スコッチダイアリー

盛岡の小さなショットバー「スコッチハウス」のサトコママの日記帳です。

パトロンあらわる?!

2014年08月28日 | Weblog
 左からグレングラッサ1973キャンベル&信濃屋コラボ(500ml)、グレングラッサ1972、ボウモア・ハンドフィル。常連のHさんが、ご自分のコレクションをスコッチハウスで開けてくださいました。マスターと私もお相伴にあずかりましたが、トータルでいくらになるんだろう?と指を折って数えたほどの、ものすごいラインナップでした。グラッサ1972は「ドロップの味」(フルーツの甘みを感じるときのマスターの表現です)、グラッサ1973はシェリー樽熟成の正統派、ボウモア・ハンドフィルはダーケストに似ていると早速味比べ。

 現行で売り出している長熟ものは、値段が高いこともあってほとんど飲む機会がありません。大変勉強になりました。Hさんは、時々手持ちのスコッチを開けて、マスターと一緒に味をみます。今回は、特に名品揃いで、マスターが思わず「パトロン現る!」と叫んだので、そのままタイトルにいたしました。Hさんありがとうございました。そして末永くうちのマスターのパトロンでいてください!!

悪魔がいっぱい

2014年08月28日 | Weblog
 2014年の春にボウモア・デビルズカスクが発売され、日本には150本入ってきました。ほとんどが東京・大阪に入荷して、東北の割り当てはわずか6本。そこでスコッチハウスのマスターは燃えた!人脈を駆使して、結果デビルズカスクは無事入荷しました。封切りの日、どういうわけか常連さんがぞろぞろ。偶然とはいえ、みんな鼻がききすぎ。(笑)

 その時、英文学のS教授が裏ラベルを直訳してくれました。曰く「アイラの人々は、脅迫観念的に悪魔がいるという隅を徹底的に排除した。教会も丸く作った。追い払われた悪魔はボウモア蒸留所に逃げ込み、人々はそれで満足した。」その後ボウモアの樽に隠れた悪魔は、まんまとスコットランド本土に渡るのですが・・・悪魔、小さかったのか。

 S教授がボウモアをちびちびやりながら「スコッチハウスの片隅にも悪魔がいて、分け前をねらってやってくる天使を追い払っているんですよ~」たしかに店の隅は陰影があって、なんか潜んでいそう、と一同大うけでした。