道はだれのもの?札幌21

道路環境をそれぞれの視点から見て歩き、危険や問題点を感じたら、 生活者の立場から声を出して行きませんか。

オランダの自転車走行環境

2014年04月12日 | 記事

オランダの状況がわかる動画などを紹介。(詳細は添付ファイル参照)

 





【オランダ・アルフェンの駐輪場】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=uobG5oO3zDs
リンゴのような形をしていて"Bicycle Apple"と呼ばれているみたいです。
機能性はわかりませんが、象徴的で良いと思います。



【道路のシェア】
オランダの道路シェアの様子。失敗例です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=tA9OnUQRcTU
「道路のシェアは人々を怯えさせる。
自転車や歩行者にとってはバリアになる。
これは高齢者や障碍者にとっては特にそうだ。」
道路シェアはリスクホメオスタシスの観点で良しとする
考えもありますが、そう簡単ではなさそうです。



【自転車道は歩行者との競合を招く?】
オランダの自転車道の考え方が、写真を見るだけでも伝わってきます。
イギリスと(失敗例)の対比もわかります。日本はイギリスと同じ状況です。
http://www.aviewfromthecyclepath.com/2014/04/is-that-shared-use-path-do-dutch-cycle.html
車いすが移動する写真(最後の写真)は特に示唆的です。
車いすが可能なら、電動カートもカーゴバイクもサイクルトレーラーも可能です。
障碍者、高齢者、子どものいる親、荷物を運びたい人、いろいろな人が、
安全に快適に移動できるようになります。自転車道に必須の条件を見た気がしました。



【オランダの自転車都市コンテスト】
5月8日にオランダでもっともすばらしい自転車都市が決定します。
それまで待ちきれないのか、ノミネートされた5都市について分析し、
勝者の予想までしている人がいます。面白いので紹介します。
http://bicycledutch.wordpress.com/2014/04/09/best-cycling-city-of-the-netherlands-recap/
「だより」でも触れたズウォレという街が勝つと予想しています。
ただ、この街はオランダでは珍しい「自転車レーン」の街なのです。
ノミネートされた街は聞いたことがありませんが、それだけオランダは
どの街でも自転車に配慮されているということだと思います。



【オランダの自転車インフラ紹介】
http://perfect-comes-from-perfect.blogspot.jp/2014/03/eindhoven.html
このブログを書いた人は、数年前にオランダの自転車の様子を見てきているそうです。
「個人的に注目なのが、自転車レーン(車道の端のペイント帯)が
構造分離型のレーンに改修された点です。
日本ではTBSの疋田氏や徳島大学の山中教授など、
自転車インフラの理解が中途半端な識者の影響も有って、
ペイントによる自転車レーンが高く評価されがちですが、
世界一の自転車王国であるオランダのこうした現実は、
その認識に修正を迫るものですね。」
日本における安全な自転車環境の理解は、
オランダとは少し乖離しつつあります。



(T.F)