スコッチダイアリー

盛岡の小さなショットバー「スコッチハウス」のサトコママの日記帳です。

決着! ~ブラックボウモア・ファーストエディション~

2009年01月01日 | Weblog
私とマスターの間で味の論争が巻き起こり、ついには「トロピカルかフルーティか」と新聞ネタにもなったブラックボウモアの会。12月30日に無事終了しました。さて、肝心のボウモアのお味は?

結果は、トロピカルではなくフルーティでもなく。つまりフルーツっぽくない全然別の味でした。がりがりしてた、といったら極論でしょうか。そこまで荒いわけじゃなかったしね。

なめらかでとろけるようなボウモアテイストを期待していたら口のなかでうまく味が溶け合わない。この感じはなんだろう?オロロソのシェリー樽由来のドライさなんでしょうか。なんと表現したらいいのだろう?言葉がでなくて首をひねりました。味の表現ってむずかしい。

しかしおいしい部類のウイスキーであることには間違いない。60年代のボウモアテイストの後から唾液が出てくるようなハニー香を期待するむき(マスターのことです)には物足りないかもしれませんがボウモアってもともとアイラ。がりがりしててもいいんじゃない?いや、なにか開き直ってしまいましたが。

思うのは「なんでこんなに値上がりしたの?」という素朴な疑問。もともと17,000円の代物です。1979年発売のバイセンテナリーが40,000円で、どうみてもこっちのほうが味としては格上。去年の夏にのんだブラックボウモアセカンドはバイセンテナリーを彷彿とさせる味で、飲んだ感激はこちらのほうが強かったかな。

まず飲まないことにはウイスキーの話はできない(特にマスターとは)ので、飲めてよかったなというのが今の素直な気持ちです。決着は引き分けですがマスターは勝ちをゆずったと思っていることでしょう!

付記 ブラックボウモアについてはとても一度でまとめきれません。何度かにわけて書きついでいきたいと思います。