12月8日、運営委員会は、自転車道の札幌に於ける進展を側面から情報収集する事と、国土交通省が進めている自転車道整備計画の進捗を聞くために、北区の札幌合同庁舎に、北海道開発局内、担当の道路維持課を訪問した。
札幌市自転車対策課が実施案策定中
現在、昨年度から今年にかけて関係する官庁、民間団体が数度の協議を重ねてすでに協議は終了し、実施案について札幌市の建設部自転車対策担当課を中心に進めている札幌都心部の主要自転車道整備については、同課が今年度をメドに実施案を作るよう進めている。
「待ち」の連鎖に苦笑
問題は、北海道開発局も関係しているといいながら、札幌市との実務的協議は札幌開発建設部都市圏道路計画課の方で担当しているという事で、当北海道開発局本局の当担当としては、その札幌建設部から結果が上がってくるのを待っている所という事であった。事の経過から、札幌建設部自体が、札幌市の自転車対策担当課が起点となり全庁的にオーソライズされた結果を待っている段階と思われる。
訪問先の北海道開発局道路維持課の小池係長も「私も国土交通省本局の担当から、まだかまだかと催促されているところです」と苦笑していた。苦笑
全体(待ち)ではなく個別を要望
そういう待ちの連鎖では、われわれとしては困る。行政の役割も分からないものになるので、そうではなく個別でもいいから札幌建設部主管の社会実験北一条自転車走行帯の今後の進め方についてはっきりした計画を聞きたい。厚別区の歩道上の自転車道も開発局(か札幌建設部か?)の主管であるから先行きを聞かせてほしい。また車道の外側線と歩道の間の広い自転車走行(可)帯に一時停止線を引くよう国土交通省の手引きにはあるが、札幌でも実行してほしい。── 旨、強く要望して返答を頂くよう約束してもらった。全体的には冒頭にある国交省の全国の自転車道整備計画の現段階の進捗について要望した。
おわりに
国の行政機構、札幌市の機構、またその相互の連携の現状を勉強させられたが、その内容が「待ちの連鎖」ではなににもならない。