バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

オールドイングランド・道後山の手ホテル@道後温泉

2010-10-11 22:57:59 | 温泉(愛媛県)

日本三古湯の一つ、道後温泉は、夏目漱石の小説『坊つちやん』(1905年)にも描かれ、愛媛県の代表的な観光地であり、四国での数少ない温泉地の代表格です。


道後温泉のシンボル、道後温泉本館から坂道を少し登ったところには、大規模なホテルが建ち並んでいて、多くの宿泊客で賑わっています。


この「オールドイングランド・道後山の手ホテル」は、和風旅館や温泉ホテルの中で異彩を放っている、瀟洒な佇まいの英国調ホテルです。


玄関にはシルクハットのベルボーイがお出迎え、ロビーなどパブリックスペースには英国風の調度が配され、上質な雰囲気を醸しています。


こんなホテルでもやはり道後、温泉はあるのです。ここの温泉は広い内湯に檜の露天が付いた一般的なスタイル。さすがホテルだけに清掃は充分で清潔。ボディソープやシャンプーをはじめ、各種アメニティーも充実していますね。


肝心の泉質はというと道後温泉からの引き湯とのこと。もともと道後温泉は集中配湯の上に旅館数も多いと…なので泉質は推して知るべし。はい、循環ろ過です。仕方ないですね。また、温泉情緒は一切なし。でもまあ風情を求めるお客さんは、たいがい道後温泉本館に出向くだろうから問題はありません。


このホテル、当初は1886年創業の老舗旅館だったのだが、2004年に全面的に建て替え、その際、和風旅館のスタイルを捨てて、このような英国をイメージしたプライベートホテルに生まれ変わったとのこと。そのおかげで今や道後で一二を争う人気のホテルになっています。

このホテル、非常にコストパフォーマンスが高く大変満足でした。イン13:00・アウト12:00というのも嬉しい。また、ホテル客室としては珍しいフローリング。これは多少冷たい印象があるものの清潔感があっていい。何よりもスタッフの接客が実にすばらしいと思います。

・場所:伊予鉄市内電車・道後温泉駅
・泉質:アルカリ性単純泉 43度
・訪問日:2010年9月27日