渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

2010年、最後のLIVEは、くにおんの2人で締めくくり。

2010年12月31日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
2010年、Apple Jumpのライブも、火曜日の挾間美帆sessionですべて終了いたしました。

本年最後のApple Jump写真館です。


12/27(火)佐藤文子(piano)、黒田卓也(trumpet)、安カ川大樹(bass)、柴田 亮(drums)

これは、全く偶然なのですが、最後の2本のライブは、国立音大(通称くにおん)出身で、現在ニューヨーク在住の女性ピアニストのリーダーライブとなりました。
この日は、同じくニューヨークから一時帰国中のトランペッター黒田卓也をフロントに、メインストリーム系の熱いジャズライブが繰り広げられました。

(関連ライブ情報)
・1/17(月)吉本章紘(t.sax)、黒田卓也(tp)、中林薫平(bass)、海野俊輔(drums)
・3/8(火)安カ川大樹トリオ:佐藤浩一(p)、橋本学(ds)


12/28(火)挾間美帆(piano)、馬場孝喜(guitar), 織原良次(el-bass)、柴田亮(drums)

挾間美帆のライブは、渡米直前の6月以来。半年振りに会いましたが、洗練されて、すっかりニューヨーカーに変身してました。マンハッタン音楽院の院生としての生活は大変充実しているようで、早くニューヨークの生活に戻りたいと話しておりました。
演奏の方も、一段とスケールアップし、氏のコンポーザーとしての類まれなる才能を感じ取れる素晴らしいライブでした。


もう一枚。挾間美帆のMC中に、次の曲の予習をしている馬場孝喜。
そのことを女史から突っ込まれて照れ笑いしてました。
何しろ、拍子や調性が多彩に変化する難局ぞろいのこの日のプログラム。特にリードを取ることが多いギタリストの馬場孝喜と挾間美帆とは本日初対面。
この事情を知らない多くのリスナーは、全員がほとんど初見で今回のライブを行なったとは信じないでしょうね。
それほど、バンドとしてのクオリティが高かったです。

ジャズの多様性、可能性を充分に感じ取れる、Apple Jump 2010年を締めくくるに相応しい素晴らしいライブとなりました。



さて、
今回紹介したお二方を含め、昨年までは全く縁のなかったミュージシャン達と沢山出会った一年でした。来年も又どんな才能と出会うか、それから、レギュラー出演者のライブがどう変化していくのか。特に、Apple Jumpでは、若いミュージシャンを中心に編成しているので、ここらあたりがとても楽しみです。

最後に出演者の皆さん、お客様、スタッフ、すべての方々に感謝して、本年の最後の更新とさせて頂きます。

ありがとうございました。
2011年、新しい年が皆様方にとって、素晴らしい一年になることを心からお祈り申し上げます。

良いお年を!

コメント (2)
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Apple Jump 写真館~12月後半のライブや「セントポールの隣り」秘話~

2010年12月25日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
2010年も残り僅かとなりました。
早速、12月後半のライブをPICK-UPして、紹介します。


12/13(月) 斎藤純一(guitar)、山根幸洋(bass)、島裕介(trumpet), 吉田和雄(ds) 

斎藤純一が島裕介を、山根幸洋が吉田和雄を、といった具合に普段ギタートリオで出演している若い2人が、それぞれ活動を共にしている先輩ミュージシャンを呼んでセッションライブを行うという、年末らしい企画でした。クラブ系ジャズの世界では、プロデューサーとしての手腕も高く評価されている島裕介は、Apple Jump初登場。
ラテンナンバーを中心に楽しいライブが繰り広げられました。

斎藤純一は、人気グループ『ジルデコ』のギタリストkubotaとのライブが3/12(土)に企画されております。プロの間で評価の高い、kubotaのプレイには、個人的にとても注目しております。



12/16(木)木原鮎子(vo)、中村真(p)、中村新太郎(b)、橋爪亮督(t.sax)

京都を中心とした関西を軸に活動する木原鮎子の当店初ライブでした。
レパートリーは、スタンダードジャズを中心としているようですが、その透明感のある美しい歌声で軽やかに歌い上げるスタイルは、どちらかといえば、ミュージカルのアリアを聴いているようなイメージでした。


12/17(金)早坂紗知(sax)、永田利樹(bass)、吉田桂一(piano)

池袋周辺を活動の拠点としている早坂紗知率いるminga。当店では夏以来の久振りのライブでした。フリージャズ、ブラジル音楽など、様々な音楽を取り入れ、オリジナリティ溢れたライブに、毎回、大いに盛り上がります。

mingaの次回は、パーカッションのコスマス・カピッツァが加わり、minga4としての賑やかなライブが期待されます。
2/19(土)早坂紗知(sax)、永田利樹(bass)、吉田桂一(piano)、コスマス・カピッツァ(perc)

(余談)
村上春樹氏が東京・千駄ヶ谷で「ピーターキャット」というジャズバーをやったいたのは、ファンの中では有名です。早坂紗知さんは、この店で1年近くアルバイトをしていました。
現在、映画「ノルウェイの森」が公開されておりますが、並行して、その番宣がWOWOWのノン・スクランブルで流れています。その30分程度の番組で、当時の様子が早坂さんのインタビューで聞くことが出来ます。Apple Jumpで撮影した為、ON AIRされていない貴重な話も沢山聴くことが出来ました。




12/18(土)上西千波(vocal)、蓮見昭夫(guitar)、竹花加奈子(cello)

オープン以来、定期的に出演している上西千波の、クリスマスに相応しいストリングスライブでした。又是非、この編成でお願いしたいと思っております。

次回は、3/2(水)上西千波(vocal)、アンディ・ウルフ(T.sax)、守屋純子(pf)



12/21(火)DeZZ SPECIAL!
中島明子(piano,vocal)、堤智恵子(sax)、はたけやま裕(per)、織原良次(bass)、長谷川ガク(ds)

いつも大いに盛り上がる、お祭りバンド。今回も年末に相応しい賑やかで楽しいライブとなりました。メンバー調整が大変ですが、春ごろに又出来たらと考えております。



(閑話休題)
年末ということも有って、発表会とか忘年会などの貸切がいくつかありました。
22日の忘年会では、上階の洋食レストラン「セントポールの隣り」とコラボして企画をいたしました。

Apple Jump スペシャル・プレート
 ・ローストビーフ、カニ爪、本マグロカルパッチョ
 ・スモークサーモン、帆立、海老等。


ノエル風クリスマス仕立てのロールケーキ。

「セントポールの隣り」は、立教大学の隣りということもあり、普段は安くて美味しい、リーズナブルな洋食屋さんですが、シェフ(社長)は、元々、フレンチのコックとして、ホテルで仕事をしていたんですね。ですので、私の依頼があると目を輝かせながら、腕をふるってくれます。そして、物凄く美味しいんです!
初めて、利用された参加者の方々も、大満足していただきました。


12/23(木) 立石一海(piano)、佐藤忍(b)、鈴木麻緒(ds)

7月にCD『GHIBLI meets JAZZ』の発売記念ライブを行って以来のライブとなりました。
今回は、クリスマスライブということで、ジブリの楽曲に加え、J-POPの冬の名曲やクリスマスソングも加えたスペシャルプログラム。
途中から、涙が止まらなくなってしまったお客様もいて、とても感動的なライブとなりました。
この日は、「JAZZ LIFE」誌の取材が入り、ライブの模様とインタビュー記事が、2月号で掲載されることになりました。楽しみです!

立石一海トリオの次回は、
3/24(木)「ジブリ&卒業、桜Songsスペシャル」
毎回、予約で満席になりますので、早めのご予約をお勧めいたします。
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Apple Jump 写真館~吉本章紘5、西山瞳w/東かおる&市野元彦

2010年12月10日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
12月に入り、お隣の立教大学のキャンパスは、クリスマスモードに様変わり。今日チャペル会館では、大掛かりな「メサイア」演奏会が催されます。

さて、12月に入ってからのライブ報告をPICK-UPします。


12/3 吉本章紘(t.sax)、かむろ耕平(Gt)、古谷淳(p)、中林薫平(b)、海野俊輔(ds)

吉本は、毎月のように出演しておりますが、実は久しぶりのリーダーライブ。
今回は、NYから帰国したばかりの、ギタリストかむろ耕平を加え、ワンホーン・クインテットでの登場となりました。
プログラムは、セロニアス・モンクを彷彿させる吉本のオリジナル楽曲が中心。豪快にスイングするストレートアヘッドなジャズを目指しているユニットらしく、吉本の豪快なテナーに導かれ溌剌としたサウンドが展開されました。

吉本の次回は、
1/7 谷口英治(cl)、吉本章紘(ts)、田窪寛之(P) 、清水昭好(b)
1/17 吉本章紘(t.sax)、黒田卓也(tp)、中林薫平(bass)、海野俊輔(drums)
(NY在住で帰省中のトランペッター黒田卓也との豪快な2ホーンカルテット。)



12/4 西山瞳(piano)、東かおる(vocal)、市野元彦(guitar)

前週の西山+2クラリネットに続く、大変ユニークなライブでした。
初登場の東は、所謂“歌もの”ではなく、ウェイン・ショーターやベニーゴルソン等のインスト用の曲に歌詞を付けて歌うという、独特のスタイルを築いているボーカリスト。

この日は、それに加え西山のインスト用のオリジナルまで披露。
個人的に印象的だったのは、最後に演奏した、西山のオリジナル「バロック」。バロック音楽の対位法をもじった様な曲で、メロディーを輪唱したり、重なったりと独特なサウンドが繰り広げられました。

東と市野は初共演との事でしたが、この日のライブでの市野の作り出すサウンドは、ベストマッチングでした。市野は、ギブソンギターコンテスト優勝者ということなので、弾こうと思えばバリバリ弾けるんでしょうが、これが、全く弾かないんですね!
“弾かないギタリスト”市野元彦。そして、その音と独特の間合いのフレーズで、何ともいえぬ不思議な空間を作り出していきます。

3人の強い個性が見事に溶け合って、刺激的で高密度のスペシャル・ライブとなりました。
タイミングが合えば、又是非お願いしたいと思っております。

西山瞳の次回は、
1/14(金) 西山瞳(piano)、牧山純子(violin) DUO

お待ちしてます!
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