永遠の仔
天童荒太 著
幻冬舎
このお話は2000年にテレビドラマになっています。
ドラマを見て、当時のわたしはとっても衝撃に感じました。
性的虐待、心的虐待、暴力、ネグレクト
それぞれの事情から心を病んで療養病棟に入院し出会った3人。
虐待を生き抜いてなお残る心の傷、その傷が起こす悲劇の物語。
2000年はまだ虐待について世間の感心が薄い時代でした。
それから14年の間に何件もの事件が起きています。
何人もの子どもが命を落としています。
命を落とさずとも人生を奪われている子どもたちはどのくらいに登るのでしょうか。
この小説では子どもが心を閉ざしていく様子がとても丁寧に描かれています。
ぱっと見は普通に暮らしているように見える子どもの心の闇。
親をかばおうとする子どもの心理。
そして虐待している典型的な大人の言い分もそのまま描かれています。
ばかばかしいほど理不尽な言い分は、現実の世界でも横行しています。
この親子間の虐待は「呪縛」という形で大人同志の人間関係にもみられます。
自分が虐待という渦中にいるとき、
それが虐待であることに気づかないということは少なくありません。
でも体や心が傷ついているのならそれは暴力だし、虐待です。
小説には「気づくきっかけ」という役割もあると思います。
心の傷を考えるときに読んでみてほしいお話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心の原っぱワークショップin京都
=こころといのちのお話&インナーチャイルドセラピー体験=
ご予約受付ちゅう
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このお話は2000年にテレビドラマになっています。
ドラマを見て、当時のわたしはとっても衝撃に感じました。
性的虐待、心的虐待、暴力、ネグレクト
それぞれの事情から心を病んで療養病棟に入院し出会った3人。
虐待を生き抜いてなお残る心の傷、その傷が起こす悲劇の物語。
2000年はまだ虐待について世間の感心が薄い時代でした。
それから14年の間に何件もの事件が起きています。
何人もの子どもが命を落としています。
命を落とさずとも人生を奪われている子どもたちはどのくらいに登るのでしょうか。
この小説では子どもが心を閉ざしていく様子がとても丁寧に描かれています。
ぱっと見は普通に暮らしているように見える子どもの心の闇。
親をかばおうとする子どもの心理。
そして虐待している典型的な大人の言い分もそのまま描かれています。
ばかばかしいほど理不尽な言い分は、現実の世界でも横行しています。
この親子間の虐待は「呪縛」という形で大人同志の人間関係にもみられます。
自分が虐待という渦中にいるとき、
それが虐待であることに気づかないということは少なくありません。
でも体や心が傷ついているのならそれは暴力だし、虐待です。
小説には「気づくきっかけ」という役割もあると思います。
心の傷を考えるときに読んでみてほしいお話です。
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