霊感商法で盗られた金を取り戻す方法
平成6年、神戸地裁で損害賠償請求が認められている。
「占い師・霊能者が、相談者の不安をあおり、
正常な判断力を奪って、大金を脅し取るのは不法行為に当たる。」という判例が出ている。
フジテレビの朝のワイドショーで放送していた。
フジテレビは、やはり駄目だ。
占い師二人がかりに800万円だまし取られた被害者は、
「お稲荷さまの祟りで血縁者が4人も早死にしている。
相談者の苦しみもお稲荷さまのたたりである。
徐霊・お祓いをする必要がある。」
と占われて、
神社に行き、
20分の徐霊に、800万円だまし取られている。
被害者は占い師が「命がけで徐霊する」と説明していたのに、
あまりに短時間であり、気楽な雰囲気で、お経を読んでいた姿勢に疑念を持った。
事前に説明されていた徐霊方法と実際の徐霊方法が、
まるで違い、整合性が無いことに疑いを持ち、
騙されたと気づいた。
電話で800万円を返してくれと訴えた。
男の占い師は「神様と相談して返す」と誠意の無い声で答えていた。
女の占い師は「騙してなんかいない。
あんたに何が分かるのか。
何故、あんたの為に車まで出してしてやらねばならなかったのか。
騙すというけど、騙しの世の中じゃないか。
嘘も方便という言葉もあるじゃないか。
あなた終わりだね。地獄に落ちるよ。」
と被害者を恫喝していた。
VTRのやり取りの後、
スタジオの司会者とコメンテーターは「お払いに800万円は高いよね」と放言。
平成6年の件。
被害者は不倫している男性。
不倫を苦にして妻の精神が不安定になり、体調不良を訴えるようになった。
その為、
男性は占い師に相談。
占い師は「鬼の祟りである。徐霊が必要である。967万円支払え。」と鑑定。
占い師の行為が不法行為とされ、損害賠償請求が通った。
この件に関し、
司会者・コメンテーターはうすら笑いしながら、
「妻の健康を害したとき、何故占い師に相談するのかね。」と被害者男性を蔑んでいた。
「今後は、
霊感商法の際に契約書にサインさせ、
契約書に小さな文字で1週間クーリングオフの期間があります。」などと但し書きをして、
手口が巧妙化していくのではないか。
と笑っていた。
フジテレビ関係者は霊感商法に関し、
被害者を馬鹿にしている。
ワイドショーの報じ方でそれがはっきり証明された。
「騙される方が悪い」がフジテレビの論理である。
だから、
「ほんとにあった怖い話」心霊番組に子供を出演させ、
下ヨシ子のインチキ・詐欺・ペテンを放映し続けた。
フジテレビで、
霊感商法の宣伝をし、
被害者が出ると、
騙される側を馬鹿にする。
公共放送の仕儀ではない。
最低のテレビ局である。
霊感商法対策弁護団の関係各位。
フジテレビの放送免許を停止させるというのも、
弁護団の取り組み内容になってますよ。
霊感商法の被害者の数は「氷山の一角」などと言ってられない。
霊感商法に騙された被害者の「祟り・霊障・先祖の因縁を怖がる心象」を、
テレビの心霊番組が形成し、あおっている。
テレビ局の低俗な番組作成と霊感商法のはびこりに因果関係がある。
テレビ局に反省を迫り、謝罪させることが、
霊感商法の被害者救済に大きな効果がある。
霊感商法の民事裁判での裁判所の判決が被害者を救済する方向に改善する。