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レーザー・ハイレーザーの距離による攻撃力減衰/レギュ1.30

2008年12月21日 | データ/ACfA
レギュレーション1.30の配信により、EN武器の距離減衰が抑えられたそうです。
ということで、実際どれぐらい緩和したのか見てみましょうってのが今回の目的です。

測定方法は1.20のときと同じです。EN武器適正100、距離50刻みでPA無し状態の対象に攻撃を当てて攻撃力を計算します。今回の対象はEN防御最低機体(EN防御3828、AP26751)。攻撃力は距離に対してアナログに変化せず、一定距離ごとに階段状に減衰していくため、近似直線は使いません。PA貫通力の減衰は未測定ですので実際の有効攻撃力はもっと低くなるでしょう。いずれやると思う。

攻撃力計算には
EN武器攻撃力=与ダメージ/(1-対象のEN防御/13000)
を使用します。今回はレギュでENダメージの計算式は変化していません。実弾とかPA貫通率計算式はまだ見ていないのでシラネ。

今回はあくまでレーザーとハイレーザーに分類されるものだけです。プラズマとかパルスとかコジマは未測定ですのでよろしく。



×2とかは2発ヒットすること前提で進めているため総合攻撃力は表記攻撃力の2倍ってことです。

おさらいとして、1.20のレーザー・ハイレーザーについて。
おおまかには067ANLRだけが射程距離付近で攻撃力は75%まで減衰し、他の武器は50%まで減衰しました。加えて、PA貫通力も同様に067ANLRは75%まで、他は50%まで減衰しました。プラズマは今回やっていませんが、あれは攻撃力は40%まで、PA貫通力は50%まで減衰しました。1.30ではどうなったでしょうか。

総合攻撃力10000以上


この段階で、1.20と同様、射程距離が長ければ単位距離あたりの攻撃力減少率も少ないことが読み取れます。A12-OPSの射程距離が990と最長であるため、距離500を境に他武器(HLC02-SIRIUS、HLR09-BECRUX)より単純な攻撃力は高くなっていることが分かります。


攻撃力そこそこ高めのエコレザ、カノープス、レザバズ。


特に言うこと無いです。


いわゆる一般的なレーザーライフル群


067ANLRがパーツコメントに沿って減衰しにくい仕様なのは相変わらずです。近接適正の関係もあるため、一択とは言えませんが。

ここで、067ANLRについて補足事項があります。↑のグラフでは射程距離で067ANLRの攻撃力プロットを打ち切っていますが、実際はこのパーツだけ射程距離を大幅に過ぎても攻撃力がゼロにはなりません。

本当の067ANLRの攻撃力減衰グラフは以下のようになります。


射程距離を過ぎたあたりから急に攻撃力が落ち込み、そこからの減衰ペースはそれまでのものより明らかに大きくなっています。印象としては他のレーザーと同様の距離減衰率で作った直線を、射程外にも伸ばしていったものと沿うといったところです。距離2200を超え、最長ロック距離状態でも攻撃力を持っており、打ち切らざるをえない状況でした。どうせ当たりませんが事実として。


射程距離付近の攻撃力/減衰無しの攻撃力を減衰率とすると、


067ANLRは距離1000超えても単純攻撃力は90%程度までしか落ち込まないことがわかります。他武器も70%程度までしか落ちないことから、1.20より20%分攻撃力が落ちにくくなったってことで。

この事実に加え、さらにPA貫通力減衰を見るとどうなるでしょうか。PA貫通力も仮に90%あるいは70%までしか落ちなかったとしたら確かに実効攻撃力は大幅に上がっているといえますが…。戦闘距離が多少縮まったことに加え、減衰も緩和されたという二重の効果で一気にEN武器が有効になったようです。4より戦闘スピードは速くなったものの、それで広がる距離による減衰以上にEN武器が力を持ったため、4よりもEN防御を考慮しなくてはならないかもしれません。





ぶっちゃけ距離50刻みにしなくとも射程距離ギリギリだけ見れば事足りるとは思うんですがそこんとこどうでしょうね。PA貫通力減衰を見るにしても、射程距離での数値を測定するだけで最終的にどれだけ減衰するかはわかりますし、もう直線的に減衰するという事実に疑問を挟む余地はありませんし。全種類測らなくとも、067ANLRとあとハイレザひとつ、別のレーザー一つやれば多分今回見たところ内部パラは別にしていないでしょうからそこらも適当に。測定方法はもう明確にしているのでここらで手間を省きタイナーとか思ったり。次から距離100刻みにしようとか考えていますのでよろ。


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追記:PA貫通力減衰についての言及をします。

予備知識として、レギュレーション1.30におけるPA貫通率(PA満タン時の与ダメージ/PA無し時の与ダメージ)の式は、

PA貫通率
=0.10×{1000/197×10^(-4)×PA値+1.0}×{PA貫通力×10^(-4)-1.0}+1.0(PA値~17730)
=PA貫通力/10000(PA値17730~)
ただしPA貫通率≦1.0

です。1.20のときと変化していません。計算した感じ誤差はせいぜい0.1%~0.2%程度。APという整数値の除算から求めているので誤差は当然出る。

手っ取り早くPA貫通力を算出するには、PA値17730以上の対象に攻撃を当てるのが数式的にも楽です。対象として、AP31189、EN防御5724、PA17977を用いました。多段攻撃のものについては、適当に概算してもPA減衰力の和が1000に達していなければ大まかなPA減衰力計算式から(過去記事参照)17730以上を維持できると判断出来るため問題なく使用する。(追記するとこのやり方は危険であまり良いものとは言えません。)

距離は予告通り100刻み。細かく求めたのはハイレーザーとしてHLR01-CANOPUS(攻撃力8551、PA貫通力8910)、レーザーとしてER-O705(攻撃力7821、PA貫通力5827)、低減衰の067ANLR(攻撃力3186、PA貫通力8011)、そしてついでだったのでプラズマ代表SULTAN(攻撃力12075、PA貫通力2677)。

まず単純なPA無し時の単純攻撃力減衰を示す。


新しい情報としてSULTANは射程距離付近で攻撃力は66%弱まで減衰しています。



PA17730以上、PA満タン時の攻撃力減衰は以下の通りである。

最高の効果を発揮するPA状態では↑のように実際の攻撃力は補正される。実効攻撃力はゆるやかな二次曲線として振舞う



PA貫通力減衰を以上のデータから算出すると以下のようになる。


PA貫通力は単純攻撃力と同様直線的に減衰している。一つ↑のグラフで実効攻撃力が二次曲線として振舞うのは、PA貫通力と攻撃力が共に一次直線として減衰することからもわかる。


追記以前も述べたとおり、最終的にどれだけ攻撃力、及びPA貫通力が減衰するかは射程距離付近の数値を測るだけでも求めることが出来る。もはや直線的に減衰することに異議を差し挟む余地がないものとして、他のレーザー・ハイレーザー・プラズマは射程距離付近だけを測定した。以下にその結果を示す。



射程距離付近での攻撃力、PA貫通力の減衰率は同程度であることがわかる。067ANLRは90%程度、他のレーザー・ハイレーザーは70%程度。そしてプラズマは65~66%程度。レーザー・ハイレーザーのPA貫通力の減衰率は追記以前の予測と一致した。


以上の減衰緩和についての事柄がレギュレーション1.20と比べ、どれほどの攻撃力強化につながるのか簡単な高PA機体を対象とした例を挙げて述べる。

相手のPAが17730以上と十分高い場合、距離で減衰する単純攻撃力に対しPA貫通率=PA貫通力/10000という補正がなされる。つまり、射程距離ギリギリについてだけ見ても、以下に示すように強化されていることがわかる。



減衰率は細かいこと抜きにして代表的な数値で計算。実際PAが17730以下の機体(つまりPA特化せずに組んだ大抵の機体)を対象とした場合はこの倍率よりは小さくなる(ただし実効攻撃力そのものは大きくなる)。この数字は最大倍率と思って差しつかえない。射程付近では2倍程度1.20より強くなっているものの、どうせ当たらないでしょう。

ちなみに、射程距離の半分で同じ計算をすると以下のようになる。


射程距離の1/3


射程距離の1/3から半分程度が現実的な戦闘距離だろうか。おおまかにレーザー系は1.2倍前後レギュ1.20より強化された感じ(あくまで対高PA機体)。


「倍率」の数字見るより実効攻撃力の数字そのものを見たほうがレギュ1.30単体で考える分には良いと思われる。


こうして見ると、レーザー系にとって一番の強化されたと感じる要因は減衰緩和も確かにありますが、それよりも戦闘スピードの低下による戦闘距離の縮小から生じる距離減衰量の低減、及び命中率向上でしょうか。ライフル系とは異なり装弾数は少なめで、1.20では命中率の関係で目立たなかった攻撃力がスピード低下で際立ったと考えられます。1.20でも近距離で当たればそれなりのダメージは出せていましたし。

追記前と同様、EN防御を考慮しようってことで。レーザー強いというならラトーナフレームなりテルスフレームなりで固めればいいんです。他に弱くなるけれどシラネ。

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