徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書「MM9―invasion―」山本弘

2014-06-25 20:41:15 | 日記
MM9―invasion― 山本弘 創元SF文庫
読了 読書メーターと重複

怪獣小説と銘打った「MM9」の続編。でも作者も言ってる様に中身はかなり違う。小説としての面白さは此方が上。ウルトラマンとウルトラQへのオマージュを継承しつつ、現代的なアニメ、ラブコメ要素(多分そうなのだろう、オジサンには新しすぎる)が加味されている。面白かったのは怪獣の身長が50m辺を基準に設定されていること。これこそは初代ゴジラ以来の様式と言えるのかも。あの大きさはどういう理由で決められたのだろう。見せ場である、国会議事堂との対比なのかなあ。キングコングは20m位で、あれは人と交流できるギリギリの大きさなのだろう。と云うわけで、我らがヒメもビキニ姿で基本は20mである。当時の特撮がミニチュアで東京を再現した様に本作では文章で現代の東京を描写している。そして怪獣同士お約束通り、格闘をするのである。これも様式美。楽しい。

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