フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

舞台における主役と脇役

2008-10-19 11:16:52 | ハロプロ2008

 8月に行われたミュージカル「シンデレラ」で、台詞が一言しか貰えなかった道重さゆみさんが、自身のラジオで当時は気持ちが落ち込んで大変だった。家族に支えられてなんとか乗り切ったという事を今週語っていました。書き起こしをしてくれた方が狼にいたので、有り難く使わせていただきます。

 さゆみ、ぶっちゃけて言いますと、あの、シンデレラの時 期、すごいおうちです態度悪かったんですよw
 あのねほんとにね、毎日毎日同じ場所に行って、あの~なんか多分性にあってないっていうか、毎日毎日同じ場所に行って、毎日2回公演で、こう毎日毎日同じことして着替えもたくさんあって着替えはたくさんあるのにセリフはまったくないし、もうなんかもうなんかちょっと、ちょっとおかしくなってたんですよ。
 さゆみ、ちょっとまあぶっちゃけ今、今だから言えるんですけどちょっとおかしくなってて。だからおうち帰っても、誰が悪いわけじゃなくてしゃべらなかったんですよていうかしゃべれなかったんです。なんか、舞台の上でしゃべってないからかわかんないんですけどうちでもしゃべれなくて、もうホントにしゃべらなくなっちゃって、もうとりあえず、な、なにを言われても「うん」とか、お母さんに、お母さんもすごいなんかその時期さゆみに気を遣ってくれてて、「お風呂入る?」とか言っても、あーちょっとしゃべったら泣きそうなんですけどそのこと考えたら「うん」とかなんか「うん今いいや」とかそういうことしかしゃべれなくなっちゃって、ホントに○○○○のことを考えたらなんかホントにおかしくなってたんですよ。
 そういう時もやっぱり、あの、お姉ちゃんは・・・こう・・・泣きそうなんですけどw・・・
 お姉ちゃんも、なんか・・・すごい・・・なんか・・・支えてくれて・・・すごい良かったなあ・・・
 もうイヤ・・・もうイヤだ恥ずかしい、もうイヤだ、ちょっともうホントすいませんねもうこんなね、すごいね、お姉ちゃんに支えてもらったなあと思って良かったなあと思います。

 自分の同期であるれいなや亀ちゃんは、主役ではないにしても結構台詞や出番があるのに、自分は…という悔しさもあったのでしょう。
 この事についてもっと詳しく聞きたいと、さゆが愛ちゃんと一緒にアシスタントを務めるラジオ番組「MBSヤングタウン土曜日」にお便りが寄せられ、そんなさゆの心情に対してさんま師匠がこうコメントをしたそうです。これも書き起こしがあったので、これも有り難く使わせていただきます。

さんま「お前は頭おかしいやないか、お前はアホか」
さんま「役頂いて、普通は出して頂くだけで嬉しいもの、自分の力量もあるし」
さんま「キャメロンディアスだって、真田広之くんだって最初はちょい役からやってるんやで 。唐沢寿明なんかちょい役ちょい役ちょい役で、エキストラからやってるんやで」
ショージ「自分ラジオ持ってるだけで、凄いやんけ」
さんま「悩む次元がおかしいんや、そんなショージなんかどうすんのやお前こんな長い事、贅沢やわね~」
ショージ「それは確かにある、この世界におれるだけで幸せ」
さんま「お前はなんて我侭なんだよ」
さんま「だから次ミュージカルあったら今度は(良い役貰えると良いな)・・・
あ、お前あかんわ、やる気が無いことしてたら、見てはるからね演出家とか、『なんだつまんないなんだ今日もおんなじ場所で同じ事で』ってバレてるな、次も役少ないで、バレてる、言葉はソウルですからね、気持ちがないまま投げやりでやってると『こんにちは』って台詞ひとつとっても違うからやる気があるのと無いのじゃそういうもん、次もあかんわお前。自分でも過信してるんとちゃう?自分の力」
さんま「ほんならお前ソロになれよ、文句ばっか言ってるなら」

 文にして読むと厳しい印象ですが、さんまは笑いも交えながら、さゆの話を聞いて諭すように語っていました。
 これは、まあ正論に思いました。最近、娘。内に於ける愛ちゃん中心路線に対してのヲタの反発が強いので、さゆの気持ちがわかる!と擁護している人も多いようですが、さゆヲタ的には「いやいや、さゆの実力で舞台でいい役は難しい」と思っているので、この悔しさをバネに仕事頑張れと言うしかないです。やっぱり、グループというものは目立つ役割もあれば、目立たない役割もある。今回のシンデレラで王子役に抜擢されて目立っていたガキさんだって、今まではコンサートもミュージカルも脇役でした。やはり「継続は力なり」なんだと思います。
 同期という話になれば、さゆの仲良し亀ちゃんなんて「シングルで一度もメインボーカルに選ばれていない」のですから、よく気持ちを切らさず続けているなと思います。いや、亀井はやる気ないだろうという人もいるかもしれませんが、コンサートでバックダンサーになっている時間が長くてもダンスをしっかりやっている亀ちゃんの姿勢は評価してあげてください。
 振り返ってみても、シングルで亀ちゃんが目立ったのって、「ねえ、早くあなたに合いたい…」くらいでしょうか。でも、グループで行うコンサートというのは、まさにみんなの力の結集。脇役が手抜きをしないからこそ、いいコンサートになるのだと思います。目だっていないからと言って、ベースが手抜きしたらバンド演奏が狂ってしまいますからね。

 舞台というのはコンサート以上に配役に明暗が分かれるもの。週末から℃-uteの舞台が始まりましたが、やはりここでも明暗が分かれているのでしょうか。
 そんな「携帯小説家」、本日観に行ってまいります。なんかパンフレットへ寄せたメッセージが、なっきぃの文章量と梅さんとでは違いがありすぎ、梅さんやる気ないなという声も聞こえてきましたが、梅さんも日頃の脇役続きにくさらず気持ちを前向きに持っていてほしいと思います。
 まあ、梅さんの場合はキャラでもあるような気がしますが、このあたりの感じが「いつもコメントが一言だった」ミキティに通じるものがあるような気がします(笑)。梅さんは常時やる気を前面に出すタイプではないみたいですから、常に全力投球の舞美あたりとの対比を楽しむのも、また楽しくもあります。

 

 
脇役でも、ちゃんと見ている人は見ている。さゆも梅さんも前向きに今を楽しんでほしいと思います。




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