スイス公文学園 (KLAS) を知りたい!

スイスの日本人学校の国語教師が
学校紹介 卒業生紹介 スイスでの生活など
スイスからの「生の声」をお届けします!

Speech Contest!

2017年02月28日 | 日記
昨日行われた英語弁論大会
「Speech Contest」の模様をお届けします。
各学年から4〜6名が選ばれ、
全校生徒の前で発表しました。

「美容と健康のために、週に一回は『ベジタリアン・デイ』を!」
「異性にモテるためには?」
「音楽の偉大な力を知ろう!」
「不可能を可能にするには?」
「笑顔は世界の共通語!」
「持ち時間を管理して、より有意義な高校生活を!」
「Speech Contest は Presentation Contest に改変すべきだ!」
などなどなど、全て英語での主張に毎年関心させられます。
各学年、1〜3位+佳作を選び、審査の結果は金曜日に発表です!





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Winter again!

2017年02月28日 | 日記
先日の「ちいさい春」でお知らせした通り、
数週間続いた春のような陽気に、
街の雪もすっかり解けていました。

しかし、雪国の冬はそう簡単には終わりません。
再び冬、です!




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3つの委員会

2017年02月26日 | 日記
現在、KLASでは、
3つの委員会の発足に向けて生徒を募集しています。
1つは以前このサイトで紹介した「Midnight Kumon Committee 予餞会実行委員会
もう1つは、来年度生徒会役員選挙を取り仕切る「Election Administration Committee 選挙管理委員会
残る1つは、12年生のみで組織し、卒業に向けての準備を行う「Graduation Committee 卒業準備委員会」です。

本校の委員会活動は、
年間通じて活動する5つの「常任委員会 Ordinary Committee」
男子寮生活委員会 Boys' Dormitory Committee
女子寮生活委員会 Girls' Dormitory Committee
食生活委員会 Food Committee
レクリエーション委員会 Recreation Committee
図書委員会 Library Committee
と、前述のような学校の行事などの際に時期を限定して招集する、
「非常任委員会 Extra Ordinary Committee」に分かれるのですが、
いずれの委員会も、募集を行うと生徒の応募が殺到します。

人が集まらずに困ってしまうようなことが起きないのが、
「学校生活をより良いものにしたい」という本校の生徒の意識の高さを示しており、
生徒会担当者として、こんなに喜ばしいことはありません。

上記3つの委員会募集は、明日火曜が締め切りです。
それぞれの委員会が、今年はどんなメンバーになるのか、
今から楽しみです!

*過去に卒業準備委員会が作った、卒業までの日数を掲示した「Countdown Poster」です。




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ちいさい春

2017年02月26日 | 日記
裏庭の雪解けに
ちいさい春を見つけました。

雪解けの 北の暮らしに ともる灯の 名もなき花は ちいさい春かな

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世界は言語でできている

2017年02月26日 | 日記
2007年卒業(本校15期生)の西田有輝さんを紹介します。

KLAS での芸術環境

西田さんは在学中から、芸術活動を特に熱心に行っていました。

本校の芸術活動は、以前から本サイトでお伝えしているように、
課外活動として、コンサートバンド、弦楽、合唱、軽音楽などの音楽活動、
部活動として、書道、写真、映像製作、ダンスなどがありますが、
正課の科目としては、英語圏出身の教員が担う「Art 美術」の科目が該当します。
高校1年では必修科目として全生徒が美術を学びますが、
その後は選択科目となり、
高校3年時には、国外の大学で大学の単位として認められる「AP Art」も履修することができます。

西田さんは高校3年間、美術に熱心に打ち込みました。
また、私のバンドではベーシストとしても活動してもらいました。
以前、このページでお知らせした動画にあった「セロリ」でベースを弾いているのが西田さんです。
Rock があってこその青春
KLASを卒業してから、西田さんは英国の Birmingham City Universityに入学。
アートを学んで帰国後、デザイナーとして活動しています。

デザイナーとしての活動

現在の活動の中心となっているのは、
植物図鑑「微花」(かすか)
1年半で6冊を刊行しました。
神戸市のこどもがプロから技術を学び、
ちいさなまちをつくるプロジェクト「ちびっこうべ」
のデザイナー班講師として参加。
また、植物に関わる催事以外での活動も活発に行っておられます。

最近の西田さんは
「図鑑作りがきっかけで高まった植物熱が臨界点を突破したため、
今年の春ごろからしっかり庭師の仕事をはじめようと思っています。」
とのこと。
このフットワークの軽さ、まさにアーティストの資質ですね。

お話を伺いました。

言語のスイッチ

KLASの最大の特徴のひとつは海外に所在しながらも日本語の授業があるという言語環境です。
ありがちなようですが、これは実際、非常にまれな事です。
当時は母国語と外国語が自分の頭の中ではっきりと区別され、
その時々によって、スイッチのように入れ替わっていると思っていたのですが、
実はそうではなく、逆にそれらを分けることなく捉えていたのではないかと思うのです。

これは卒業後に進学塾で受験英語の指導に携わった経験の中で気づいたことですが、
日本的英語教育は言語を対照させることが中心に据えられています。
それは言語と言語をイコールで結んで、照らし合わせる学習方法です。
ところが、KLASは無意識に言語と外からやって来たイメージ(情報)の対照が求められる言語環境であったと言えます。


言語とイメージを対照させる

例えば、生徒たちはGrammar(英文法)→国語→Oral(英会話)→日本史といったように、
基本的には英日混合の時間割での授業を受けます。
英語の授業中は、原則日本語で話すのは禁止されていますが、
頭の中では英語で考えたり日本語で考えたりと、
それらは分けられることなく繰り返されました。

特筆すべきはヨーロッパの各都市への学習旅行でした。
街を案内するガイドによる説明は英語であり、
買い物をする際などのコミュニケーションは英語、もしくは現地の言葉で行われ、
さらに視覚から入ってくるイメージや情報はすべて異国の言葉。
にもかかわらず、一緒に行動する友達とは日本語で会話する。
言語と言語を対照している余裕など、ないのです。
それらを理解するためには常に言語とイメージを対照させなければなりませんでした。

外からのイメージ、情報に対して常に多言語で考えることが求められる。
このような母国語と外国語を反復する言語環境は、
言語とイメージの有機的なつながりを無意識に捉える豊かな土壌だったと思うのです。
これはヨーロッパの各都市へのアクセスに優れていたスイスならではの事ですし、
またレザンという山上の、都市部から適度に隔離された小さな村に同じ日本人が集うことが、
その言語環境を養う基盤となったことは間違いないでしょう。
そして、その環境が旅行という非日常の体験として得られるのではなく、
常に日常の体験としてあり、生徒はその環境を生きる事ができる。
こんな環境は他にありません。

世界は言語でできている

もちろん当時から、そのことに自覚的であったわけではありませんが、
その経験が今になって価値を帯びてきたのは僕がデザイナーであるからです。
言うまでもなく世界は言語でできています。
言いあらわせる言葉の数だけ世界を知ることができる。
そしてその数だけ自分の世界は豊かになる。
これは間違いない事です。
ところが言語が一時的に形をとる言葉(文字記号や音声)だけでは、やはり全てを含みきれない。
言葉で足りないものを、字形、色、全体の構図、時には写真なども用いて、
誰かに伝えるため、コミュニケーションの手段とする。
その為にはそのような非言語(イメージ)と言われるものでさえ、
言語として扱う事が求められます。
デザインに携わる僕にとって「言語は広い」ということを、息を吸うように学習できた。
KLASは僕にとってそのような場所でした。

KLAS卒業から10年の間に西田さんが経験から培った、
芸術家としての深い鋭い洞察に驚かされました。
国語教師を生業としている私の場合には、
記述口述による「言葉」を主に対象として授業その他の教育活動を行いますが、
西田さんのような芸術家がとらえる言語とは、もっともっと広い意味を持つのですね。

「世界は言語でできている」
激しく共感します!

一昨年、西田さんと再会した時の様子
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宴の後

2017年02月25日 | 日記
KLAS Open House 2017の実行委員会と
受付を担当してくれた生徒総勢12名を我が家に招待し、
普段彼らが飢えている日本の味、手巻き寿司&豚汁を振る舞いました。

彼らは文化祭の開催の3ヶ月前から、
様々に文化祭の成功のために尽力してくれました。
街中にポスターを貼ったり、
招待状発送の仕事を引き受けてくれたり、
昨年の生徒のアンケートを集約したり、
地元住民からの意見を運営に生かすアイデアを話し合ったり。

「オープンハウスの顔」としての役割に尽力してくれたお礼に、
我が家に招待した、というわけです。
我が家の4名を合わせて合計16名のパーティでしたが、
米15合、マグロ700g、サーモン500g、などなどがあっという間になくなる、
十代のこの食欲。
気持ちのいいくらいの食べっぷりですね。

土曜の夕食の3時間。
心もお腹も満たされた至福の時。
楽しい時間って、なぜあっという間に過ぎてしまうのでしょうか。。。






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花は咲く

2017年02月24日 | 日記

現在の高校3年生が、
KLASに入学したばかりの2014年8月。
オーケストラ20名、コーラス41名、総勢61名による、
東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」。
生徒数約180名の学校で61名が参加するパフォーマンス。
現場にいた私も、指揮をしていたN先生も、
鳥肌が立つほどの大迫力でした。
本校の音楽活動のある種の「完成形」ですね。
ぜひ一度ご覧ください。

 

この動画は
「NHK 100万人の『花は咲く』プロジェクト」
のサイトにも一部が採用されました。(動画の1分27秒頃からです。)

何度も言うようですが「No Music, No Life!」です。よね?

 

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みそひともじ

2017年02月23日 | 日記
万葉のいにしえから、現代に至るまで、
脈々と受け継がれて来た「やまとうた」の文化、
「三十一文字に込める想い」を学ばせるべく、 現代国語の授業で扱っています。
現在、高校の3学年の授業それぞれに、
文科省検定済み教科書記載の短歌・俳句を教材として授業を行っています。

高校1年では、
与謝野、石川、若山、島木、斎藤、北原、6人の「近代歌仙」の作品を18首。
高校2年では、
「犬」「猫」「蝶」「走る歩く」「飲む食う」の5ジャンルの短歌・俳句それぞれ8つ、計40種。
高校3年では、
高名な文芸家、大岡信氏の朝日新聞に掲載されていたコラム「折々のうた」で紹介された短歌・俳句を全11種。
単元の終わりには、全生徒に一首の短歌を詠むことを課しています。
過去の生徒作の短歌から、印象深いものをいくつか紹介しましょう。

お味噌汁 いってきますと 残してた 今なら食べる 思い出の味
幸せに なりたいけれど 幸せが なんなのかすら わかっていない
ここにきて 一番嫌だと 思うのは 制服ないって  超メンドくさい
辛いとき 友からもらう 温かさ 感謝の気持ち 返せてるのか
宝物 悩んで泣いて 得た笑顔 やっと見つけた 幸せの意味
「ありがとう」そのひと言で がんばれる こころに残る まほうのことば

31音に想いを込めて表現することは、
高校生の言語生活にとって、大きな意味があります。
平安貴族達の人生を決定づける自己披瀝の道具として存在し続けた31音の言葉達。
現代にまで脈々と続くその伝統の中に感じられるのは、
それ以上削れないところまで言葉をそぎ落として、
煮詰めて煮詰めて、また煮詰めて「言葉のダシ」を取ることの意義です。
そこに働く意識は、文字数が無制限であったなら決して生まれなかったであろう読み手に想像してもらうことへの期待です。
「この言葉に込めた意味を、相手は果たして分かってくれるだろうか。」
そんなことを想像しながら、言葉で遊び、言葉を味わい、言葉を慈しむ。
この喜びは、短歌を作ってみて初めて分かる、そう考えているのです。

さらに、高校3年生が卒業する時には、
巣立ち行く生徒一人に一首の短歌を私が詠み、贈ります。
その短歌を卒業文集にも掲載するのです。
この贈り物は、2006年から始めて今年で12年目。
これまでに詠んだ短歌は、数えてみると600首を超えました。

今年も、旅立つ生徒に贈る歌をこれから57首詠む予定ですが、
その前に、ここで今の心持ちを31音で表現しておきますね。

やまとうた 君のこころに 届けたい 想いのつのる ひとりずつひとつ 
別れこそ 君の未来に 幸あれと 願いの募る 時よ止まれよ
雪解けの うららかな時 胸に沁む 近づく別れ 春よ来ないで




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クモンの真夜中

2017年02月23日 | 日記
文化祭が終わると、
生徒会担当者には休む暇なく次のタスクが課せられます。

5月、高校3年生が卒業する直前に送別会を行いますが、
KLAS では深夜まで行うこの予餞会を「Midnight Kumon」と呼び、
卒業してゆく高校3年生を送るために、
高校2年生、1年生で実行委員会を組織します。
「Midnight Kumon Committee」です。
明日の金曜日、委員会を募集し、来週には選挙を行う予定です。

高校2年生、1年生がこの会の運営を行うことには特別な意味があります。
それまで教員や最上級生の指示に従うことで精一杯だった下級生たちが、
初めて学校行事を自分たちの力で作り上げる。
先輩の指示なしに、自分たちで判断し、
先輩に最高の思い出を与えるためにはどうしたら良いのか、
本気になって考え、議論し、行動し、準備する。

組織のもとで指示に従うだけだった時には、
「先生や先輩に言われたので、仕方ないからやろう。面倒くさいなあ。」
などと不平不満ばかり口にしていた生徒も、
一度、行事を運営する側を経験すると、
組織を動かし「最大公約数の満足」を作り上げることの苦渋を理解するようになります。
懸命に努力しても必ず組織の中に不満が出てくる。
そのことをどう受け止め、どう対処し、どうコントロールして行事をまとめ上げるのか。
時には投げ出してしまいたくなるような苦渋の時を過ごしながらも行事を終えて、
達成感、充実感を体感し、
皆に「お疲れ様」の声をかけられて、自分自身も感謝の心を持つに至る。

これらのことを理解し、経験している人間とそうでない人間の間に、
社会に出てからの「人間力」に大きな差が出るのは言うまでもありません。

端的に言うと、
この経験をした生徒が高校3年生になると、
「先生も大変な思いしてるんだから、多少不満があってもがんばろうぜ。」
というように、色々なことに対して協力的になってくれる、
つまり、生徒が「大人」になる、ということなのです。

机の上での勉強も大事ですが、
世の中の多くのことは、生身の人間の行動によって動いている以上、
実際に経験して得られる学びも絶対に必要なのだ、というお話でございました。。。










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Double Dragon

2017年02月22日 | 日記
2008年卒業(本校16期生)の海山龍明さんを紹介します。
海山さんには、本校在学中、私のバンドでドラムを叩いてもらっていました。
以前、このページで紹介した松田直人さんがベースを弾いていた、あのバンドです。



海山さんが高校在学中、
彼の名前のひと文字「龍」から、
もう一人「龍」の文字を名前に持つ生徒と海山さんの二人を合わせて、
私は彼らを「Double Dragon」と呼んでいました(笑)

在学中の彼は、
「コンピューター管理委員会Computer Network Committee」の委員長として、
本校の「ネット環境創成期」にその整備に尽力してくれただけでなく、
「体育祭実行委員会 Kumolympic Committee」でも副委員長を務め、
さらに生徒会規約の改善を目的とした
「規約改正委員会 Constitution Amendment Committee」の委員長をも務めました。

また、高校3年の卒業前には、「卒業準備委員会 Graduation Committee」の委員長として、
卒業式で歌う歌の選定と合唱練習を取り仕切り、
卒業制作として3年間の活動を動画にまとめてDVDとして卒業してゆく高校3年生全員に配りました。
他にも高校2年時には、
「卒業してゆく高校3年生を送る会」を仕切る「Midnight Kumon Committee」の副委員長として活躍。

海山さんの尽力なしには、この学年の行事は成り立たなかった、と言っても過言ではありません。
その行動力と指導力は過去16年間の私の本校でのキャリアの中でも群を抜いたものでした。

そんな彼と様々に活動を行う中で私が彼に対して持っていた率直な思いは、
「コイツは将来、大物になるぞ」というものでしたが、
その予感は的中しましたね。

海山さんは本校卒業後、早稲田大学政治経済学部に進学。卒業後にはBusinessWeek誌の「キャリアスタートに最適な企業」部門で全米1位にも選ばれた経営コンサルティングファームであるDeloitteの日本支社に入社しました。
その後、幾つかのグローバルプロジェクトを経験したのち退職し、
HowTravelという旅行情報サイトを運営する会社を立ち上げて代表を務めています。
彼が経営するHowTravel は月間35万アクセスを誇るサイトなのだそうです。
正真正銘の「大物」になった、ということですね。

お話を伺いました。

ー海山さんにとって、KLAS とはどんな所でしたか?
KLAS の良いところは、「常識」という枠にとらわれず「全方向の可能性を引き出してくれる」というところだと思います。

多くの日本の高校では、第一の目標が受験戦争での勝利に置かれ、高校生活の大半を勉強に費やすことになります。しかし、「勉強」という分野のみでの競争に勝てる人間は本当に一握りです。「スポーツ」や「芸術」、「音楽」などに情熱を捧げていればもっと違う将来があったかもしれないのに、「勉強」という一つの尺度の下で優劣が決められてしまいます。その結果、本来は持っていた可能性を潰してしまっている人も多いのではないでしょうか。

一方、KLASでは自分が本当にやりたいこと、自分が得意なことに時間を割いて、それを将来に生かす環境が整っています。その背景には、大きく3つの要因があります。

① KLASにはあらゆる可能性を引き出す環境が整っている
KLASには一芸に秀でた人が活躍する舞台が数多くあります。例えば、音楽が好きな人には校内のミュージカルやルクセンブルクでの音楽祭が、国際的な活動をしたい人はオランダハーグの模擬国連が、ボランティアが好きな人にはザンビアやネパールへのボランティアトリップなんてのもあります。もちろん、勉強がしたい人のために優秀な教師陣やアメリカの大学への留学システムもあります。

② KLASにいる間に必ずしも受験勉強を開始する必要がない
KLASは7月入学、5月卒業であるため、日本の大学を受験する場合は通常一年間ずれが生じます。5月に卒業後、受験まで約10カ月もの時間があるのです。また、海外の大学には日本のセンター試験のような一発勝負の受験システムはありません。いずれにしても、KLAS在籍期間中に受験勉強を必ずしも開始する必要はありません。かくいう私も帰国後から受験勉強を始めました。その結果、KLASにいる3年間ずっとやりたいことに打ち込むことができます。

③ 近年の日本の大学では、学力以外も大学受験で評価されるようになっている
KLASに行く大きな理由の一つがこれです。東大・京大・慶応・早稲田などの有名大学ですら、受験方法にAO入試を持っています。このAO入試というのは、学力以外の一芸に秀でた人を入学させたいという入試形態で、KLAS生徒のような海外留学をしていたという経験は高く評価されます。また、KLASに在籍した3年間にチャレンジしたことがそのまま受験で価値を発揮するのです。実際、KLAS生の多くは一流大学への合格を総なめしています。


ーKLASで学び経験したことが、今の自分にどう役立っていますか?
KLASで得たものの一つは、自分の思う通りに好きなことをして良いという考え方です。私自身は得意なことがあったわけではないのですが、その代わりKLAS在籍時は片っ端から目の前のチャンスに手を伸ばしました。5つの委員会で委員長・副委員長をし、4つの部活に入り、6つのバンドでドラムを叩き、模擬国連にも2年連続で参加しました。常に自分が好きなことに精一杯の毎日でした。

今私が自分で起業して、将来への不安や周りからの心配を跳ね除けつつ、真っすぐ前を向いてやっていけているのは、間違いなくKLASでの経験があったからだと思います。世間一般の「常識」という枠をぶち壊し、可能性を広げてくれる、そんな高校でした。


以前、本ページで紹介した、私が執筆したサイト記事は、
実は海山さんのアドバイスによって実現したものなのです。
アルプスでスキー・スノボーを楽しむ!スイスのレザン在住者がご紹介
海山さんの現在は、まさに、社会を縦横に駆け巡るDragonのような活躍ぶり。
在学中に私がつけた彼へのニック・ネームは「大当たり」だったのかも知れません(笑)

16年間、同じ高校に勤めていることで得られるものは様々ありますが、
そのうちの大きな部分を占めるのが、
こんな風に社会の中枢を担うようになった卒業生とのつながりです。

彼らが大きく成長して、実社会で活躍している様子を聞くにつけ、
なんとも言えない幸福感に包まれるのであります。。。
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雪解けの時

2017年02月21日 | 日記
スイスに移り住んで、16年と8ヶ月になります。
これまでに撮りためたレザンの景色を、皆さんにお届けしようと、ふと思いました。
こうしてレザンの景色を並べて見ていると、
「人間が思いつく全ての色が、レザンにはある」
そんな風に思えてきます。

文化祭という Big Event を終えてひと息ついている今、
レザンの景色を改めて眺めている時になぜか思うのは、
春の気配の中に感じる惜別への思いです。

雪解けよ「いっそ来るな」と 願うほど 近づく春の 別れの時かな



























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No Music No Life !

2017年02月19日 | 日記
先日、尊敬する同僚の N 先生と話しました。
「学校で生徒が音楽を演奏する機会がなかったとしたら、そんな学校はダメですね。」

音楽とは「なくても死ぬことはないもの」なのかも知れません。
しかし、人生を豊かに生きるためには絶対に必要なものなのだと、
音楽仲間の N 先生と私はいつも話しています。

本校には
コンサートバンド部
合唱部
弦楽同好会
軽音楽部
の四つの音楽系クラブがありますが、
上記のうち上から3つ、
つまり「譜面と真面目に向き合う系」の音楽を
全て監督するのがN先生です。

N先生の熱心な指導のおかげで
本校の教育活動に「華やかな色」が加わっていることは
言うまでもありません。

昨日行われた KLAS Open House スイス公文学園文化祭の、
ステージ発表の動画を添付いたします。
動画には餅つきやダンスなど、
音楽や演奏活動ではないものも含まれていますが、
本校の音楽活動をご覧いただく良い機会になると思います。

ちなみに、
先ほど挙げた4つのクラブのうち1番下、
「譜面と真面目に向き合わない系」
のクラブの顧問は、
不肖、わたくしめであります。。。。

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世界で一番しあわせな1日

2017年02月18日 | 日記
約400人の来客を迎え、
KLAS Open House 2017 スイス公文学園文化祭
は無事終了。

100枚以上の写真と50本以上の動画。
全てをお見せできないのが残念。

動画は「オイシイ」ところだけを編集して、
あとでこのページでお届けしますが、
ひとまず、写真をアップしておきますね。

受付担当者と、入り口前での写真も、
15年目。


青天に恵まれた2月18日のレザン。


近隣住民とのふれあいの時。



前副校長も来てくれた。9ヶ月ぶりの再会にみんな感激!


入り口に作った和室。


和食処の模様。


カツカレーライス


牛丼


ネギトロ丼


とんかつ定食


味噌汁


稲荷寿司


抹茶パフェ


きなこパフェ


苺大福


緑茶


ジュネーブ大学の学生による日本語教室


書道


縁日


餅つき


美術作品展示


コンサートバンド



合唱


弦楽


恋ダンス


ソーラン節


スイス里帰り中の二人とローザンヌ大学の学生



世界で一番幸せな1日でした!

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Open House Prep. Day!

2017年02月17日 | 日記
本日、わたくし、生徒会担当者として、
死ぬほど忙しい1日を過ごして、先ほど帰宅しました。
明日、土曜日に本番を迎える
スイス公文学園文化祭 KLAS Open House 2017
の前日準備を終えました。

例年、金曜の午後、授業をキャンセルし、
夕方までの時間を準備に充てます。










文化祭では、
「KLAS & UNIGE Exchange Program」
と題して、ジュネーブ大学で日本語・日本文化を学ぶ大学生を迎えて、
本校の寮やゲスト・ルームに宿泊してもらい、
数日間、地元スイスの学生とKLAS 生は寝食を共にします。






ジュネーブからの大学生を歓迎する意味と、
「ハッピー・バレンタイン」の意味も含めて、
夕食時には
「シェフのハンドメイド・ピザ」+「ハート型苺ケーキ」
をみんなで食べる、
「バレンタイン・ディナー・パーティー」も開催。
大成功!

















さらにさらに、
2年前の卒業生2名の「スイス里帰り」も。



もうもうもう、盛りだくさん過ぎな1日、幸せ過ぎて、胸がいっぱいです。
そしてそして、息つくヒマもないほどに走り回った1日、
倒れそうな肉体的疲労ですが、
不思議と心はやる気に満ちたままの国語教師なのであります。
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Croûte de KLAS

2017年02月17日 | 日記
過日のランチ@KLAS
名付けて「Croûte de KLAS」

とろ〜りと溶けたスイス・チーズの香ばしい焦げ味と
シェフお手製のクリーム・ソースを
半熟卵の黄身がふわり・とろりと包めば
三位一体の「ふわとろ感」
絶品!
みなさん、こんなのスイスに食べに来ませんか?

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