真野恵里菜はピアノを弾いている時がいい

　代々木のハロコンの話題、たった二回の記事で終わってしまいました。しかも、ステージについて書いた記事は一つだけ…。過去のハロコン記事では有り得なかった記事の少なさ。
　理由としては、席が悪かった、セットリストもイマイチ、それらも書く事が少ない理由の一つですが、一番気になったのは「会場の雰囲気」。なんというか、簡単に言うと一体感がないんです。難しく言うと、各ユニットのヲタ間にある溝の深さとスタイルの違いと言いましょうか。って、あまり難しく言ってないか…。

　これはベリキュー合同コンサートでも感じた事なのですが、自分が興味ないメンバーはまったく興味がないという人が増えたなと思いました。
　興味がなければ曲は知らないのは仕方ないにしても、知らないから座っちゃえ、知らないから雑談しようみたいな人、こういう人が少し増えてきたような気がします。一体感がないのは、それだけ娘。目当て以外の人も増えてきたという事で、色んなユニットのファンがいると言えるので、決して悪い事でもないのでしょうが。

　そんな感じで、今一つノリ切れなかった代々木なのですが、収穫もありました。それは「マノピアノ」です。
　多くの曲がノリに一体感を欠いていたのに対して、マノピアノの一体感は素晴らしかったです。何しろ会場全体が静まり、マノピアノの音に耳を傾けていたのです。局地的に見れば、雑談している人や、騒いでいた人もいたかもしれません。でも、大きな会場が静かになり、揺れるサイリウムの光に包まれてピアノを弾きながら、「あ～いたいよ～、あ～いたいよ～」と歌う真野ちゃんの姿と、マノピアノの奏でる音色に惚れました。
　大会場でピアノ弾き語りというのも、一見不似合いかもしれませんが、大会場に集まったこれだけの人数が静まる雰囲気を作り出す「マノピアノワールド」がカッコ良くも見えました。

　そんな真野ちゃんなんですが、声援は真野ちゃんよりHigh-Kingの時の前田憂佳の方が大きい感じで、真野ちゃん人気は決して順調ではないのかなと心配にもなっています。
　ベリキュー！で、「認めたくないものだな 若さゆえの過ちを シャア・アズナブル　ベリキュー！」とか可愛くポーズ決めていても、まだまだアピール不足ですか？
　写真はいいんだけど動いている姿はイマイチなんだよな…という声も聞きます。動画映えしないとは、これまたアイドルとしては難しい課題を突きつけられたか？

　しかし、家庭のテレビに映る姿はイマイチだとしても。代々木のスクリーンに映る真野ちゃんの姿は凛々しかった。もしかすると、ピアノを弾いている姿が一番映える子なのかもしれない。マノピアノのPVも作ってほしい今日この頃です。真野ちゃんがピアノを弾く姿をもっと観たい。今から、ファーストコンサートもとても楽しみです。と、言ったら気が早いかな。ソロコンサートなら、ピアノを弾くシーンがたくさん観られそうです。