5月28日に開催された「企画総務委員会」で報告された「二子玉川デジタル
コンテンツ産業誘致集積事業の失敗についての検証委員会の報告」を受け、
世田谷区として総括をしたことが、昨日の新聞各紙でも取り上げられていま
した。(以下は朝日新聞の記事)
このいい加減な事業者選び、総括を読むと、[元々、このNPOありきで事業
を始めようと考えたが、それじゃちょっとまずいから一応公募をかけてみた。
そうしたら、元々ありきのNPOだけ必要書類がそろっていなかった。だけど
元々ありきのNPOだから特別扱いして、書類が不備でもOKにした。そして、
わざわざ書類が不備なそのNPOを選んだ」という経過を認めています。
しかし、あきれたことに、そのことを、「前のめり感があった」と、表現してい
るのです!!
なにそれ?! 「だから仕方がない」とでも言いたいんですかね?!
行政が「自分たちのミスで失敗した事業の総括」に使う言葉でしょうか?
真から反省してない証拠ですよ。ほんと、あきれちゃいましたね。
結果として、今も、区民の税金(事業者が1940万円と認めているのに、
区は956万円に割り引いた!)が、たった16万円返されただけで、回収
できず、水泡に消えたまま、なのです。
区民が納めた税金をなんだと思っているのでしょうか?!
この事件、うちの会派「みんなの党・世田谷行革110番」の桃野よしふみ
議員が議会で追及してきましたが、今回の「検証委員会の報告を受けて
の区の総括」を見たら、まだまだ反省が足りないし、「区民生活委員会」
での質疑のやりとりもひどいものだったし(こちらを参照)、追及は続く!!
と、会派で話したところです。