船の好きなじいじの絵日記 愛艇アルビン28クルージング

瀬戸内海相生マリーナを定係港に愛艇の航海や日頃の出来事を船の好きなじいじの絵日記として印刷製本して保存しています。

松葉カニ・大型底引き漁船の漁法紹介

2018年01月08日 | 兵庫県但馬地方の様子

今日はいつもお世話になっている沖合底引き漁船の各船主乗組員の皆さんや但馬漁業協同組合職員の皆さんに感謝しつつ冬の味覚松葉ガニを中心とした漁業の様子を紹介いたします。

資料は全て但馬漁業協同組合のHPからお借りいたしました。

但馬漁業協同組合へリンク

統括本部/香住支所

http://www.jftajima.com/

沖合底びき網漁業

松葉ガニ、カレイ類、ハタハタ、 ニギス、エビ類など

操業期間は9月から翌年5月末までで、この間に15~99トンの大型漁船に6~11人が乗り組み、1航海当たり1~5日間、京都府沖から山口県沖までを操業し、水深100~600メートルの海底に網を入れてマツバガニ、カレイ類、ハタハタなどを漁獲します。
船上作業としては、ロープ・網を投網、引き揚げ、甲板に揚がった魚を種類、大きさごとに分別して、それぞれ箱に詰めます。そして休憩……と、こんな作業が繰り返されます。
収入は歩合制で、水揚げ金額が多ければ多いほど収入が増えます。また、年功序列ではなく、新人もベテランも同じ配当がもらえます。特に冬場のマツバガニシーズンは期待がもてます。
一方、水揚げが悪く、一定の賃金に達しない場合の措置として、国が定めた保障制度により最低賃金が保証されています。

沖合底びき網漁業

ベニズワイカニかご漁業

ベニズワイガニ

操業期間は9月から翌年6月末(資源回復計画に則り、6月の1ヶ月間は自主休漁しています)までで、この間に19トンの小型漁船に5~7人が乗り組み、約1日操業する小型べにかご船と、80トンまでの大型漁船に12人程度が乗り組み、4~5日操業する大型べにかご船があり、水深800~1,800メートルの海底にサバなどのエサを入れたカゴを連ねて沈め、カニを誘い込んで漁獲します。

ベニズワイカニかご漁業

沿岸いかつり漁業

スルメイカ

20トン未満の小型漁船を使用して、集魚灯で集めたスルメイカを自動イカ釣機などを使用して漁獲します。操業範囲としては京都府から鳥取県沖を主漁場とし、一部は他府県の許可を取り、スルメイカの魚群を追いかけて周年日本海沿岸一円を操業します。

沿岸いかつり漁業

定置網漁業

ブリ、イワシ、アジなど

操業期間は周年で、魚の通り道を網でさえぎって魚群を囲い網に誘導して、ブリ、イワシ、アジなどを漁獲します。

定置網漁業
 
このように兵庫北部但馬地域の主力産業としての漁業の仕組みを紹介させていただきました。
底引き漁船の乗組員の皆さん、この冬も沢山の松葉ガニを漁獲頂き城崎温泉を始め但馬各地域にお越しいただく観光客の皆さんに喜んで頂くため安全航海、安全操業に心がけて頂き荒れる日本海上でのご活躍を祈念しております。
 

ではでは

↓ランキングに参加しました。クリックお願いします。
 

▲城崎温泉の温泉宿。和モダンなロビーや美しい日本庭園などまさに癒しの宿。

 宴会処夢邸ゆめやしき 炭火家らんたん ギフトのアピデ 雑貨のタッチ 給食弁当ほーゆー本店 仕出し専門ハイ・どうぞユラクグループは10ブランドを展開中です

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 万歳!今日は海水汲みはお休み | トップ | ユラク朝市広場・松葉カニ水... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

兵庫県但馬地方の様子」カテゴリの最新記事