いとうの独り言。。

「佐川急便中国サッカー部」の選手兼監督 伊藤伸一氏のブログです。

対レノファ山口

2006-07-10 17:53:30 | Weblog
お久しぶりです。

今日は二週間ぶりに三次陸上競技場で中国リーグが行われた。
前の試合からリーグ戦も折り返し。
相手のメンバーや特徴も一回やっているのである程度わかっての戦い。
本当の実力がなきゃ勝っていくのは難しくなるだろう。

グランド状態は昨日の雨で水溜まりも少し残っていて中央は芝がはげてガタガタのピッチ。
場所によっては状態のいいところもある。
グランド状態を考えてのサッカーも大切になる一戦だ。

前半、開始早々はボールの落ち着かない展開だったが徐々にボランチにボールが入りだしてからは佐川ペースに。
ボールの動かし方もシンプルにツータッチ以内でまわせている時間は得点の可能性を感じる展開ができ、際どいシーンも何度かつくる。
逆にピンチになったのはアプローチをかけられはまった状態になり蹴るしかなくなった状態でのキックの精度。
中途半端にピッチの真ん中に蹴ってしまうからそれを前向きで拾われ一気にピンチに。
もう少し追い込まれた状況の中での余裕・打開策を選手個人個人が考えてプレーできるようになることがもうひとつ上にいけるかいけないかだと思う。

結局前半は両チーム無得点のまま終了。

後半も一進一退の攻防が続く。
ボール支配率は高いのだが、ゴール前をしっかり固められレノファゴールをこじ開ける事はできない。
そして遂に不可解な判定からスローインはレノファボールに。
抗議していた佐川イレブンは一瞬集中力が切れ、素早いレノファのスローインから簡単に逆サイドのゴール前へ。

これを走り込んで来た選手に決められ先制される。

しかしまだ時間は充分あったので前に急ぐのではなく今まで通り繋いで攻めるサッカーを続けた。
そして後半、交代で入った美濃が左サイドから絶妙のセンタリング。
それを一番裏で待っていた上田が冷静に決め同点。

さすが昨年の得点王。
センタリングを蹴られる時のポジショニングが絶妙だなと感じた得点だった。

残り時間は10分程度。
最後の力を振り絞り点を取りにいくがこのままタイムアップ。
今季三回目のPK戦へ。

PK戦の順番は
伊藤・高宗・上田・三山・本田。

先行は佐川でスタート。
久しぶりのPK でなおかつ先頭だったのでもう少し緊張するかと思ったけど意外に冷静にボールをセットする。
蹴るときに意識したのはかなり疲れてるから体をかぶしてボールを浮かさないこと。
そして助走に入りキーパーを間接視野に入れながらボールを蹴る。
ボールはゴールのど真ん中にゴロで突き刺さる。
生まれて初めて公式戦で正面に蹴ってみた。
ドキドキしたけどあのキーパーとの駆け引きはいいもんだ。

結局、直のオーラからレノファは三本枠外に。
勝点2をゲット。

すっきり90分で勝ちきれなかったけど久々の勝利。
やっぱり勝つことは大事で疲れ方も違う。
結果ばかり求めすぎて内容のないサッカーをするつもりはさらさらないけど、結果を出すこともとても大事なこと。
そのへんのバランスを見失なわないようにチームをいい状態に持っていきたい。

今週は土曜日から中国社会人大会。
決勝までの道のりは三日で四試合の超ハードスケジュール。
昨年は準優勝で悔しい思いをしたので是非、チーム全員で力を合わしてタイトルをとり、全国大会の出場権を獲得したい。

今週一週間の過ごし方が大事になってくるので一日一日を大切に過ごしましょう。

P.S レノファ戦の後半、ディフェンスラインでもたつき奪われ、まずいと思いボールに向かっていったらボールが至近距離からミゾオチに直撃。
すごい音がしたらしく、息が出来なくなり立ち上がれなかった。
生まれて初めてミゾオチに直撃したのでこんなに苦しいものだとは知らずいい経験になった。
しかし、今振り返ってグランドでもがき苦しんでる姿は殺虫剤をかけられたゴキブリみたいな感じだったような気がする・・・(例えがわるいかな)

こんなに痛い経験は二度としたくないな( ̄▽ ̄;)


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