潔淨精微、易之教也

占いに関する一言

奇門~夢のように(笑

2005-03-28 21:19:57 | Weblog
奇門遁甲は‘玄学’で、科学ではありません。
‘玄’というのは話で完全に解説できないものです。

中国の術数には二つのものは比較的に特殊です。というのは深いだけではなく、かなり混乱という意味です。この二つのものは風水と奇門遁甲です。

奇門遁甲は今まで主に五種類の流派があります。
1.天星奇門(別名:天文奇門、禽遁)
2.三元奇門
3.法術奇門
4.飛宮小奇門
5.金函玉鏡日家奇門

その内、非常に残念なのは天星奇門がもうわかる人がほぼいなくて...
金函玉鏡は奇門の異端で、伝統奇門ではありません。
法術奇門は法奇門で、《奇門一得》に“斗罡六戊真人訣、無師伝授枉労心”の話があります。という意味は法奇門が人間に驚かせるものですが先生がいなければ自習できません。
法術奇門は道法咒符の範囲にあるもので、普通の説明が非常に無理です。法術奇門をわかる人と会うのも縁が必要です(笑
今一般流行しているのは時家三元奇門と飛宮小奇門です。八宮に二十四気を配置、各卦が三節を管理、各節が三候を管理する。三候とは上中下三元です。

具体的な定局、排盤、飛宮法、飛転結合法などのものが色々な布局法により、やり方がたくさんあります。一時刻の遁甲盤は布局法により、排法も違い、つまり一時刻にはたくさんの局が立つことができること、これは頭に痛いことですね(笑)。しかしその内正しいのは一つしかないです。だからその色々な局に入ると、その中から出ることがほぼ不可能だと思います。これもほんとに奇門をわかる人が一億人には一人二人しかいない原因(笑

世の中に欲が強い人間が多い~、奇門を利用して、財、名誉を求めたく、開運したく、敵を抑えたく、つまり自分の‘欲’を満足したいです。正直に言って、こんな態度で奇門を勉強したら、絶対にその色々な局から出れません。逆に欲が強ければ強いほど痴人、狂人になりやすく、一生にも奇門から出れません…もちろんほんとの奇門を身につけることができません。
間違い奇門遁甲がかなり多い、奇門の愛好者ならぜひよく考えてください。

易卦之吉凶悔吝の判定原理

2005-03-20 22:22:36 | Weblog
64卦を大きく分けて、四つの状態含んでいます。つまり‘吉’‘凶’‘悔’‘吝’で表すこと。卦の吉凶悔吝の判定について、様々な説明があるけれども、基本的なことがあまり話してません。ここでその原理を説明して、研究家の皆さんのご参考になれれば幸いです。
この原理の用途がたくさんありますが、公開することが無理なので皆さんのご研究の時、個人で参考としてご活用してください。

《周易・説卦伝》曰:
“闔戸謂之坤、辟戸謂之乾、一闔一辟謂之変、往来不窮謂之通、見乃謂之象、形乃謂之器、制而用之謂之法、利用出入、民咸用之謂之機。”

この話には一つ大事なことを含んでいます。‘闔’‘辟’‘往’‘来’のことです。この四つのことは具体的にどんな状態でしょうか?

まず、八経卦の基本を見てみましょう。
乾坎艮震は陽で、陽とは上がり、上昇の意味があります。だたその内坎は下がり、下降のことです。巽離坤兌は陰で、陰とは下がり、下降の意味があります。ただその内離は上がり、上昇のことです。
まとめてみると以下のことが明らめます。

1.乾艮震離:上昇、向上 ―>‘↑’
2.巽坤兌坎:下降、向下 ―>‘↓’

64卦は八経卦で重ねてできたものなので、上記のことで、64卦の‘闔’‘辟’‘往’‘来’の状態を定義できます。以下のように

1.‘闔’とは 上卦が下降+下卦が上昇 (向心と呼ばれる)
2.‘辟’とは 上卦が上昇+下卦が下降 (離心と呼ばれる)
3.‘往’とは 上卦が上昇+下卦が上昇 (外引と呼ばれる)
4.‘来’とは 上卦が下降+下卦が下降 (内引と呼ばれる)
(具体的な例は図のように)

‘闔’は向心の形で、陰陽配合なら吉、陰陽不調なら凶
‘辟’は離心の形で、陰陽配合なら害、陰陽不調なら凶
‘往’は外引の形で、陰陽不調なら悔、だんだん吉へ変化、陰陽配合なら亨
‘来’は内引の形で、陰陽不調なら吝、だんだん凶へ変化、陰陽配合なら貞

これは易卦之吉凶悔吝の判定原理です。(図は乾と坤で組み合わした地天泰、天地否、乾為天、坤為地を例としたものです。他は同じです。)
興味が持てば64卦の吉凶悔吝の定義を以上の原理と参照してみてください。

心は神明の箇所です

2005-03-15 02:24:34 | Weblog
《易》には‘形而上謂之道、形而下謂之器’の話があります。という意味は現代文明を物質(具体的な実物)と精神(思想、信仰)の二つの部分に分ける認識と同じです。‘道’とは無形のもの、‘器’とは形があるものです。

では‘形’とは何でしょうか?

《素問》に‘気合而有形’のことがあった。つまり‘気’が集まると、形状になり、‘形而下’(沈んで物質の世界を形成)になること。これで老子先師は‘有が無し(気の状態)から、天下万物が有から開始。’と話しました。

五行中、金木水土は形があるもので、下の方向へ行くものです(形あるので重さもあること)。つまり金木水土は‘器’の領域のものです。五行中に火だけ上の方向へ行くものです。火が重さがないことですが?違います、火も重さが持っています。ではいったいどういうことでしょうか?

これは‘道’です!

医と易は同じ源です。《素問》には‘心は神明の箇所’と話しました。‘神明’とは、精神世界のもので‘道’の領域にあるものです。何で心は神明の箇所でしょうか?
五臟の名前見てみましょう。

心、肺、肝、脾、腎

‘心’以外の四臟すべて‘月’の部が入っています。
《説文》には‘月’を肉部に分類され、肉とは形があるもので、‘形而下’のものです。‘心’だけ‘月’の形が持ってません。五行中に心が火で表しています。火が‘道’、精神の領域のものなので、心も‘形而上’、‘道’のものになりました。これは‘心は神明の箇所’の原因です。


急に眠れなくて...
日本語難しい...

「帰蔵之法」とその応用

2005-03-08 23:25:34 | Weblog
以下に紹介する「帰蔵之法」は基本的な原理と技法で、易、遁甲術、風水学、そして象数易学のある領域によく使われ、東洋占術の一つの基本技法で大きい価値があるものです。愛好者と研究者の皆さんのご勉強、ご研究に力になれると思うので、簡単に紹介させていただきます。

「孤陰不生、孤陽不長」
これは陰陽思想に一つの基本的な認識で、陰陽合和の重要性を示しています。陰しかない、あるいは陽しかない場合、陰陽調和取れないので、変化できず、前途見えずの状態になり、つまり陰の状態になります。逆に陰と陽会ったら変化でき、発展でき、前向、向上の状態になり、つまり陽の状態になります。
ここでまとめてみると、以下の公式が得られる。

.....(1)陰+陰=陰
.....(2)陽+陽=陰
.....(3)陰+陽=陽

この三つの公式は「帰蔵之法」の基本です。(陰爻と陽爻で示す公式は図のように)

風水学の八宅法を例として「帰蔵之法」の応用を説明します。
一般の八宅法の本あるいはテキストに玄関の位置により各方位のもの決める表とか図とか載っていると思いますが、ここでそのもとを説明させていただきます。

八経卦と九星の基本的な対応関係:

.....乾卦「延年」
.....兌卦「天医」
.....艮卦「生気」
.....震卦「過害」
.....離卦「六殺」
.....巽卦「五鬼」
.....坎卦「絶命」
.....坤卦「伏位:左輔、右弼」

八宅法には玄関がある方角の宮位により、建物内部の八方位の状態を決めます。例えば、玄関が震宮にあると、‘生気’が南の離宮にあるなどのこと。具体的な計算の方法は以下のように

.....「玄関の宮の卦」+「目標の宮の卦」==> 帰蔵之法での計算結果 
(その計算結果と八経卦と九星の基本対応関係を参照して、目標の宮はどんな星かのことがわかります)

例:玄関は震宮にある場合、南の離宮の星を求めたい時:
.....震卦 + 離卦 => 艮卦 (図の例のように)
八経卦と九星の基本対応関係により、南の離宮は生気です。


八宅法では玄関がどの位置にあっても、帰蔵之法で八方位の星を求めることができます(やり方は上の例と同じです。興味がある方やってみてください。)。帰蔵之法は八宅法の基石の一つです。

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いろんな流派とたくさんの占師が出ているけれども、占術の本源からだんだん離れて、見えなくなってしまった時代…
この「帰蔵之法」の紹介で、皆様ある程度占いのもとの原理と技法の形を認識できればと心からお願いします。

六爻断易により家宅風水の状況の判断

2005-03-07 17:34:50 | Weblog
ちょうど自分の病気の占いやってるので、六爻断易により家宅風水の状況の判断法を簡単に話します。

開運ということは基本的に風水(環境、方位そして時間範囲)の調整です。風水家相弄らない開運は大きい意味がありません。仕事占、財運占、病気占などのテーマでは、立卦の後、占のテーマと関係ある家宅風水の配置は判断できます。つまり現場行かなくても、問題に関しての風水上の原因もわかることができます。原因わかったら風水の調整法も自然にわかります。六爻断易のこの技術は今まで秘伝で、公開したことがないので、私自分の病気の実戦例の形でそれの基礎の判断法だけ少し紹介します。


私いつものどと気管の調子がよくないので、それについて先立卦占いました。

乙酉  己卯  庚寅  甲申
坤宮:地沢臨―>地天泰

子孫酉  
妻財亥 応  
兄弟丑    
兄弟丑 ->  兄弟辰
官鬼卯 世  
父母巳

実病(もう引いたあるいはひいてる病気)の場合、官鬼を中心として判断する。この卦に世爻の官鬼卯は用神です。 
ここで
1. 初爻の父母巳火が洩官鬼卯
=> ‘巳’は病気に悪い影響がある
2. 三爻の兄弟丑動(化兄弟辰なので、動いた結果は丑が旺になる)、丑が官鬼卯を消耗する力が強くなる
=>丑、辰は病気に悪い影響がある

これで風水の原理を一緒に応用したら、私の家は東南の巽宮と東北の丑山には刹物があることがはっきり見えます。具体的に言うと、巽宮と丑山には陽刹のものがあることです。そちらの陽刹は長時間にその位置に置いたら、病気の風水起因になります。


事実:

1.私の家の東南方位には電気トランス(直径0.5メートルぐらいの大きいトランス)を設置されて、そして家の東南方位の外壁に設置してある(家の距離はほぼ0)。このトランスはもともとビルの設備なので、撤収できません。(電器トランスは陽刹です)

2.東北の丑山の方位には家より10メートルぐらいのところに丁度大きい木が植えてある。私住んでいるビルは5階建てのものだけど、その木は5階より高い~(一般に艮宮にある木が凶のもの、陽刹です、特に大きい木なら影響力も大きい)

3.私は四階です。三階と五階の方とあまり会ったことがないので、知りませんが、一階と二階の二人のお婆さんはいつも咳がひどいことが確認できます。つまり私と似ている病状かもしれませんね。

以上は基本的な見方です。
そんな風水環境で何で体ののどと気管の部位が病気引くか、いつ一番ひどいか、どう解決するかなどの質問について、また別の風水の理論が要りますので、ここで省略させていただきます。

ちなみに、私の病気は、時空が卯月寅日で、そして応爻が亥なので、死ぬまでのものではありません(笑

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六爻断易での風水の判断法と調整法は5、6月の集中講座を受けた上に、参加者の中から縁がある方に教えます。

下元七運の思い出と下元八運への展望

2005-03-04 11:43:30 | Weblog
下元七運では兌卦が旺です。風水の角度から見ると兌宮は偏財の位置ですので、下元七運に兌宮の方位の風水環境がいい人はきっと財運がよかったでしょう。
実は社会の発展も三元九運と合っています。下元七運を例として、1984年~2003年の20年間(下元七運)は中国の改革開放の時期で、たくさんの人々が急に金持ちになりました、これも中国のその時代の特徴になった。日本もそうですね、下元七運にバブル時代がありました。これは下元七運に必ず出る傾向です。

去年から2023年までは下元八運に入りました。この運は艮卦司令で、偏財のイメージまだありますが、私個人的に関心してるのは艮卦の医、占などの五術のイメージあることです(笑
これからの20年間に占いの領域はきっと大繁盛でしょう。正直に言って、これも自分が去年から日本の占の世界に入った一つの原因です。最近、黒門さんはテレビでデビューしましたよね、これもある意味に日本で本格占術が順順登場の開始だと思います。


それでは、下元八運に応じて、皆様の個人の風水の調整もうできてますか?

《断易:六爻速断法》の部分内容

2005-03-01 00:57:44 | Weblog
陳 光ショウ
真視 葵衣(http://www.junktion-web.com/)
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<立卦象>

 六爻断易では卦の取り方が必要です。中国の戦国時代以前の祖先は、亀の甲羅を火の上に置き、割れた象から吉凶を占いました。その方法は複雑で、占う前の儀式も必要でした。その後、草を50本取り1本抜いて49本にし、現在の筮竹を草を使用して占うような方法がありましたが、1つの卦を立てるのに18回の手順があり、大変でした。その後様々な方法が行われましたが、皆複雑で、その方法は使わなくなりました。その後西漢時代の京房が京房易を始め、そこから3枚の銅銭で占うという方法になりました。この方法は簡単ですが、そこには深い意味があります。銅銭の形は、内の■の穴は、地を、外の○は天を表わし、天、人、地という3つのイメージを全て含んでおり、天人合一の思想と一致します。したがって3枚の銅銭での象の取り方は、古人の知恵を含んだ上に、一番簡単な象の取り方となるのです。
 銅銭での象の取り方の基本原理は、全息論と、人体の磁場が感応しています。質問者は必ずその質問内容について集中しなければなりません。そうすることで、正しい情報が得られます。遊びのつもりや、不信者がやりますと、取った象が正しい象になりません。この場合占い師は、その卦を使用しない方が良いでしょう。質問者が真面目に集中できた時に、その象を取ってから占ってください。また、質問者が多くの問題を持っていて、集中できないと、情報が混雑する場合がありますので、占い師は気をつけて、1つの問題に集中できるようにさせてあげないといけません。



<ある簡単な立卦の方法>

1)数字による立卦法
質問者が現場にいなくても、1つの数字(何桁でも)を選んでもらい、立卦する事ができます。
 ○一桁の数字
このやり方の原則は、0以外の1から8なら動爻は無しとします。そして、先天八卦の数で、1なら乾、2は兌、3は離、4は震、5は巽、6は坎、7は艮、8は坤として観ます。8以上の数の場合は、8で割り、余りを主卦とし、またその数字を6で割り、余りを動爻とします。
 例)5の場合  巽為風
   9の場合  9を8で割り余り1により乾為天 6で割り余り3により3爻を動爻とします。 
○ 二桁の数字
例えば35という数字なら、上卦3、下卦5というようにして、火風鼎と出します。
動爻の出し方は、(3+5)÷6の余りをとり、2爻を動爻とします。
 ○三桁の数字
100の位を上卦、10の位を下卦、一の位を動爻とします。
 ○三桁以上の数字
 選んだ数の桁数が奇数なら、2つに分け、前の方を上卦、残りを下卦とします。
   例)12345→12/345
     (1+2)÷8の余りを上卦、(3+4+5)÷8の余りを下卦とします。
動爻は(1+2+3+4+5)÷6の余りを使います。余りがない場合は上爻を動爻として、余り6の時と同じにします。選んだ数の桁数が偶数なら、2つに分けて、奇数の場合と同じようにします。

2)時間による立卦法
  旧暦の年月日を使用します。
  (年+月+日)÷8の余りを上卦、(年+月+日+時)÷8を下卦とします。
  動爻は、(年+月+日+時)÷6の余りとします。
  注意点:年は申年なら9番目の数字なので9を使う。時間も同様に、辰時なら5を使う。
  例)1996年8月5日午刻(旧暦丙子年6月21日午刻)
  年月日の和(1+6+21)÷8の余りは4。したがって上卦は震。
  年月日時間の和(1+6+21+7)÷8の余りは3。したがって下卦は離。
  年月日時間の和(1+6+21+7)÷6の余りは5。したがって5爻変により
  この卦は雷火豊から沢火革へ之くとします。
  時間で立卦する時、年や月は、節入りで変わりますので注意してください。
  例)○1993年新暦2月4日は旧暦正月13日の寅の時間で節が変わり酉年正月になります。
    ○1993年旧暦6月20日戌時立秋は、旧暦6月21日で7月になるので、6月ではありません。日は21日で計算し、夜中の0時前は当日、0時過ぎは次の日です。
 間違いやすいところは元旦は新しい年のスタートではないということです。毎月の1日も、その月のスタートではありません。

3)字の画数、あるいは言数で立卦する方法
  ○一つの文字で卦を立つとき、その字の左側(へん)を上卦、右側(つくり)を下卦とする。全ての数を合わせ、6で割った余りを動爻とする。
  ○ひとことで卦を立つ場合
   例)おはようございます→おはよう(4文字により震)ございます(5文字により巽)
     (4+5)÷6は余り3で3爻変とする。

などなど。。。。。。


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 真占術易学校の池本先生のご好意で、今年の5月15日、22日と6月5日、12日に六爻断易の集中講座を行う予定がありました。できるだけ日本の断易の愛好者に理解しやすい角度から六爻断易の精髓を伝いたいので、今頑張っています。
講座の具体的なスケジュールなどの事項は真占術易学校のホームページ(http://www2s.biglobe.ne.jp/~senjutu/)に書いていただきました。
ここで池本先生に感謝いたします。