『熱性けいれん』
育児書には、必ず書いてある、この症状・・・・。
さらっと読んではいたが、まさか、自分の子がなるとは・・・
朝はとっても元気だったのに、お昼頃から、熱が出始め、あっというまに、40度
解熱剤を飲ませたが、それが効いてくる前に、けいれんは、起こった
夕方6時、寝かせようと思って、抱っこしていたら、
突如、白目をむいて、唇まで青ざめてきた R
何か、おかしい!!!あっ、あっ・・・どうしよう!!!! と狼狽えていると、
硬直しながら、手足をビックビックさせてきた。
あっ、これは、あの、けいれん??? と、思いつつも、対処法がわからない
それよりも、「このままだと、死んでしまう~~~っ!!!!」という恐怖でいっぱいで、
すぐに、救急車(999)に電話
でも、気が動転して、何も言えない。 ひたすら、エマージェンシーと叫び続けたが、
こりゃ、私には無理だ!と思い、J に電話 。
「 R がなんかおかしいから救急車呼んで!!!!!」とだけ言って、電話を切り、
裸足で家を飛び出して、同じマンションのお友達のお宅を、ドンドンドン!
たとえ、救急車がすぐに来ても、もう間に合わないのではないか?! というようなマイナスな思いでいっぱいで
やだやだ!!助けて!助けて!!! と、叫び続けていた。
すると、J から、折り返し電話があり、
「よく考えたら症状もわからないのに、救急車は呼べない」と言い出す
どこまで冷静なわけ? とりあえず何でもいいから呼んで~~~っ
と、怒り狂っていると、
少しずつ、 R の意識が戻って来た
「あ~~~、よかった・・・とりあえずよかった・・・」
お友達にもお礼を言って、一度、家に戻ると・・・
お巡りさん2人が、我が家を捜索中・・・・
・・・・あれ??? もしや、999 ちゃんとつながっていた???
こちらのエマージェンシーコールは、110番も救急車も一緒なので
電話をかけたら、まず、「アンビュランス、プリーズ!」 と、言わなければならないことは、知っていた
それを言わずに、ひたすら、叫び続けていたから、お巡りさんが来てくれたのだ。
ドアは開けっぱなしで、無人の家・・・・。きっと何かの事件と思ったことでしょう・・・。
でも、状況を説明すると、救急車を呼んでくれるとのこと
それにしても、約5分程度しか経っていないのに、随分早い
しかも、私は名前も住所も言っていない。
家の電話でかけてよかった!!!!
救急車を待っている間も、冷たいおしぼりを持って来てくれたりと、何かと親切なお巡りさん。
私も、だいぶ冷静になってきていたので、
土足で上がりこんでいるお巡りさん達を見て、(仕方がないのだが)
日本だったら、こういう時、お巡りさんは靴脱ぐのかな~~? なんてことを考えながら、
さらに、
待てよ??? もしかして、このお巡りさん達、偽警官だったら、どうしよう???
なんていう疑惑まで湧いて来て、
とりあえず、目につく貴重品は、さりげなく、片付けたりしてみた
なので、「救急車が来るまで、上のソファで座っていていいよ」と言われたが
彼らのそばを離れるのが嫌だったから、「こっちの方が涼しいから、ここでいいです
」と、
階段に座って待つ私・・・・。
どこまで、疑い深いんだか・・・・
結局、30分くらい待たされたが、無事に、病院まで連れて行ってもらった
R も、私も、初めての救急車である。
本当にありがたい
R は、その後は、けいれんを起こすことはなかったけど、
今までの人生で、最大の恐怖の5分間だった
もう少し、救急の対処法をリマインドしておかなければ・・・・。
『けいれんが起きている間は、あまり動かしたりせず、冷静に観察していましょう』だそうだ・・。
思いっきり、抱きかかえて、走ってしまった
いやいや、あの状態を、『初めて』目の当りにしたら、
冷静でいるなんて、絶対に
無理
無理