本校を首席卒業し、
2年連続でミュージカルの主役を務め、
生徒会副会長と合唱部部長を務めた素敵な Lady 。
彼女の1時間に及ぶ英語プレゼンテーションは、
聞く者を圧倒する迫力に満ちていました。


(写真の焦点が合っていませんね。。。すみません。。。)

ひと月後に行われる体育祭のチームも決まり、
練習もすでに開始しています。

本校の秋は、
「スポーツの秋」「芸術の秋」「食欲の秋」「読書の秋」
全てを含めて、
「充実の秋」
なのです。

スイス冒険旅行

2017年09月26日 | 日記
先週の木、金曜日、今年度初の旅行が行われました。
スイスとその周辺の大自然の中を冒険する、
「September Trips」
言うなれば
「スイス冒険旅行」
です。

スイス・アルプスの大氷河を渡り歩く
「Glacier Trek」



カヌーによる川下りと乗馬を経験する
「Horse Riding & Canoe」



皆で組み立てたイカダに乗り、自転車で山を下る
「Raft & Bike」




山中でロープを「滑走」したり、二輪車で山を下る
「Dancing with Devils」





岩山登りや綱渡りで山を「征服」する
「Mountain Challenge」




高校時代に欧州アルプスの自然の中を大冒険する。
何と贅沢な時間なのでしょうか。

それでも「こんなメンドクサイことやるの、嫌だ!」
そんな不平を口にする生徒もたくさんいますね。
しかし、私は思います。
社会に出てから、同じことを経験しようと思ったなら、
大変な手間と時間を必要としますよね。
多くの生徒は、おそらく大人になったあとには、
「欧州アルプスを大冒険する旅行」なんて、
経験しようとも思わないのではないでしょうか。
そう思うにつけ、これらの時間は、本当に贅沢なものなのだ、そう考えるのです。

何年か前に引率した September Trip でのこと。
「Giant Swing」と呼ばれる「巨大なブランコ」に挑戦する機会があり、
何人かの生徒は高い場所から飛び降りる勇気が持てずにいました。
(登山用のロープと装備で「完全武装」しますので、危険は全くないのですが。)


それらの生徒たちに、現地でこのようなアクティビティーを専門に運営するガイドさんが言いました。
「『こわい』『できない』と思っても、
ちょっとだけ勇気を持って一歩を踏み出してごらん。
それまでと全く違った世界が見えるんだよ!」


その言葉に勇気を得て「Giant Swing」に挑戦した生徒たちの多くは、
そのあと、山の中で「風になる」心地よさに感じ入って、
われ先に何度も繰り返して「巨大ブランコ」に興じていました。

「スイス冒険旅行」を終えた生徒たち。
また一歩「大人の顔」に近づいたように思える、
そんな秋のひとときなのであります。

IDEA Project!

2017年09月13日 | 日記


米国出身で、数学と物理を担当している T 先生の発案で、
今年度から新たに「IDEA Project」が始動しました。
参加を希望する10名の生徒を集め、
近隣のアメリカン・スクールが主催し毎年3月に行っている自然科学の研究の成果を発表するイベント、
「Globe Day」 に本校からもブースを出すことを目的としています。

T先生に「プロジェクトにかっこいい名前をつけてはどう?」と提案したところ、
Interdisciplinary Discovery for Educational Advancement
略して「IDEA Project」という、イカす名前をつけてくれました。
「教育的進歩のための教科横断型発見研究」とでも訳すべきでしょうか。
(日本語にするとイケてませんね 笑)

T 先生と参加者のゴールは、
自給・持続可能な植物園のモデルを作り出すこと。

太陽光パネルを電源とし、
センサーやカメラからの情報をもとに、
プログラミングされた装置から、
必要な水分と養分、日光の供給がなされる、
そんな箱庭を作ることです。

プロジェクトの会合や指導、コミュニケーションは、
当然ながら英語を使って進められますので、
生徒たちには自然科学の知識や技術の習得と同時に、
「生きた英語」を学ぶ絶好の機会となります。

生徒たちの作り上げるプロジェクト、今から楽しみです!