お待たせいたしました。
火曜日に行なわれたマックス・イオナータ&吉本章紘 Quartetのライブ報告です。
リハーサル風景。
日本サイドのリーダー吉本章紘の考えでは、この日のライブは当然マックス・イオナータ目当てのお客様がほとんどなので、自分が抜けたワンホーンのカルテットを中心に演奏してもらおうと考えておりました。
ところが、マックスが到着するなり、今晩のGIGは、自分が中心となったセッションのようなものではなく、あくまで吉本章紘Quartet+マックス・イオナータという感じでバンドサウンドを一緒に作りましょうという提案がありました。
これは勿論、吉本章紘Quartetのメンバーにとっても望むところです。
こうして、イタリアを代表するテナーサックス奏者と、ひと回りも若い20代の日本の若きジャズ界の俊英達によるライブがスタートしました。
緊急編成で、一ヶ月程度の告知期間にもかかわらず、ご覧のように大勢のファンが客席を埋め尽くしました。
ライブは、吉本章紘4お得意のコルトレーン・ナンバーの「ナイーマ」「ジャイアント・ステップス」それから、マイルスの「FOUR」等が演奏されました。
結局、マックスのワンホーンによる演奏は、スタンダードの「EAST OF THE SUN」のみでした。
それ以外は、テナーサックス2本による、2管クインテット。
これは、どうしても二人が比較されてしまう編成です。しかし、吉本章紘もひるむことなく、熱いテナーバトルを繰り広げていました。
私も厨房でピザを焼きながら、“次、吉本、行け~”、“柴田、もっと煽れ~”と心の中で叫んでました。
吉本は、みっちりと基礎練習をつんでこの日に備えたそうです。このライブには、「JAZZ LIFE」の編集部のスタッフや音楽ライターの方が観に来ることを伝えておいたので、本人も記するところがあったのでしょう。
演奏が進むにつれ、柴田のドラミングが気に入ったのか、後半の楽曲では、途中から他の演奏をストップさせ、マックスのテナーと、柴田のドラムとのDUOバトルも繰り広げられました。これは、なかなか圧巻でした。
この日、マックスが、もって来たのは、フランス・セルマーのテナーサックス。ラッカーはほとんど禿げていて、いわゆるヌード状態。ナンバーは判りませんでしたが、マーク6の時代のものだそうです。ヌードになったフラセル特有のほんのりペパーミントグリーンが、かかったカーキ色の、なんとも渋い色合いの美しい楽器でした。
管楽器は音が命です。専門の吉本の意見では、楽器を充分鳴らしきるタイプのサックス奏者ということで、低音から高音まで、芯のある太い音でテナーサックスの醍醐味を味合わせてくれました。
もう一枚マックスを正面から。
マックスのキャッチフレーズは、イタリアの伊達男。ファッションの国からやって来ただけあって、本番では美しいスーツ姿に。コンビニに買い物に行くようなスタイルで、ステージに立つような野暮なことはしません。
左から、柴田亮(ds)、Max Ionata(t.sax) 、吉本章紘(t.sax)、古谷淳(piano) 、池尻洋史(bass)
終演後の集合写真です。
全員の表情を見ていただければ、何も補足する事はありません。
店に入ってきたときは、幾分不安げな表情だったマックスが、終演後、メンバー全員にハグをしていたのが、とても印象的でした。
今回のマックスサイドからの申し出に、Apple Jumpを推薦していただきました、音楽ライターで当店の常連でもある星野利彦様には、この場をお借りして感謝いたします。
それから勿論、メンバーの皆さん、素晴らしいライブを有難うございました!
また機会がありましたら、このようなスペシャルな企画を積極的に組んで生きたいと思っております。
火曜日に行なわれたマックス・イオナータ&吉本章紘 Quartetのライブ報告です。
リハーサル風景。
日本サイドのリーダー吉本章紘の考えでは、この日のライブは当然マックス・イオナータ目当てのお客様がほとんどなので、自分が抜けたワンホーンのカルテットを中心に演奏してもらおうと考えておりました。
ところが、マックスが到着するなり、今晩のGIGは、自分が中心となったセッションのようなものではなく、あくまで吉本章紘Quartet+マックス・イオナータという感じでバンドサウンドを一緒に作りましょうという提案がありました。
これは勿論、吉本章紘Quartetのメンバーにとっても望むところです。
こうして、イタリアを代表するテナーサックス奏者と、ひと回りも若い20代の日本の若きジャズ界の俊英達によるライブがスタートしました。
緊急編成で、一ヶ月程度の告知期間にもかかわらず、ご覧のように大勢のファンが客席を埋め尽くしました。
ライブは、吉本章紘4お得意のコルトレーン・ナンバーの「ナイーマ」「ジャイアント・ステップス」それから、マイルスの「FOUR」等が演奏されました。
結局、マックスのワンホーンによる演奏は、スタンダードの「EAST OF THE SUN」のみでした。
それ以外は、テナーサックス2本による、2管クインテット。
これは、どうしても二人が比較されてしまう編成です。しかし、吉本章紘もひるむことなく、熱いテナーバトルを繰り広げていました。
私も厨房でピザを焼きながら、“次、吉本、行け~”、“柴田、もっと煽れ~”と心の中で叫んでました。
吉本は、みっちりと基礎練習をつんでこの日に備えたそうです。このライブには、「JAZZ LIFE」の編集部のスタッフや音楽ライターの方が観に来ることを伝えておいたので、本人も記するところがあったのでしょう。
演奏が進むにつれ、柴田のドラミングが気に入ったのか、後半の楽曲では、途中から他の演奏をストップさせ、マックスのテナーと、柴田のドラムとのDUOバトルも繰り広げられました。これは、なかなか圧巻でした。
この日、マックスが、もって来たのは、フランス・セルマーのテナーサックス。ラッカーはほとんど禿げていて、いわゆるヌード状態。ナンバーは判りませんでしたが、マーク6の時代のものだそうです。ヌードになったフラセル特有のほんのりペパーミントグリーンが、かかったカーキ色の、なんとも渋い色合いの美しい楽器でした。
管楽器は音が命です。専門の吉本の意見では、楽器を充分鳴らしきるタイプのサックス奏者ということで、低音から高音まで、芯のある太い音でテナーサックスの醍醐味を味合わせてくれました。
もう一枚マックスを正面から。
マックスのキャッチフレーズは、イタリアの伊達男。ファッションの国からやって来ただけあって、本番では美しいスーツ姿に。コンビニに買い物に行くようなスタイルで、ステージに立つような野暮なことはしません。
左から、柴田亮(ds)、Max Ionata(t.sax) 、吉本章紘(t.sax)、古谷淳(piano) 、池尻洋史(bass)
終演後の集合写真です。
全員の表情を見ていただければ、何も補足する事はありません。
店に入ってきたときは、幾分不安げな表情だったマックスが、終演後、メンバー全員にハグをしていたのが、とても印象的でした。
今回のマックスサイドからの申し出に、Apple Jumpを推薦していただきました、音楽ライターで当店の常連でもある星野利彦様には、この場をお借りして感謝いたします。
それから勿論、メンバーの皆さん、素晴らしいライブを有難うございました!
また機会がありましたら、このようなスペシャルな企画を積極的に組んで生きたいと思っております。