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29年度予算案にみる新年度の北区の街づくり方針

2017年02月19日 | 再開発
各自治体の予算案が上がってくる時期になりましたね。
今回は十条再開発や補助83,73号線、木密不燃化事業で注目している東京都北区平成29年度予算案の内容を見ていきたいと思います。

東京都北区予算案の概要

まずは資料の冒頭の「29年度予算案の特徴」を見てみましょう。
1、予算編成方針 では「待機児童対策」「オリンピック対策」という、社会的にも特に注目を集める項目と並んで、「十条駅、王子駅周辺のまちづくり」が取り上げられています。
28年度の予算案の資料では「まちづくりの一層の推進」という広範な表現でしたが、29年度ではよりピンポイントに言及しています。

29年度に 十条駅西口の再開発 に投じられる予算は 4.65億円 となっています。
それに関連して埼京線の連続立体化の 十条駅付近立体交差事業 予算も計上されています。


それ以外に まちづくり基金 として 10億円 も計上されています。
十条駅周辺まちづくりの財源としてここ数年継続して10億円の積み立てを行っていますが、29年度も継続して積み立てが行われます。29年度はその中から1.68億円を取り崩して活用するとのこと。
年度末の十条再開発基金の累計残高は 93億円超 になる見込みです。

私のブログで建設の経過を追っている補助幹線道路では木密不燃化関係の予算も道路事業に関係してきます。それらを合計した予算は 約17億円 となり、この額は年々上昇を続けています。


全体としては微減となっている北区の平成29年度予算ですが、そのような中でも十条を中心としたまちづくりに関わる予算は大きく増額となりました。
今回の予算編成資料を見ると"十条"というワードが再三登場します。これまで赤羽や王子と比べ後回しにされてきた十条ですが、新年度では行政が十条に注目していることがうかがえます。
近く十条駅西口再開発の本組合も設立されるということで、29年度は十条の開発が本格的に動き出す年になりそうです。


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