渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

前田優子 with 13 Strings & Flute

2007年12月29日 | ラテン/ブラジル系ライブ
停泊地)荻窪ルースター(07.12/27)
メインアーティスト)前田優子(vo)長澤紀仁(g) 阿部浩二(7弦g) 上西智子(fl)

本日は、TOYONOさんに引き続き、ブラジル音楽のトップランナーといえる
ボーカリスト前田優子さんのステージです。
いろいろ回を重ねていくと共演者がお馴染みになってくるのが嬉しいですね。
ギターの阿部浩二さんは、12/19の「TOYONO ブラジリアン・クリスマス・セッション/プラッサオンゼ」でそのユニークな7弦ギターの世界を初体験。
これは、通常のギター六本の弦にもう一本低音部の弦を追加された楽器。普通は、開放B音で調律するらしい。これによって、通常のコード付けのバッキングにさらに、太いベースラインを味付けすることが出来る。この楽器を操れる奏者は日本でも少ないらしいが、実に効果的にコードワークとベースラインを組み合わせてバッキングします。従って全体的にスゴク立体的なサウンドになる訳ですね。

もうひとりのギタリスト長澤紀仁さんは、9/7の「音あそび/ルースター」以来。
「音あそび」は、長澤紀仁(g) マツモニカ(クロマチックハーモニカ) 仙道さおり(perc)による人気ユニットで、ルースターでは一日ではキャパが足りないので2daysとなっている。この時も、会場と一体となった素晴らしいライブでしたので、いつか紹介したいなと出番を待っていたところです。パーカッションの仙道さんの超絶テクは必見ですよ!彼女は超売れっ子なのであまり沿線のライブハウスでは見る機会がなくなってきています。(現在は、葉加瀬 太郎のライブツアー中)
彼女から元気をもらいたい人は、下記サイトで「カホン」という打楽器のデモ演奏が見れますので、そのテクの一端を覗いてみてください。
仙道さんカホン デモ演奏

さて、そんな絶妙なTwin Guitarとステディなフルートを従え、前田さんのオリジナルから今夜はスタート。そして、ジョビンの名曲「ディサフィナード」と続く。
楽しいですね。これとか、二部で歌った「サマーサンバ」とかは、ジャズ系の歌手でも聞く機会があるけれども、やっぱりちょっと違う。う~ん、うまく表現できないな。ジャズ系の方がマイルドなブレンド・ウィスキーとすると、こちらは、何も足さない、何もひかない、頑固一徹芳醇なスコッチ・モルトウィスキーの味わいといったところでしょうか。(お酒に興味ない人もある人も、せーの、何のこっちゃ!)

二部に入ると、ライブ中もポカーンとして始終携帯のメールを気にしていた若い場違いな六人組の集団が、私の「頼む一部で帰ってくれ!」という念力が通じて、帰ってくれて、ノリのいい、女性軍団に入れ代わる。すると、予想通りステージとの一体感が高まり、前田さんもグッとギアをアップ。最後は、サンバの名曲「トリステーザ」で大盛り上がりのステージとなりました。

それにしても、「音あそび」、「関モヒカーノ恭史バンド」、今回と、ルースターにくると必ずラテン系だな。ここは、ブルースやジャズがメインの店なのに!

よーし、次は本年最後の寄港地だ!
船に戻って、年賀状出して、大掃除して、天皇杯観て、ミルクティー飲んだら
目黒へGOだ!
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