ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

初ギブス

2013年09月23日 | Family
結婚して13年目で初めて我が家にギブスを必要とする出来事が起こった。
しかもその対象者が最年少ケコア。
子供が6人いて、今まで誰もギブスを必要としなかったのに6人目にして1歳という幼さでギブスをつけることになるとは…。


何をどうしたら1歳児がギブスをつけることになるのか。
それはケコアが公園のブランコから落ちたから。

アメリカには小さい子でも乗れるようなブランコが大抵どこの公園にもある。
我が家の近くにある大きな公園にも小さい子専用のブランコがあるんだけど、ここの公園のは半分だけ足を入れることが出来るようになっている。
前後共に足を入れられるブランコはそれこそお座りができる月齢の赤ちゃんも乗ることが出来る。
後ろだけ背もたれ&足をいれる穴があるということは、前方は鎖でシートベルトをする、ということ。

事故当時、ティアとJ家のAちゃんがケコアと一緒に遊んでいた。
二人とも小さい子の世話が結構上手だからあんまり心配せずに任せていたのよね。
二人でブランコにケコアを乗せて、ちゃんと鎖のベルトもして、Aちゃんが前に立ち、ティアが後ろに立ち、軽くブランコを押しながら遊んでいたらしい。
するとケコアがストレッチをするように体をピンと伸ばし始めた。
そして真っ直ぐになったケコアの体は鎖の下を滑り、地面に落下。

急にケコアのすごい泣き声が聞こえたから慌ててケコアの元に飛んでいった母。
ティアとAちゃんが頑張って泣き止ませようとしてるんだけど、全然泣き止まない。
母が抱っこをしても泣き止まない。
普段だったら母が抱っこさえすればぴたっと泣き止むんだけど。
大泣きするケコアを抱っこしながら公園内を歩き回るも泣き止む気配なし。
キリがすごく心配そうに様子を見に来て、しばらく母と一緒に歩くことにしたらしい。
3人で水飲み場に行って、水をケコアに飲ませるとちょっと泣き止み、また思い出したように泣く。
キリが水で遊ぶとそれは楽しかったらしく、笑ってくれたけど、キリが水で遊び終わるとまた泣く。

あまりにも泣き止まないのでジョセフ君が抱っこしてさらに公園を散歩。
やっと泣き止んで落ち着いたようなので、

「歩く?」

と聞くと

「Yeah」

って。
でも地面に下ろしたらまた泣き出して歩くのを拒否。
ここでまずどこかを打ったのかと疑った。
その後、家に帰るまでずっと抱っこ。


家に帰ってからも立とうとするたびに泣いていたケコア。
足が痛いのかなぁ、と話していた父と母。
そしてジョセフ君がおむつを替えていたとき、いつも通り足を持って下半身をあげようとしたところ突然大泣き。
絶対に足が痛いんだね、と確信。
でも何がどうだから痛いのか、そんなこと素人にはわかりません。
こういう時、友達にスポーツ外科医がいるというのは非常に助かる。
スポーツ外科医ジェイソンは

「2日経っても歩こうとしないならレントゲン検査したほうがいいね」

と電話越しに助言してくれた。


が、翌日。
相変わらず歩こうとしないし、とにかく右足に体重を乗せるのを嫌がっているケコア。
痛みのせいからか、夜中にいっぱい泣いてくれて母の体力も急降下。
この状態で週末を過ごすのは無理がある、と判断し朝からジェイソンに連絡。
仕事に行く前に我が家に立ち寄ってもらうことに。
ジェイソンはケコアの右足を少しずつ触りながら触診。
大人しくしていたケコアはジェイソンがすねを触った途端、母にしがみついて泣き始めた。

「ここ、ちょっとクリックするねぇ。骨折したかもね」

って。
母思わず、

「えっ?!クリック?!」

と聞き返しましたよ。
親切なジェイソンは仕事に行くと、自らレントゲン技師に事情を説明して予約を取ってくれた。
ちなみにジェイソンの職場は『Slocum』と言って、ユージーンでは「ギブスをするならSlocum」という方程式が出来上がっているほど有名な場所。
言い換えれば、ユージーンでギブスをしてくれるところはここしかない、ということである。


初めて足を踏み入れたSlocumの内部はかなりモダンな感じ。
おしゃれで且つ、リラックスできそうなインテリア。


受付を済ませ3階へ。
しばらく待っていると看護婦さんが呼びに来てくれて、レントゲン室へ直行。
レントゲン室のドアが閉まるとケコアは突然泣き始めた。
父と母が同じ部屋にいて、父と母がケコアをレントゲンテーブルに抑えているのに。


レントゲンが終わると処置室に。
処置室のサインが『ギブス室3』っていうのに思わず笑った。
3があるということは1と2もあるんだよね。
ケコアはギブス室3の中のさらに小分けされた部屋に案内された。
ここでドクターを待っている間、ケコアは父を拒否。
ママじゃないとダメなんだそうだ。

数分後にやってきたドクター、

「骨は折れてないわよ。でも軽くひびが入ってるわね。ギブスして3週間くらいかしら?」

とギブス装着令を出してきた。
ドクターが退室すると同時にやってきたギブス師。
10色ほどのギブスサンプルを見せてくれて1色選ぶように指示。
女の子なら絶対ピンクにするんだけど、ケコアは男の子だしねぇ。
フットボールシーズンが始まったことだし、ここはオレゴン大学色のグリーンで。


ギブス師がケコアの足に白い靴下をはかせ、下層のギブスを巻き、その上にグリーンのギブスを巻いている間ケコアは大泣き。
もちろん母が抱っこしてましたけどね。
ギブスの装着が終ると次は靴。
ケコアの初めての靴がギブス用だなんて、なんか複雑…。







ケコアが大泣きしてギブスをつけてもらっている間にギブス室3には更に3人の大人がそれぞれ処置ベッドに座っていてギブスをはめてもらっていた。
…ケコアが個室だったのはやっぱり泣くから??


ギブスをしてもらって、ようやく事故後初めて立ってみたケコア。
泣かなかったので痛くはないんだろうけど、歩くことは拒否。
事故以来一歩も歩いておりません。
今はゆっくりはいはいで移動中。
そりゃあ右足にあんな重いものがついていたら減速するよね。
ギブスで足は守られているものの、ギブスの上に衝撃が当たるとやっぱり痛いらしい。
テーブルの下をはいはいしてテーブルの足にギブスがひっかかると泣く。
座った姿勢からハイハイの姿勢になる際にちょっと失敗して姿勢を間違えると痛くて泣く。
シャワーの時はタオルとビニールで巻いてダックテープで固定してから。
ビニールにシャワーが当たる音に驚いているのがかわいいさ。


そんな訳で、我が家で初めてギブスを体験することになったケコア。
これから3週間はみんな大変ですぞ。





フラ大会☆初日

2013年09月19日 | Hula/Tahitian
サクラメントでのフラ大会1日目はカヒコ(古典フラ)全部とアウアナ(現代フラ)数曲。
去年は1日目はすべてカヒコで2日目がすべてアウアナだったんだけどね。
今年はエントリー、特にアウアナしかしないグループが増えたので去年同様にやっていたら大会二日目の終了が午後10時を過ぎてしまいそうな勢いだった。
なので1日目にアウアナ数曲。


初日の我がハラウはカヒコがケイキちゃん男女共にソロとグループ、カネソロの5つ、アウアナがマクアヒネとクプナのグループ2つで、計7エントリー。
しかもカイカマヒネのソロが大会のオープニング。
ソリストのキャシュール(7)は別に気にもしないって感じだったけど、その親たちはかなりどきどきしていたね。
私だって娘がソロで大会に出ることになって、さらに大会のトップバッターだってなったら不安になると思う。

10時開始予定の大会、実際に始まったのは10時40分。
10時に間に合うように準備したキャシュールとクム、Shantiaとヘア&メイクのカアウは計3回も控え室とステージ裏を行き来したわよ。
ステージ裏で待ってても何もすることないもんね。
控え室にいれば、ほかのダンサーのヘア&メイクが進められるし。


40分遅れで始まった大会、進行は非常にスムーズでランチ休憩が予定より30分早かった。
カヒコは制限時間よりかなり短いハラウが多いらしい。


トップバッターのキャシュールの次はケイキカネのソロ。
キャシュールは髪の毛きれいにして、ナチュラルメイクを施して、ハクやクペエをつけて、と大忙しだったけど、男の子はねぇ…。
髪にジェルをつけたくらい???
普段つけないジェルをつけられて、7:3の髪型にされたケリイのすごく嫌そうな顔が印象的だった。




ケイキソロのキャシュールとケリイ。


カイカマヒネのグループ、今年はユージーンのみ。
曲はカラカウア王を称えた『カラカウア』
みんな去年よりずっと成長したと思う。
しかも今年は我がティアがリード。



ティア念願の1列目、しかもリード(注:センターではない)、ティアは気合入ってたねぇ。


各エントリー終了後はみんなで会場の外に出て写真撮影をしたんだけどね、クム&アラカイも写真に入れって言われたわけよ。
クムはチャンターだからきれいに大会らしく着飾ってるし、お嬢さんたちはレイ&クペエをつけて美しいけど、このアラカイが…。
グループの出番は数時間後だし、常に舞台裏だから表にも出ないし、ってことで全然着飾れてない。



ま、主役はお嬢さんたちだからいっか!
ちなみにお嬢さんたちのレイポオ&クペエ、ハワイ島ワイメア地区から来たアアリイでございます。
首周りはオアフ島の花イリマ&マイレ。
めっちゃ豪華。
そして母達ががんばって作ったティーリーフスカート。
2セット作ったからね、練習用と本番用。
ティアのスカートは計120枚ほどのティーリーフが使用されている。
元々はアウアナ用だったんだけど、どうせ作るんだから、ということでカヒコにも使用することになった。
母達の苦労と愛がこもってますから、いっぱい使ってもらわないと。


ケイキカネグループは去年お嬢さんたちが踊った『カヴィカ』を力強くしたバージョン。
こちらも我がマイキーがリード。



チャントをしながらステージに上るんだけどね、ほらうちの子達は声だけはでかいから。
チャントをする分には非常に貴重な人材なの。
そして坊ちゃん達もティーリーフスカート使用。
元々はラフィアスカートだけの予定だったんだけど、お嬢さん達用に注文したティーリーフがいっぱい余ってねぇ。
坊ちゃんたち5人分も作れるってことで、急遽、大会1週間前にティーリーフスカートが追加された。
つまりこの母はティアとマイキー用の2つを作ったわけですよ。
指&爪は緑に染まったわよ。



カヒコ終了後、外で撮った写真。
まずは真顔で、というクムの注文通り、とても真顔な坊ちゃんたち。
かっこいいよねぇ。


我がハラウ最後のカヒコエントリーはカネ(男性)ソロのライアン。



ウリウリを使って、自らチャントしながらの『へエイア』



アウアナ最初のエントリーはレフアクラスの『カナイオ』
大会が予定より早く進んだことと、お嬢さん達&レフアクラスの人数が多かったのが重なって準備が全然間に合わなかった…。
とりあえず一番重要なヘア&フラワーはとにかく超特急で。
メイクはレフアクラスでメイクが出来る人(職業にしているという意味)が手分けしてすることに。
カアウが全員につけまつげをする予定だったんだけどそんな時間はなく。
4~5人ほどはつけまつげ、残りは舞台用のマスカラをたぁっぷりつけて舞台に立つことに。

レフアクラスは一日目のアウアナで3番目だったんだけど、レフアクラスがステージ現れたときの観客の反応がよかったね。
ため息交じりの
「Wow!」
だった。
そうでしょう、美しいでしょう!!
カアウの魔法が半分ながらかかってますし!
クムの美センスも輝いてますし!
だてにベルベットを着てるわけじゃあないんです!!



レフアクラスダンサーはみんなとても美しく変身したんだけど、なんせレフアクラスはユニークな人材が揃ってますからね。
ダンサーたちはお互いを

「ルーピー」

と呼び合った。
頭にわっか(ループ)が5本ついてるから。
大会後にバーで集っていたときもループを目印にお互いを探し、仲間を呼ぶときは

「ルーピー!!」

と呼べばレフアダンサーが反応する、という状態。




この写真、Shantiaのお気に入り。
これをFacebookのカバー写真にしようとおもっていたのに、気付いたら縦長なんだもん!!
横長じゃないと使えない~。
大会後にショックを受けたのはこのShantia。


そして1日目最後のエントリーはクプナの皆様。



曲は『アフリリ』
こちらもベルベットドレス。
レイはプアケニケニ。
匂いがとてもゴージャス。
レフアはクラウンフラワーだったから無臭だったのよね。
無臭のルーピー…。

レフアクラスでも準備の時間が足りなったんだから、レフアの5つ後のクプナの皆様の時間が足りるわけもなく。
クプナの皆様、結局自分でヘア&メイクをすることになった。
髪用のフラワーだけは魔法使い&その助手によって生けられましたけど。




クプナの皆様&レフアクラス&クム&ミュージシャン&コクア集合写真。
この写真、素敵過ぎる。
ポーズはレフアクラスの曲の2番である『Lei Pimoe!』でございます。
今回の大会の集合写真で一番の出来だと勝手に思ってる。


1日目の大会後は2日目用のクペエ作り。
こういうときに狩り出されるのは決まってレフアクラス。
クペエ作りが終わってようやくホテル1階のバーでリラックスタイム。
いろんなハラウのミュージシャンもいるので自然とハワイアン音楽が奏でられ、自然と(いや、半強制的に)フラが伴う。
Shantiaも魔法使いカアウと2曲ほど踊ることに。
二人とももちろん回りから半強制的にですが。
朝早くから忙しく働いていたからね、夜は自然とスイッチがOFFになるわけよ。
さすがに途中で体力の限界に達し、魔法使い達&レフア組は退散。


こんな感じで翌日も大会があるのに、ハッピーモードの方が勝っている我がハラウの1日目は終了。

キムチチャーハン

2013年09月14日 | Family
数日前、夜ご飯用にキムチチャーハンを作り始めた。
するとマイキーがやってきた。
マイキーは中華なべとキムチを見るとすぐに

「やった!僕の大好物!!」

と大喜び。
そして続けて

「僕、キムチチャーハンの作り方知りたいな。将来僕の子供に作ってあげるんだ!」

って。
突然次元が飛んだので、母はちょっと驚いた。


作り方を知りたいというので、母はまずマイキーにお肉を炒めさせることに。
キッチンに対してちょっと身長が足りないなりに頑張って炒めてくれました。
お肉が炒め終ったら母が再び料理をして、マイキーは横で観察することになった。
器にいっぱい入ったキムチを中華なべに投入するとマイキーが

「器いっぱいのキムチを入れるんだね」

と確認してきた。
なので、

「うちは家族が多いからね。キムチの量は人数や辛さの好みに合わせるんだよ」

と言うと

「そうだよね。僕の子供が何人か分からないもんね。
もしかしたら僕と僕の奥さんだけかも知れないし」

とさらっと言い放った。


母は続けて最後までキムチチャーハンの作り方を説明しながら作り終えたんだけど、もう内心はマイキーのかわいさに大爆笑していた。
そして後でジョセフ君にマイキーがいかにかわいい発言をしてくれたかを報告。


数年後はマイキーが中華なべ振ってキムチチャーハン作ってくれるかなぁ??

ワードキャンプ

2013年09月10日 | Event
8月中旬、毎年恒例のワードキャンプに行ってきた。
今年は我が家全員がキャンプ場で泊まることに!
何年ぶりでしょうねぇ…。


必要なものを全部車に詰め込んで出掛けたはいいけど、家族8人+全員のキャンプ道具となると車の容量がいっぱいに。
特に運転席と助手席の間にマットを置いたので、車内前方は個室状態。
来年は車2台で行こうと決めましたよ。
本当は運転しなくていいほうが好きなんだけどねぇ。


今年はテント3つ!
大きいテントにパパ、ママ、キリ、ケコア。
中くらいのテントにシャーちゃんとティア。
小さいテントにマイキーとアレックス。
もちろん3つ隣同士だけど。
子供達がテントを設置するのが上手になってきて成長を感じたわ。
私なんて今でもいまいち分かってないのに…。



テント内でバナナを発見したケコア。
6年前のワードキャンプ(ハワイ)ではアレックス(当時10ヶ月)がテント内でバナナに噛み付いている写真を撮ったのよね。


上4人の子供達は『単独行動をしない』、『キャンプ場のどこに行くのか親に伝えてから行く』を条件に自由行動。
ワードの友達も一緒に外遊びを満喫しておりました。



こちら、広場で『元気よく飛んでみよう』という母の指示に従ってみた子供達の図。
マイキーが恐ろしく身軽に見えるという一枚。



こっちは全員がしっかり飛んでいるように見えていい感じ。


日が沈んで暗くなったらキャンプファイヤーの周りに集って歌ったりスキットを見て爆笑したり。
先にキリとケコアを寝せて、更に1時間後くらいにマイキーとアレックスがベッドタイム。
その後はみんなで芝生に転がって流星群観察。
ちょうど流星群がよく見えるという3日間の一日目がキャンプ日だったのよね。
しかも雨が降るとか言っていた天気予報が見事に外れてきれいな星空!
芝生にみんなで転がって、おしゃべりしながら夜空を見上げる。
流れ星が見えたらみんなで歓声。
見逃してしまったら周りからからかわれる、というどうでもいいくだらなさが楽しい。


数年ぶりのテントでの一晩、少しでも快適に寝れるようにとマットを持ってきたのにケコアに取られ、ケコア用に用意した毛布&布団で寝ることに。
何か違うなぁ…。
キャンプ体験初のケコアは堂々としておりました。
…まぁ、マットの上で寝たもんな。


翌朝の朝食は男性陣が用意。
母はキリが珍しくずっと寝ていたので一緒にテントでごろごろしていた。
すると優しいジョセフ君が朝ご飯を持ってきてくれた。
パンケーキの匂いに誘われたのか、その数分後にキリ起床。


朝ご飯後は、片付けをしながら遊ぶ!!
一番の目玉は『Zip Line』。



楽しそうだよねぇ。
ジョセフ君に半強制的に勧められてShantiaもやりました。



たくさんの子供達が楽しそうに滑ってたからキリにもさせてあげたいな、と思い姉達と遊んでいるキリを探してZip Lineへ。
が。



イヤなんだそうだ。
同じ年の子供達3人ほどは楽しそうに滑っていたのになぁ。



何がイヤなんだろうか。


キャンプの最後はすいか!



ケコアに初めて"普通の"スイカを与えてみた。
果物大好きなのでね、一生懸命食べてましたよ。
でも途中でなぜか…



スイカに指で穴を開け始めた。
おかげでケコアはすいかだらけに。


家に帰ったら全員シャワーですよ。
子供達は毎年ワードキャンプを楽しみにしてるし、来年も張り切って行くんだろうなぁ。

George Naope Hula Competition 1日目

2013年09月06日 | Hula/Tahitian
サクラメントでのフラ大会、1日目の金曜日はリハーサルとソリストのインタビューの日。
今年の我がハラウのリハーサルは午後3時から。
去年の午前中よりずっと都合がいい。


去年同様、ロビー集合。
各クラス全員が揃ったら外で写真撮影。
思い出はしっかり残さないとねぇ。




今年のケイキちゃん達。
男の子は去年と同じメンバーの5人、女の子は初大会組が4人で計13人。
今年は全クラスがマウイ島の曲をするのでカラーはピンク。
でも男の子達はピンクを嫌がるかな?ってことで黄色。




クプナの皆様。




アシュランド支部のカネ&クプナカネ。
この人達ほどおもしろい人達はいない。
そしていつも楽しそう。




我がレフアクラス。
どこに行っても話題が耐えないというか何かやらかすというか…。
サクラメントに行く直前のレッスンでクムが

「去年はうちのハラウのホテル内での態度がすごくいいと評判だったんだよ!!
だから今年も常にいい態度でよろしく!」

と言ったとき、アヌが

「今年はレフアクラスがいるからなぁ…」

と言ってレフア全員で大爆笑してたんだよね。
そしてリハーサルの日。
写真を撮り終わった後、ロビーで順番を待っていた我がハラウ。
ホテルのフロント&ロビーは我がハラウのメンバーとその家族、そして他のハラウの皆様などなどとにかく大勢の人であふれていた。
みんながおしゃべりしているから、がやがやとにぎやかな音と共に。
すると突然、大音量で

ガシャーン!!!!!

と何かが音を立て、ロビー&フロントは一瞬でシーンと静まり返った。
そしてみんな音のした方を恐る恐る見てみると…

丸いガラスのテーブル部分が割れて、木の外枠の中に亀のようにひっくり返っているアヌがいた。
私がいた位置からはアヌが見えなかったんだけど、その代わり音の正体を見つけて呆れ顔で別方向に歩いていくクムは見えた。
幸い、アヌも周りにいた人も怪我はなかった。
リハーサルの後、アヌがクムに

「ごめんなさい。早速、ホテルの物壊しました…」

と報告してクムとレフアクラス全員で大爆笑。
それ以来、何かあると『初日からテーブルを割ったアヌ』と呼ばれている。


肝心のリハーサルはそれなりに順調だった。
ステージリハーサルの1時間、そしてリハーサル室での練習1時間。
我がハラウはグループが5つ、ソロが6つと数が多いので大変。
私のソロの練習なんて、ステージでもリハーサル室でも行われなかったから。
2時間のリハが終わった後に、ミュージシャンと私がクムに

「あのぉ、一応本番で間違わないように音あわせだけはやりたいんだけど…」

と頼んで、空き部屋で1回通しただけ。
本当にそれだけ。


リハーサル室での練習では、室内でクムが、廊下で私がリハする状態。
私のリハはケイキちゃん達なんだがね。
口答えする子が2人ほどいるので、半分口論状態だった。

「違う、私たちがやってるのが正しいの!」
「そうじゃないから今練習してるんでしょ」
「でもちゃんとやってるもん!」
「じゃああなた達が間違ったのを直さなかったからスコアがさがってもいいのね?」
「私たち、ちゃんと2列になってるもん!」
「なってないから言ってるの!」

残りのケイキちゃん(=2列目の子達)が不安そうに見ているのが印象的だった。
言っても全く聞かないので、

「わかった。ここはクムに確認するから。
時間がもったいない。はい、次2番の練習するよ!!」

と言って一時議論休止。
室内のクムが一息ついたところで、クムに

「1番のここ、私はこうだからこうやってって言ってるんだけど、ケイキはそうじゃないって。こうだからこうやってるって。
クム、どっち?」

と聞いたアラカイ。
クム、即答で

「Shantiaの方。やれやれ、あの子達はまた口答えしてるのか…」

と首を振りながらケイキちゃんのもとへ。
そしてクム自らケイキちゃんにお説教。
本当にやれやれ。


大会前っていうのはいろんなドラマが生まれますなぁ。

Tamolitch Pool

2013年09月06日 | Mainland
『夏休み=家族で何かする』という漠然な考えを持った妻の希望を満たすため、今年は近場で自然を楽しめるところに何箇所か行ってみた。


最初に行ってみたのが『Tamolitch Pool』
西オレゴン州は緑豊かな自然が売りでね、ハイキングやキャンプが好きな人にはたまらない場所だったりする。
有名所からガイドブックには載っていないような場所までとにかくいっぱい。
『Tamolitch Pool』は後者。
ガイドブックにも地図にも載っていない。
でもハイキング好きの人達には知られている。
Shantia家はハイキング一家ではない。
じゃあなぜこの存在を知ったか、それはフラシスターがここにハイキングに行った時の写真をFacebookに載せたから。
現代技術万歳。


オンライン&フラシスター情報によると、Tamolitch Poolまでのハイキングコースは片道2.1マイル(3.3km)で、簡単なコースらしい。
マウンテンバイクで行くことも可能だとか。


オンラインで下調べをしっかりしたつもりだったんだけど、実際にこのハイキングコースを見つけるのは中々難しかった。
だって標識出てないし。
山の中だからインターネットもつながらなくて、ドライブ中に調べようにも調べられない。
途中で小さなお店に立ち止まって、聞いてみるも店員さんはハイキング家ではないらしく、Tamolitch Poolの存在を知らないというではないですか。
とりあえず周囲の観光マップをもらったので、それを頼りに進む我が家。
地図にはTamolitch Pool自体は載っているけど、そこに行くハイキングコースがどこから始まるのかが書いてない。
我が家は一度通り過ぎて、別の場所に行き、そこにいたハイカー達に聞いてみてやっとの思いでハイキングコースに到着。
我が家には隠れた穴場というのは向かない気がする…。


苦労して見つけたハイキングコース、歩き始める前にまずはお手洗い。
山の中なのでもちろんお手洗いがあるわけがなく。
木の陰ですよ、みんなそろって。
あぁ、これも自然体験の一部よねぇ。




こちら、トレイルの入り口で撮った写真。
みんな気合入ってます。


トレイル前半は"森の中"という感じで涼しくて、子供達が中を通れる木があったり小さな橋があったりちょっと小川に手を伸ばしてみたり、とすごく楽しくみんなウキウキで歩いた。
冷たい小川沿いを歩くので、風が吹くと更にすずしく感じられて正に

「あ~、涼しい~!!」

と言わずにはいられない。
いつものごとく、足の長いジョセフ君はケコアを背中に背負って寄り道(上に書いたことの意)をせずにどんどん先に行って、時々止まって妻と子供達が追いつくのを待っていた。


が、トレイル後半は別物だった。
一応川沿いを歩いているらしく、せせらぎ音はずっと聞こえる。
でも標高が上がるので、涼しい風はもう感じられない。
木の数も減って木陰があったりなかったり。
土だけだった地面は火山岩がごろごろ出てきて歩きにくい。
上り坂オンパレード。
そこを時々マウンテンバイクで降りてくる人達がいるんだから驚く。
いや、バイカー達だって自転車に乗ってはいなかった。
あの道でバイクに乗るほうが無理じゃない?
きっとみんなオンラインのトレイル情報を見てマウンテンバイクを持ってきたんだと思う。
川から離れたころから上の子供達はパパと一緒に行ってしまったので(寄り道がなくなったからだろうね)、Shantiaはキリと頑張って歩いた。
3歳児キリ、途中で止まって水を飲み、もうちょっと歩いて抱っこをせがみ、母の腕が限界に達するとまた歩き、の繰り返し。
トレイル後半を歩きながらShantiaは

「…これのどこがファミリーフレンドリーで簡単なコースだって?!」

と何度も思いましたよ。


どんだけ歩いたか知らないが(2.1マイルでしょうな)、やっと目的のTamolitch Poolに到着。
先に到着していたティアはちょっと機嫌が悪そう。
聞いてみると

「こんなに頑張って歩いたのに水に触れない!!」

だそうだ。
確かに触れません。
プールに下りるには急な斜面(トレイル外)を滑り降りなければ無理。
ついでに水温は常に摂氏7度以下。
ここの水は冷たいことで有名なのです。



この写真ではよく見えないけど、Tamolitch Poolの別名は『ブループール』
なぜそう呼ばれるか。



水が青いから。
着色料なんて入ってませんよ、もちろん。
この水がずっとそばを歩いてきた小川に流れていく(トップの写真、参照)。
でも小川は青くない。
このプールだけ青い。
きれいよねぇ。
トレイル後半の苦労を忘れさせてくれるようなきれいな青。
ジョセフ君も

「これは頑張る価値があるねぇ」

って。



別の角度から。


プール沿いで水を飲んだりスナックを食べたりして休憩した後は、同じコースを降りる。

「またあの道を歩くのか…」

と思うとちょっと気が遠くなりそうだった。
下りはマイキーとアレックスも母組に参加。
時々アレックスが

「疲れた…。もう歩きたくない」

って言うんだけど、歩く以外この山から出る方法はない。
途中でマイキーがトイレに行きたい、と言い出した。
母の解決法は

「手ごろな大きさの木を見つけて話しておいで」

である。
マイキーは

「でも他の人に見られたらヤダ」

って。
そんなに人歩いてませんから。
しばらく歩いてようやく納得できる木を見つけたらしいマイキーは木とお話することに。
兄が木と話しに行くと弟2人もそろって自分の木を選び話しにいった。
男の子は便利ねぇ。


おなかがすっきりして再び歩いていると突然アレックスが絶叫。
何事かと思って背中に手を当てて

「どうしたの?!」

と聞くと更に絶叫。
シャツの中を見てみると蜂がいた。
急いでシャツを脱がせて蜂を解放したんだけど、刺されたショックは大きくアレックスは絶叫を続けた。
静かな山にこだまするアレックスの叫び。
マイキーが

「パパに知らせてくる!!」

と言ってトレイルを走っていった。
本当は1人でトレイルを歩いて欲しくないんだけど、今回ばかりは仕方ない。
だって母、蜂さされの対処法を知りませんもの。
アレックスはハエが飛ぶだけで絶叫するように。
やれやれ。


パパとお嬢さん達は我が家一番のお気に入りの橋のところで待っていた。



ここは水にも触れるし、一番遊べるところだった。
泣きべそのアレックスもシャーちゃんが水遊びに誘ってくれてようやく落ち着いた。
この橋でしばらく遊んで、最後のトレイルを歩いてようやくゴール!!
達成感ありまくり。
そして夫婦そろって

「次来るなら3年後くらいでいいね??」

と決めた。