世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

憲法9条ミュージカルin山梨

2006年05月07日 | 議員活動
5月3日のこのブログでご紹介した憲法9条ミュージカルですが、今日、山梨県(甲府)まで観に行って来ました

「2時間の上演時間の中で、戦争の悲惨さ、いのちの大切さ、アジアの人々と日本がどう向き合うべきか、そして何よりも憲法九条の大切さ・・・・子供たちに平和な世界を手渡したい。その思いを凝縮して・・歌い踊り演技します」

という知人の言葉通り、その想いが伝わってくるすばらしいミュージカルでした。

山梨県民文化大ホールは2000人収容の施設ですが、希望者が殺到して、急きょ、午後と夜の2回公演としたそうです。100人の県民が集まってのミュージカル公演ですが、話題性といい人気といい、すごいですね!


このミュージカルのテーマは「憲法9条ミュージカル~少年がいて~」ですが、取り挙げられていた写真『焼き場に立つ少年』(撮影:ジョー・オダネル氏、チケット内左の写真)は、昨年12月に日本大学文理学部で開催された「大空襲展」でも展示されていたので、こんなところで再会するとは、と不思議な気持ちがしました。


ところで、その肝心の『憲法』ですが、私たちは憲法をどれだけ知っているでしょうか?憲法の前文を改めて読んでみましたが、最初のフレーズだけをとってみても、「これ、日本国民はちゃんと理解しているだろうか?」と考えてしまいました。

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。


「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」ですよ。世田谷区におきかえたら、「世田谷区民は、正当に選挙された区議会における代表者を通じて行動し」ということ、ですよね?それが、憲法で一番最初に謳われている“代議制民主主義”、ということです。

代表者に託す、ということはそれほどまでに重要なことなのです。その"正当に選挙された代表”として議会にいる人間としては、気持ちが引き締まるというか身の震える思いがするというか、本当に重大な役割を担っているのだな、と思うわけです。

それほど大切なことなのに、世田谷区長と議員を選ぶ選挙の投票率が4割とは、どういうことなのだろう?・・・憲法をきちんと勉強したら、絶対にそんなことはなくなる!みんな投票に行くはず!と感じました。

憲法改正だとか改悪だとか言う前に、まずは、日本の子どもたちに、もっとしっかり憲法を勉強させる!最低限、前文を覚えさせる!いや、甘いな。条文のすべて103条を覚えさせる!それくらいの教育がなくて、何が憲法論議だろう?

・・・って、皆さんもそう思いませんか?

(かくいう私だって、全条文など言えません。こんなことではいけませんね!)



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