停泊地)吉祥寺SOMETIME(08.8/31)
メインアーティスト)佐藤 春樹(tb)feat.土農塚 隆一郎(flh)
板垣 光弘(p) 河上 修(b) 安藤 正則(ds)
又、出ました。赤坂由香里さんに次ぐ、“いわゆる”発見!です。
この言葉の意味については、以前、赤坂さんを紹介したブログを参照して下さい。
(それから、本日のブログ、紛らわしいです。フリューゲルホルンは、トランペットの仲間と位置付けされているので、そのように読んで下さい。)
フリューゲルホルン奏者、土農塚(トノズカ)さんに関しても、既に熱いファンの方が沢山いますし、過去にリリースしたCDも、専門誌等で高い評価を得ています。
こう言う素晴らしいラッパ吹きを知らなかったのは、私だけか、、、
という訳で、“いわゆる”発見!シリーズ第二弾として、登場した訳です。
このブログを最初から読んでいただいている方は、お気付きだと思いますが、今までメインで紹介したミュージシャン数十人の中で、トランペッターは、ほとんどいません。
では、ラッパに興味がないのか、と言うと全く違います。
リー・モーガンやマイルス・デイビスの演奏を聴いてると、ジャズって、トランペッターの為に造られた音楽じゃないかな、とさえ感じてしまことがあります。
そもそも、私がジャズに夢中になるきっかけを作った人は、トランペッターの日野皓正さんですよ。
16歳の時だから、今から10年以上前なのは、間違いない!
で、私のトランペットという楽器に対する感想。
“ツボにはまったら、これほど素晴らしい楽器はないんだけど、こんなに難しい楽器はないな。”という感じです。
日本人の有名なサックス奏者がこんな例えを言ってました。
“サックスは、ボクのような凡人でも努力すれば何とかなるけど、ラッパは天才が選ぶ楽器だね!”
音を出し続けるだけでも尋常ではないのに、あのたった三つのバルブの組み合わせと息の角度で瞬時にフレーズを作っていくなど、私には想像できません。
なので、滅多にないんだけど、本当に良い演奏に出会うと、もう圧倒されてしまいます。
土農塚さんは、吉祥寺のStringsで何年も定期的にリーダーライブをされています。出演するたびに、ここのマスターが熱っぽくブログに書いているのを読んで、一度観てみたいなと、以前から思ってました。
それが、図らずもSometimeで実現した訳です。
本日の編成は、以前一度紹介した、佐藤 春樹さんのプロジェクトです。
前回は、テナーサックスの超絶テクニシャン佐藤達哉さんがフィーチャーされてましたが、今回は土農塚さんがオファーを受けました。
ステージは、オリバー・ネルソンの「ストールン・モーメンツ」でスタート。
そしてユニークにアレンジされた「チェロキー」があって、一部の最後は、ハンコックの「処女航海」で締めくくり。
このフリューゲルホルンとトロンボーンによる、渋く分厚いアンサンブルが、王道ジャズクラシック・ナンバーを、とても魅力的に料理していきます。
店内は、前回同様、超満席状態。きっとジャズに馴染みのない人でも充分楽しめるんじゃないかな。いたる所で歓声があがりながら一部は終了となりました。
そして二部は、例の西田佐知子の「赤坂の夜は更けて」でスタート。
もう、みなさん馴染みになっていて、最後にテーマに戻ったとき常連さんから歌が聞こえてきました。
なんか、アメリカのライブ・レストランみたいですね。きっと、アメリカ人にとっての「Fly me to the moon」や「All of me」とかも、こんな感じに親しまれてんだろうなと考えると、佐藤さんが洒落っ気で取り上げたこの演奏、結構興味深いです。
そして、1曲オリジナルをはさんで、土農塚さんを大フィーチャーして、バラードの名曲「You don't know what love is」。
いやー、しびれました。土農塚さんは、以前はトランペットを吹いていたんだけど、今は、フリューゲル専門です。フリューゲルというと甘く、まろやかなイメージがあるんだけど、土農塚さんの演奏は、さらにサックスのように分厚く響きます。
そして、フレーズに歌心があって、何より熱いです。あ、もちろん熱いといってもビッグバンドのトランペットにありがちな、“こんなにハイトーンが出ます!”的な無粋なものではありません。モチーフが豊かで、次々にいろんなストーリーが展開されていきます。もう一発で惚れてしまいましたね!
My Spaceで、最新アルバムの試聴が出来ます。聞いてみてください。
さてステージは、最後にエリントンナンバーの「Caravan」で締めくくり。
もちろん、アンコールになって、モンクのブルースナンバー「Blue Monk」でお開きに。
本日は、予想外の“いわゆる”発見があって気分上々と言った感じで、吉祥寺を後にしました。
しかしまあ、おいしいランチとカプチーノを楽しめて、超一級のライブまで堪能して、料金がたったの2500円ですよ!
SOMETIME サンデーアフタヌーンライブ、混んで入り辛くなってきてるから、これを読んだ人、ナイショですよ!
<本日の会計>
ミュージック・チャージ 1,000円
スパゲティ・ランチ(松の実のバジリコスパゲティとレモンティー)950円
カプチーノ 550円
合計 2,500円(税込) 以上。
メインアーティスト)佐藤 春樹(tb)feat.土農塚 隆一郎(flh)
板垣 光弘(p) 河上 修(b) 安藤 正則(ds)
又、出ました。赤坂由香里さんに次ぐ、“いわゆる”発見!です。
この言葉の意味については、以前、赤坂さんを紹介したブログを参照して下さい。
(それから、本日のブログ、紛らわしいです。フリューゲルホルンは、トランペットの仲間と位置付けされているので、そのように読んで下さい。)
フリューゲルホルン奏者、土農塚(トノズカ)さんに関しても、既に熱いファンの方が沢山いますし、過去にリリースしたCDも、専門誌等で高い評価を得ています。
こう言う素晴らしいラッパ吹きを知らなかったのは、私だけか、、、
という訳で、“いわゆる”発見!シリーズ第二弾として、登場した訳です。
このブログを最初から読んでいただいている方は、お気付きだと思いますが、今までメインで紹介したミュージシャン数十人の中で、トランペッターは、ほとんどいません。
では、ラッパに興味がないのか、と言うと全く違います。
リー・モーガンやマイルス・デイビスの演奏を聴いてると、ジャズって、トランペッターの為に造られた音楽じゃないかな、とさえ感じてしまことがあります。
そもそも、私がジャズに夢中になるきっかけを作った人は、トランペッターの日野皓正さんですよ。
16歳の時だから、今から10年以上前なのは、間違いない!
で、私のトランペットという楽器に対する感想。
“ツボにはまったら、これほど素晴らしい楽器はないんだけど、こんなに難しい楽器はないな。”という感じです。
日本人の有名なサックス奏者がこんな例えを言ってました。
“サックスは、ボクのような凡人でも努力すれば何とかなるけど、ラッパは天才が選ぶ楽器だね!”
音を出し続けるだけでも尋常ではないのに、あのたった三つのバルブの組み合わせと息の角度で瞬時にフレーズを作っていくなど、私には想像できません。
なので、滅多にないんだけど、本当に良い演奏に出会うと、もう圧倒されてしまいます。
土農塚さんは、吉祥寺のStringsで何年も定期的にリーダーライブをされています。出演するたびに、ここのマスターが熱っぽくブログに書いているのを読んで、一度観てみたいなと、以前から思ってました。
それが、図らずもSometimeで実現した訳です。
本日の編成は、以前一度紹介した、佐藤 春樹さんのプロジェクトです。
前回は、テナーサックスの超絶テクニシャン佐藤達哉さんがフィーチャーされてましたが、今回は土農塚さんがオファーを受けました。
ステージは、オリバー・ネルソンの「ストールン・モーメンツ」でスタート。
そしてユニークにアレンジされた「チェロキー」があって、一部の最後は、ハンコックの「処女航海」で締めくくり。
このフリューゲルホルンとトロンボーンによる、渋く分厚いアンサンブルが、王道ジャズクラシック・ナンバーを、とても魅力的に料理していきます。
店内は、前回同様、超満席状態。きっとジャズに馴染みのない人でも充分楽しめるんじゃないかな。いたる所で歓声があがりながら一部は終了となりました。
そして二部は、例の西田佐知子の「赤坂の夜は更けて」でスタート。
もう、みなさん馴染みになっていて、最後にテーマに戻ったとき常連さんから歌が聞こえてきました。
なんか、アメリカのライブ・レストランみたいですね。きっと、アメリカ人にとっての「Fly me to the moon」や「All of me」とかも、こんな感じに親しまれてんだろうなと考えると、佐藤さんが洒落っ気で取り上げたこの演奏、結構興味深いです。
そして、1曲オリジナルをはさんで、土農塚さんを大フィーチャーして、バラードの名曲「You don't know what love is」。
いやー、しびれました。土農塚さんは、以前はトランペットを吹いていたんだけど、今は、フリューゲル専門です。フリューゲルというと甘く、まろやかなイメージがあるんだけど、土農塚さんの演奏は、さらにサックスのように分厚く響きます。
そして、フレーズに歌心があって、何より熱いです。あ、もちろん熱いといってもビッグバンドのトランペットにありがちな、“こんなにハイトーンが出ます!”的な無粋なものではありません。モチーフが豊かで、次々にいろんなストーリーが展開されていきます。もう一発で惚れてしまいましたね!
My Spaceで、最新アルバムの試聴が出来ます。聞いてみてください。
さてステージは、最後にエリントンナンバーの「Caravan」で締めくくり。
もちろん、アンコールになって、モンクのブルースナンバー「Blue Monk」でお開きに。
本日は、予想外の“いわゆる”発見があって気分上々と言った感じで、吉祥寺を後にしました。
しかしまあ、おいしいランチとカプチーノを楽しめて、超一級のライブまで堪能して、料金がたったの2500円ですよ!
SOMETIME サンデーアフタヌーンライブ、混んで入り辛くなってきてるから、これを読んだ人、ナイショですよ!
<本日の会計>
ミュージック・チャージ 1,000円
スパゲティ・ランチ(松の実のバジリコスパゲティとレモンティー)950円
カプチーノ 550円
合計 2,500円(税込) 以上。