停泊地)吉祥寺Strings(08.1/10)
メインアーティスト)行川さをり(vo)、伊藤志宏(p)、橋本学(perc)
私のように関東に長く住んでいる人間にとって、どうしても「行川」という字をみると、「あ、あの房総半島の「行川アイランド」の行川だね」と連想しちゃいます。最近とんと、ここの話題がないなと思ったら2001年に廃園になったようです。
もうひとつの“三丁目の夕日”時代の聖地「船橋ヘルスセンター」は、形は大きく変わっても、今では千葉を代表する巨大ショッピング・モール「船橋ららぽーと」として、引き続き庶民の人気スペースとして君臨している。
しかし、こちらは野放しになっているようです。誰が撮影したのか、Youtubeではタモリ倶楽部みたいな“廃墟探索”などというカテゴリーで、廃園の様子がいくつもアップしています。「くじゃく飛行ショー観覧席」なんて書いた木の看板が野ざらしになっていて、寂しいですね。しかし、潮騒を聞きながら、フラミンゴ・ショーを観るなんてのは、初めてのデートとかには、悪くないと思うんだけどなぁ。
もうすこし映画「フラガール」の公開が早ければ、“あたしには、浦安より、こういうまったりした方が合ってる!”なんて見直されたかも知れませんね。(すいません、行川さん!こんなに引っ張っちゃって・・・)
さて、本日はブラジル音楽界の注目の新人・行川さをり(なめかわ さをり)さんの登場です。ブラジル音楽探索のCruisingも、TOYONOさん、前田優子さんに続く第三弾となります。
行川さん、今日は黒いめがねで登場。ちょっと、デビュー当時のつじあやのさんの雰囲気です。
一曲目は、ボッサの名曲「ESTATE」からスタート。この曲はジャズでも時々演奏される曲で、私の大好きなテナーサックス奏者グラント・スチュアートの、一年ぐらい前に発売したアルバム「ESTATE」の表題バージョンが最近のお気に入り。グラントとかエリック・アレキサンダーとか、日本では本国以上に人気があるようで日本国内制作盤が次々と発売されてますね。いぶし銀系テナーサックス奏者を好む傾向は、ハードバップ時代のハンク・モブレーから連綿と続く日本の伝統か。
そして次は、とてもキュートなミディアムチューン。いや~、すごくいい曲にうっとり。しかし、MCのポルトガル語の曲名が聞き取れない!ということで、終演後、行川さんから改めて教えていただいた曲名が、「Caminho das Aguas」。
こういった極上の美しい曲と出会っただけで、今日のライブはプライスレスですね。家に帰って調べたら、マリア・ヒタのセカンドアルバム「Segundo」に収録されている。PCで試聴したら、サウンドも声もすごくいい!そして早速CDを購入。今毎日ヘビロ状態となった訳です。
しかし残念なのは、国内盤が出ていないので歌詞の意味が解らない(ポルトガル語)。昨年リリースされた彼女の最新アルバムは2007年のブラジル音楽を代表するような評価が、国内外いたる所でされているのに、こちらも輸入盤のみ。契約の問題なのか、それともコストのほうか・・・。
そして、なんといっても一部のハイライトは、矢野顕子+BOOMの「釣りに行こう」のカバー。矢野顕子さんのまったり感たっぷりに歌うこの曲が、行川さんのマイペースな感じの独特な世界にすごくFitしています。完全にツボにはまってしまいました。
そして二部で驚いたのは、ビリー・ホリデイの名唱で有名な「God Bless the Child」。
このソウルフルなジャズのスタンダード・ナンバーは、一見、行川さんのスタイルに合わない感じがするんだけど、これがとても良いんです!ひょうひょうとした中に、きっと燃え上がるような熱い歌心を内包しているのでしょうね。だから、一層こちらに響きます。
ほかにも、奇才パスコワール/Hermeto Pascoalの作品を2曲も取り上げるなど、今日は独特の“プチ・アバンギャルド”な行川ワールドを堪能。
さあ、今日は船に戻って、のんびり釣りでもするか!
そうだ、房総沖に行って見よう!
(それにしても、あの大勢いたフラミンゴや南国の鳥達は、何処に行ったのだろう?達者だろうか?)
メインアーティスト)行川さをり(vo)、伊藤志宏(p)、橋本学(perc)
私のように関東に長く住んでいる人間にとって、どうしても「行川」という字をみると、「あ、あの房総半島の「行川アイランド」の行川だね」と連想しちゃいます。最近とんと、ここの話題がないなと思ったら2001年に廃園になったようです。
もうひとつの“三丁目の夕日”時代の聖地「船橋ヘルスセンター」は、形は大きく変わっても、今では千葉を代表する巨大ショッピング・モール「船橋ららぽーと」として、引き続き庶民の人気スペースとして君臨している。
しかし、こちらは野放しになっているようです。誰が撮影したのか、Youtubeではタモリ倶楽部みたいな“廃墟探索”などというカテゴリーで、廃園の様子がいくつもアップしています。「くじゃく飛行ショー観覧席」なんて書いた木の看板が野ざらしになっていて、寂しいですね。しかし、潮騒を聞きながら、フラミンゴ・ショーを観るなんてのは、初めてのデートとかには、悪くないと思うんだけどなぁ。
もうすこし映画「フラガール」の公開が早ければ、“あたしには、浦安より、こういうまったりした方が合ってる!”なんて見直されたかも知れませんね。(すいません、行川さん!こんなに引っ張っちゃって・・・)
さて、本日はブラジル音楽界の注目の新人・行川さをり(なめかわ さをり)さんの登場です。ブラジル音楽探索のCruisingも、TOYONOさん、前田優子さんに続く第三弾となります。
行川さん、今日は黒いめがねで登場。ちょっと、デビュー当時のつじあやのさんの雰囲気です。
一曲目は、ボッサの名曲「ESTATE」からスタート。この曲はジャズでも時々演奏される曲で、私の大好きなテナーサックス奏者グラント・スチュアートの、一年ぐらい前に発売したアルバム「ESTATE」の表題バージョンが最近のお気に入り。グラントとかエリック・アレキサンダーとか、日本では本国以上に人気があるようで日本国内制作盤が次々と発売されてますね。いぶし銀系テナーサックス奏者を好む傾向は、ハードバップ時代のハンク・モブレーから連綿と続く日本の伝統か。
そして次は、とてもキュートなミディアムチューン。いや~、すごくいい曲にうっとり。しかし、MCのポルトガル語の曲名が聞き取れない!ということで、終演後、行川さんから改めて教えていただいた曲名が、「Caminho das Aguas」。
こういった極上の美しい曲と出会っただけで、今日のライブはプライスレスですね。家に帰って調べたら、マリア・ヒタのセカンドアルバム「Segundo」に収録されている。PCで試聴したら、サウンドも声もすごくいい!そして早速CDを購入。今毎日ヘビロ状態となった訳です。
しかし残念なのは、国内盤が出ていないので歌詞の意味が解らない(ポルトガル語)。昨年リリースされた彼女の最新アルバムは2007年のブラジル音楽を代表するような評価が、国内外いたる所でされているのに、こちらも輸入盤のみ。契約の問題なのか、それともコストのほうか・・・。
そして、なんといっても一部のハイライトは、矢野顕子+BOOMの「釣りに行こう」のカバー。矢野顕子さんのまったり感たっぷりに歌うこの曲が、行川さんのマイペースな感じの独特な世界にすごくFitしています。完全にツボにはまってしまいました。
そして二部で驚いたのは、ビリー・ホリデイの名唱で有名な「God Bless the Child」。
このソウルフルなジャズのスタンダード・ナンバーは、一見、行川さんのスタイルに合わない感じがするんだけど、これがとても良いんです!ひょうひょうとした中に、きっと燃え上がるような熱い歌心を内包しているのでしょうね。だから、一層こちらに響きます。
ほかにも、奇才パスコワール/Hermeto Pascoalの作品を2曲も取り上げるなど、今日は独特の“プチ・アバンギャルド”な行川ワールドを堪能。
さあ、今日は船に戻って、のんびり釣りでもするか!
そうだ、房総沖に行って見よう!
(それにしても、あの大勢いたフラミンゴや南国の鳥達は、何処に行ったのだろう?達者だろうか?)
1月はダッシュ(船はピッチ?)したんですね。
いつも、分からないことばかりですが、今回は
さすがに「矢野顕子さんのまったり」は分かりました。
あのまったり感は結構好きです。
最近はスーパー銭湯ですかね( ^^) _旦~~
>1月はダッシュ(船はピッチ?)したんですね。
ピッチ上げてます!しかもこの間に公開していないライブもあります。
そして今週は毎日です。
完全にアル中、半歩手前ですね!