先日、姫路で伝統木構造のセミナーがありました。
http://dentou.weblogs.jp/
http://dentou.weblogs.jp/files/himejiseminar.pdf
講演会は行けなかったのですが、実技・実演を見て来ました。大変興味深かったです。
これはチョウナの実演です。初めて生で見ました。
木組の説明です。
一番面白かったのは礎石に合わせて木材を削る実演でした。
そして、組み立てます。
あらためて実演を見ると、本当に石の上に柱を載せているだけでボルトも釘も使っていないのにびくともしません。そして、この伝統工法が地震に大変強いのです。大工さん曰く、基礎石に固定していないから揺れがあると柱脚が滑り、上部建物への影響が少ないそうだ。さらに、木組の建物はネバリがあり地震に強いらしい。伝統工法は本当は地震に強いことを実証するためこのような実演を公開していると関係者の方は言っていました。
ほとんどの古い寺院は礎石の上に載っているだけなので、地震に対して大丈夫かなと思っていたのですが伝統工法は強いのですね。
阪神大震災の後、明石城では櫓とその下の石垣を修復するため、大きな櫓をジャッキアップしてレールに載せ移動させました。その現場を見て、櫓は石垣と礎石の上に「載っている」だけだと三左衛門は初めて実感しました。
さて、現在修理中の姫路城大天守。その柱の下にあるのは礎石ではありません。十弁式定盤基礎という鉄筋コンクリート製の強固な基礎なのです。昭和の大修理の時、地盤が弱い事が判明し岩盤まで掘り下げてコンクリートを打ったのです。そこで三左衛門が知りたいのは木造の柱脚とコンクリートはボルトか何かで固定されているのか、それとも基礎の上に載せているだけなのか、どちらなのでしょうか?いずれにせよ伝統工法への挑戦です。いや、改良版というべきなのでしょうか?
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http://dentou.weblogs.jp/files/himejiseminar.pdf
講演会は行けなかったのですが、実技・実演を見て来ました。大変興味深かったです。
これはチョウナの実演です。初めて生で見ました。
木組の説明です。
一番面白かったのは礎石に合わせて木材を削る実演でした。
そして、組み立てます。
あらためて実演を見ると、本当に石の上に柱を載せているだけでボルトも釘も使っていないのにびくともしません。そして、この伝統工法が地震に大変強いのです。大工さん曰く、基礎石に固定していないから揺れがあると柱脚が滑り、上部建物への影響が少ないそうだ。さらに、木組の建物はネバリがあり地震に強いらしい。伝統工法は本当は地震に強いことを実証するためこのような実演を公開していると関係者の方は言っていました。
ほとんどの古い寺院は礎石の上に載っているだけなので、地震に対して大丈夫かなと思っていたのですが伝統工法は強いのですね。
阪神大震災の後、明石城では櫓とその下の石垣を修復するため、大きな櫓をジャッキアップしてレールに載せ移動させました。その現場を見て、櫓は石垣と礎石の上に「載っている」だけだと三左衛門は初めて実感しました。
さて、現在修理中の姫路城大天守。その柱の下にあるのは礎石ではありません。十弁式定盤基礎という鉄筋コンクリート製の強固な基礎なのです。昭和の大修理の時、地盤が弱い事が判明し岩盤まで掘り下げてコンクリートを打ったのです。そこで三左衛門が知りたいのは木造の柱脚とコンクリートはボルトか何かで固定されているのか、それとも基礎の上に載せているだけなのか、どちらなのでしょうか?いずれにせよ伝統工法への挑戦です。いや、改良版というべきなのでしょうか?