夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

貴ノ花親方への処分は?  その三

2017-12-29 18:36:03 | Weblog
相撲協会は本当に不思議である。

私がかつて勤めた会社であれば白鳳がまず巡業部長に報告する。
巡業部長はそれを受けて理事長に報告する。
理事長は理事会に報告する。
そういう流れである。
もちろん当事者、鶴竜、その他の力士は巡業中のことであるから当然巡業部長に報告する。
この報告を受けてのレポーティングでなければ想像でものを言うことになる。

貴乃花親方は問い詰めた結果の貴ノ岩の被害である。
それ以外の確たる事実は知ってないはずである。
モンゴルから見えた立派な人たちが報告してないのだから当然であろう。
報告すべき確たる事実がないのだから当然上位への報告はあり得ない。

有り得るのは確たる事実、貴ノ岩の被害の警察への届だけであろう。

話を大きくしたのは、モンゴル出身力士たちがある意味徒党を組んだことにある。そして、それを、モンゴル出身力士間のリンチのような出来事を問題にせず、隠そうと大人の解決を図った相撲協会にある。これをやはり隠蔽体質というのであろうか?

ここは日本である。相撲は国技であると思いたい。

貴ノ花親方への処分は?  その二

2017-12-29 18:12:46 | Weblog
相撲協会は随分ひどい処分を提案したものだ。

その根拠、高野元名古屋高検検事長の発言である。
私はこんな人を高検の検事長にしたことに検察の不思議を感じる。
検察はストーリーを作る。
それ故どんな話もありである。
ああ言えばこう言う、法匪も検察にはありである。
しかし、普通は裁判所のチェックがあるので自制がある。
そんな風に私たちの司法は機能し常識に落ち着く。
そうゆう役割分担を考えると高野利雄といういい加減な方が、世間もわからない、様々な社会の実質を理解できない方が高検検事長という立場になったことがわかる。その方が実際に捜査に当たる警察と言い分に踏み込む裁判所が無ければいかにも残念な人である。
この人故に私は時々出てくる検察の問題がわかったような気がする。


追記
飛躍であるが、天皇機関説の時に美濃部達吉先生を追い詰めた検察官に思いが至ってしまった。

貴乃花親方への処分は?

2017-12-28 09:03:18 | Weblog
もうすぐ処分が決まるとテレビがやっている。
なぜ処分なのか私は疑問に思う。
報告義務違反というがその場にいた白鳳はすぐ報告したか?
日馬富士は報告したか?
鶴竜は報告したか?
その他の力士は報告したか?
しかし報告という点では御咎めなしである。
更に貴ノ岩に階段で転んだなどと言わせ、隠蔽に流れた節もある。
その場に言わせた全員が報告せず隠す方向に流れた。
警察沙汰にならなければこの件は闇に流れた。
報告という点では、つまり後で事実に気付いた親方よりはるかに罪は大きい。

私が小学生の頃ガキ大将が気に食わない子をいじめる。
その時ガキ大将におべっかを使うナンバー2が殴る。殴られる方にも順番がある。
気に食わない子が何人かいる時は強い順に殴る。
殴られた子たちはこのことで恭順を示す。取り巻きはガキ大将に忠誠を誓う。
このリンチによりガキ大将の支配は確固たるものになる。

今回、日馬富士の貴ノ岩への暴力事件として喧伝されている。
警察の扱いとしてはそれでよいであろう。
しかし相撲協会は違う。

白鳳が説教をする。モンゴル力士間での白鳳の権威を強固なものとするためナンバー2の日馬富士が先ず照ノ富士をたたく。
照ノ富士は「ごっちゃんです」と受ける。
次に貴ノ岩をたたく。この時貴ノ岩は「ごっちゃんです」と言えなかった。恭順の意を示さなかった。つまり反抗的な態度を示したことになる。これが日馬富士を激高させより大きな暴力に発展した。
集団リンチである。

問題はお相撲さんの間にリンチを許す風潮があるということだろう。
ガキ大将の白鳳、おもねる日馬富士、傍観するナンバー3の鶴竜他。貴ノ岩が弱い以上やはりリンチであろう。
危機管理委員会が世評ばかり気にするのでなければこの辺にもメスを入れるべきであったろう。
協会の、危機管理委員会の罪は大きい。
単なる暴力問題にとどまらず、リンチを許す体質は国技にあって恥ずかしいことである。


日馬富士と日本相撲協会,そして貴ノ岩

2017-12-12 19:42:49 | Weblog
白鳳、日馬富士、鶴竜、等々。
その中にあって貴ノ岩一人殴られた。
要は、中学生風に言えばいじめである。
恐らくは、日馬富士は実直である。しかし実直故に手を下した。ナンバー2故に手を下した。
強いものが寄ってたかって弱いものを虐待する。「白鳳になんてことを」とモンゴル出身力士が取り囲んで日馬富士が手を下す。
これをいじめと言う。
もともと事は刑事事件である。
しかし、事ここに至って単なる刑事事件で穏便に済まそうとするならば、相撲協会の在り様は何だという風に理解したい。
最初から警察に任せておけばよかったのに、オープンにやればよかったのに、臭いものに蓋という旧態依然の対応がややこしくしてしまった。