日教組の愛国心・つべこべ言わずに学校週6日制に戻せ
島根県松江市の教育委員会に、子供に「はだしのゲン」を読ませるなと、ねじ込んだ勢力が有る。
朝日新聞・日教組が嫌いな人々であろう。
朝日新聞・日教組が戦後国民に植え付けた「自虐史観」が許せない勢力であろう。
「はだしのゲン」にも、
「天皇の戦争責任・君が代を拒否する・日本国兵士が戦地で妊婦の腹を銃剣で引き裂いた」
等の、朝日新聞「中国の旅」な描写があるから、
子供に読ませないという理論なのだろう。
さて、
現在進行中の理不尽な歴史認識が出来ない者が、
70数年前の、過去の正確な、科学的な歴史認識など、
持てるものだろうか。
ゆとり教育を推進したのは、
文部省である。
旗振り役は寺脇研であり、文部省官僚であった。
現在、寺脇はポルノ映画監督である。
ゆとり教育を言い出したのは、
教育評論家である。
「学力競争が子供の心を傷つけている」「偏差値による輪切り教育が子供の精神を荒廃させている」「点数によるランク付けが子供をダメにしている」
だから、
詰め込み教育・学力競争・点数至上主義を廃止して、
子供の人間性を豊かに育てよう。
タワゴトな教育評論が臨教審で審議され、
義務教育現場が「ゆとり教育」に移行していった。
現在、
最も必要な総括は「ゆとり教育が子供の心・精神を豊かにしたか」であるべきだ。
誰一人言わない。
事実を捻じ曲げて、
「日教組が楽をしたいから、ゆとり教育を実施した。
その結果、子供の学力が低下したから、
文科省が学力向上に努めている。」という現代史のねつ造を行う。
「ゆとり教育で子供の心は豊かに育つ」などタテマエの教育論であり、迷信である。
ホンネでは、
「ゆとり教育」期間中も、お受験・学習塾・予備校。
カネにゆとりのある家庭の子どもはカネで学力を買い続けた。
親の経済格差が、子供の学力格差に直結する格差構造は、
差別事象である。
70年前の「戦争責任の所在」で熱くなる前に、
現在の「学力差別」に熱血すべきである。
少なくとも、
義務教育期間中だけでも、
学力保障は公立学校で責任を持つべきである。
政府自民党は、
来年度から、月1回、土曜日を登校日に戻す。
土曜日の授業は地域の大人が受け持つなど、寝言をほざいている。
来年度から、
学校週6日制に戻すべきである。
つべこべ言わずに、子供を登校させればよい。
子供が登校する土曜日に、
教師が教壇から逃げるか、逃げないか。
視てみるが良い。
ゆとり教育は惨めな失敗に終わった壮大な社会実験だった。
その反省も、しっかり行わず、
日教組を仮想的にしてグチグチ文句言う暇が有るなら、
来年度からの学校週6日制という博打を打つべきだ。
教師が教壇から逃げた時は、
公立学校の民営化に踏み切れば良い。