瀬戸市民言論広場

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病院の病?

2017年10月12日 | お知らせ
10月11日、陶生病院組合議会を傍聴しました。
一般質問の一部を抜粋してお伝えします。
議長 山田治義氏

臼井淳議員
1、まず、事務局に伺うが当初本件損害賠償請求について、当病院顧問弁護士から過去の判例を照らし合わせて、本件契約締結上の過失の主張を退けることは、ほぼ不可能とする見解を受けており和解を図ることとしていたが、通知人(原告)が提訴することになった経緯と理由の説明を求める。

2、本件の通知人(原告)から訴状は届いているのか。

3、9月25日の全員協議会で配られたメール記録、時系列一覧から質問する。
内部統制の問題その①
経営戦略室担当職員は病院内のメールで、すなわち職務でメールのやり取りを通知人と頻繁に行っていた。業務としてそれなりにこの経過に携わっていたとして考えられないか。全員協議会での答弁はほとんどの項目で「知りません」「わかりません」としていた。本件契約を進める中で、管理職としての資質をどう考えているのか。

4、内部統制の問題その②
上記同様、経営戦略室長は、口頭での報告、上司からの指示では時々の決裁や記録、メモすら残すこともせずこういう事務処理がスタンダードだったとしておられるが、どうか。

5、メール記録から再度確認するが、本件の業務委託契約を2本に分けた理由は、金銭問題や構成市、議会対策等とのことでよいか。

6、内部統制の問題その③
2本の業務委託契約の内、契約を締結した経営改善支援業務について、現在当病院で業務を実施されているがどのような状況か。そして本件業務を進める上で、契約金額約985万円の変更はないか、本年度途中に増額変更はないものとしていいか伺う。

7、上記と同じく、本件契約については事務手続き上、単年度予算主義を逸脱したという自覚はあるのか。あるいは上司の承諾があれば問題はなかったと考えていたのか伺う。

8、発注者側(陶生病院)と受注者側(NPO法人)との契約締結に向けた経緯が非常に不明瞭な進め方と、癒着に近い関係ではないかと強く認識(判断)するが、このような手続きを事務局はどう見ているのか伺う。

9、今後の対策として、今回本件損害賠償請求が起きたことについて、契約手続きの何が問題だったと認識しているのか伺う。

10、これまでの上記質問から、当病院内のガバナンスに問題があることは明らかであるが、特に事務執行上必要な公文書の議事録や記録をとっていないことや、契約手続きを進める方法にも問題があり、決裁手続き、法令等の認識不足など現在の事務局体制に問題が生じていると思われます。
管理者(伊藤市長)に質問するが、現状の本病院組合の事務局体制(人員含み)についてどのように認識し、早急に事務局体制(3市で対応)の強化が必要と考えるが、どうするのか。
以上。

ドクターX(筆者)の所見では、ガバナンス・コンプライアンス・アカウンタビリティの数値がかなり悪化しておるようじゃ。さらに精密検査をして、必要とあらば患部の外科処置も視野にカンファレンスすることじゃ。このての病を甘く見ておってはいかん。手遅れにならぬうちにのぉ!
「わたし、ときどき失敗しますので!!」

この一般質問に対する当局理事者答弁は、
第2回言論広場自修会
11月4日(土)午後2時から パルティせと4F第1学習室
こちらで詳しくお伝えします。
どうぞご参集ください。
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