☆いやし犬ウェンディとの日々☆

GRのウェンディ15歳2ヶ月、パピヨンのサム16歳4ヶ月10日で虹の橋を渡りました。パピヨンのノエルは10歳!

生き物を飼うことの責任の重さ

2012年03月04日 23時32分56秒 | 日常

ブログに載せるべきか載せないべきかかなり悩みました。
これは私の身近なところで起きた話なので考えてしまいました。
正直、少し気持ちが落ち込んでいます。

仕事先の方が2歳になるシーズーの男の子を飼っておられます。
お散歩に出たことが今まで一度もありません。
他のワンちゃんに対してどうなのか分かりませんが、人に対しては人懐っこくってとても良い子・・・
ちゃんと躾はされているようで本気噛みなども一切しませんし、人との付き合い方をちゃんとわきまえています。
まだ若いのに・・・
鼻を鳴らすことはありますが、吠え声を一切聞いたことはありません。
おトイレもちゃんとシートでします。

何故、お散歩に行ったことがないかって???
それはその子が本当はその方のワンちゃんではなく、お母様が飼われる予定だったワンちゃんだから…

その方はお仕事が激務で朝早くから深夜まで家に戻ることが出来ません。
徹夜になることもあるかもしれません。
ですからその子のゴハンも1日1回だけです。
2歳なのに・・・
子供の頃からずっとワンちゃんを飼われてきた方なので回数を増やした方が良いとは分かってはいるのですがあげられる状況ではないようです。
ちょっと侘しいけど自動給餌機ってものがあること、今度教えてあげよう・・・
自分だってろくに食事も出来てないかもしれませんね。
週末は疲れ果ててその子のお散歩に出る元気もないのでしょう…

愛情は一杯掛けてあげていると思います。
何故ならその子を見ていたら、ちゃんと愛情を受けて育ってきたって見ていて分かるから。

立ち入ったことは聞けないので分かりませんが、今、その方のお母様は1年以上病院に入院されています。
植物人間の状態だそうです。
その子を飼いはじめてそろそろお散歩に出そうと思った矢先に倒れられたそうです。
その方はまだお若いので、もしかしたらお母様は私とそんなに大きくお年が変わらないかも・・・
いってもせいぜい5~6歳上でしょうね。

誰だってそんなことになるなんて思ってもいないし、なりたくってなった訳じゃない。
そんなことになるって分かっていたら犬なんて飼わなかったでしょう…

そしてその方もとうとうダウンされました。
今、入院されています。
今月末までは少なくとも退院できないそうです。
その間、その子は他の方にお世話してもらっています。
愛情はたっぷりありますから、その子のことが気が気でないでしょうね。
もし自分がその立場だったら・・・って考えると胸が熱くなります。
私も1週間の入院でさえ、自分の犬達の子と考えなかった日はありませんでしたから…

これを知って今まで以上に生き物を飼うことの責任の重さを感じました。

うちにも今、3頭犬がいます。
そのうちに2頭は高齢です。
しかも1頭は腎不全患ってますから、ただ飼っている訳ではなく日々の介護や通院等あり私も思うように動けません。
ゴハンを自ら食べてくれるだけでも随分助かるんだけど・・・なんて時々思っちゃいます。

それでも私は今のところ健康。(・・・だと思います。)
もしそんなことになったら・・・どうしましょう。
主人だって仕事行かなきゃいけないし、出張だってあります。
3頭でなくても1頭でさえお世話をするのは難しいと思います。
それがサムだったら点滴や強制給餌、一日何回もオシッコ出しだってしなきゃいけません。

生き物は私たちに元気や癒しなど沢山くれます。
もしあの子たちがいなかったら子供のいない我が家はどんな風になってたんだろう。
あの子たちがいるから、話題に欠かないところもあります。
毎日、可愛いわが子たちの話が話題にのぼらない日はないもの。

でもこれは私たちが健康であり、生き物を飼うだけの経済的時間的余裕もあるからなんだよね…

誰も望んで病気になったり、財産失ったり、職を失ったりする訳じゃないもの。

分かっていたつもりだったけど生き物を飼うって本当に覚悟のいることなんだよね。

体力の続く限り生き物は飼い続けたいと思っていたけど、こんなこと聞くとひしひしと責任を感じますね。
軽はずみには飼えません。
でも動物のいない生活も考えられません。

冒頭の画像は5年ほど前にうちの子達。
この子たちを最期の最期まできちんと看取りたいですね。
もし自分が病気にでもなったら・・・死んでも死にきれません。

重くなってしまって本当にごめんなさい。
こんなことは世の中には日常茶飯事で起きていることなのかもしれませんが、身近なところで起きてしまうと改めて考えさせられました。



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感と反省と (はおと)
2012-03-05 13:20:20
ノエママさん、全然重く無いですよ。

当たり前のことだと思います。

きっと、ノエママさんのブログのファンの皆様は、
同じ様に感じられているのではないでしょうか。


ただ、私は勉強不足だったことについて
いろいろと反省することが多いです。

避妊手術をしなければ、病気にも掛かり易いと、
雛子が乳腺腫瘍になるまで知りませんでした。(^^;

また、いつもの掛かり付けの先生に
茶色になった歯のことを言っても、
若い頃から、「年を取れば抜けますから、大丈夫」と言われ、
それを信じていたら、今、歯周病で可哀相です。

高齢わんこのママたちのブログも、
去年の秋まではほとんど見ませんでした。


そして、少しずつ知識や情報が多くなった今、
これからは出来る限りのことをしてあげたいと
思っています。

ノエママさん、これからもいろいろ教えて下さいね。
出会えた幸せとおなじだけ (mana)
2012-03-05 17:15:20
ノエママさんこんにちは。

獣医学、ペットフードや色々なことが発達した現代ならではの、考えないといけない大切なことですよね。

動物と暮らしてはじめてわかることっていっぱいですよね。かわいいだけじゃないこともいっぱい。でもきっと大事な存在があるからこそのこともたくさんあると思います。

言葉で表すのはとても難しいですが、困っている人がいたら助けるように、相手が動物でも人間でも自然と救いの手が差し伸べられて、誰もが幸せに暮らしていける日々であってほしいと思います☆
同感です (さくらママ)
2012-03-05 18:38:02
身近なところでのお話だと余計に考えられると
思います。
いろんな事情、やむを得ず手放す人もいるかと思いますが、残念ながらそんな人たちばかりではないのが現状です。
老犬になって面倒が見れないので保健所に連れ込む人、カッププードルと言われ飼ったのに、
カップに入れきれなくなったので処分してほしいと連れてくる人すらいるようです。
「ふざけるな!!」ですよ。
犬と生きるには覚悟が必要ですよね、自分の人生すら変わるかもしれない、それくらい責任があるものだと思ってます。
家族として迎え入れる前に自分の健康チェックも大事ではないかと本当、さくらの介護をしながら色んなこと考えさせられます。
でも、2歳のシーズー君、幸せで暮らせていけるといいですね
色々考えさせられますよね (ルルちゃんず&ルルママ)
2012-03-05 20:49:47
こんばんは
ノエママさんと同じように
色々考えさせられることが多い日々です
自分の体力も
自分の経済力も
よくよく考えての上でのワンコとの暮らしだと思っています

ルルを迎えた17年前よりはるかに獣医医療は進んでいて
適切な治療やケアをしていけば
これからはもっと長寿になっていくと思います

そうなったときに
自分はどれほどのことができるのか
そう問いただしたとき
また新たな家族を迎えることができるのだろうかと
思うことも事実です

一匹でも多くの動物たちが
幸せになることを祈り願いつつも
現実の厳しさも十分考えたうえでの寄り添いだと思っています

色々考えさせられますね
でも
これだけは真実です

動物たちは一生懸命に生きようと頑張るってこと

それを忘れてはいけないし
責任を持って最後まで寄り添うことが大切だってこと

しっかり頭に入れながら頑張りましょうね

はおとさま (ノエママ)
2012-03-05 23:51:07
雛子ちゃんやサム、ウェンディの時って、まだネットも一般的にはそんなに普及してなかったし、情報がなかなか収集できませんでしたよね。
今はしつけ教室なんかも当たり前にありますし…
動物病院も随分増えましたし・・・

私も無知でしたから小型犬の扱いが分からず、ついつい甘やかしてしまいサムを権勢症候群(アルファーシンドローム)にしてしまいました。
躾の本にも新聞紙で床を叩いて叱るとか当たり前のように書いてありましたし・・・(汗)
それがきっかけで動物行動学に興味を持ったり、アジリティを始めたところがあるんです(笑)

雛子ちゃん、そう言えば前に乳腺腫になっちゃったんですよね・・・
避妊去勢してなくて乳腺腫、子宮蓄膿症、前立腺肥大、ヘルニアになって高齢になってから結局手術ってケース凄く多いですよね。
今は皆さん、情報も溢れてますから手術をきちんとされてる方多いですけど。
遺伝疾患や性格などちゃんと調べないで無計画な繁殖する方も減りましたし。
しつけやトイレトレーニング、歯磨きなども今の子は割とちゃんとされてますよね。

それにしても獣医さんの「年を取れば抜けますから、大丈夫」・・・これはちょっと…獣医さんの言葉とは思えないですね(汗)
確かに酷い歯周病になったらいっそのこと抜歯しちゃった方が食欲なども戻るとは聞きますから、外れてはいないけど・・・(苦笑)




manaさま (ノエママ)
2012-03-05 23:58:49
manaのおっしゃる通りですね↓
「困っている人がいたら助けるように、相手が動物でも人間でも自然と救いの手が差し伸べられて、誰もが幸せに暮らしていける日々であってほしいと思います」

もうすぐ東北の大震災から1年になりますが、今日TV観てたら震災以降「絆が弱まった」と思っている方も3人に1人いらっしゃるとか…
どこまで立ち入った話をしていいものか分からず距離を置いてしまったり、ストレスから毎日のように口げんかになってしまったり…
私も1年前は暫く何もやる気にならないような大きなショックを受けたし何か被災した人達の力になりたいと思い、自分の出来ることはやってきたつもりですが、それでも月日が経つとその気持ちも少しずつ薄れ、これじゃいけないと最近また反省しています。
日本人は恥ずかしがり屋さんが多いので、なかなか人前で手助けするとか出来ない方多いですけど、一歩踏み込んで、そういうことが出来る人間でいたいと思いますね。
さくらママさま (ノエママ)
2012-03-06 00:15:01
そうなのよ…頭では分かっていたつもりだったけど、身近なところでこういうことがあると改めて考え込んでしまいましたよ。
止むを得ず手放すケースはまだ仕方ないけど、そうじゃない人もいるものね。
手放す訳じゃないけど、私みたいに競技やっていると犬を次々飼う人が凄く多いの。
私は一応、計画的に家族として受け入れてはいるつもり(サムとウェンディは11カ月しか離れてないけど、ウェンディはペットショップで売れ残っていて見るに見かねてうちの子にしました。それ以来、一切ペットショップのショーケースは覗きません。何も出来ない自分がいるので。)だけど、それでも病気によっては介護に時間的も経済的にもかなりの負担がかかるもの。
年ごろの近い子を4頭も5頭も入れて、その子たちの老後のこと考えたことあるのかしら???なんて勝手に思っちゃったりもします。
競技に夢中になってしまってそんなこと考える余裕もないのかな…(苦笑)

2歳のシーズーちゃん、うちに病気の老犬がいなければ喜んで一時預かりしてあげたいんだけど、それができないのも今回こうして考えさせられたきっかけでもあるの。
東北の大震災の時も思いましたけどね。
うちに老犬がいたがために放射線の問題で取り残された動物の保護活動などお手伝い出来ない自分にいらだちを感じました。
でもうちの子たちには何の罪もないし、うちに来てくれてよかったとは思ってますけどね!
ルルママさま (ノエママ)
2012-03-06 00:25:21
本当にルルママさんのおっしゃるように獣医医療もかなり進歩しましたし、獣医さんの数も今や歯医者さん並に有り余ってるし、これからはこちらも先々のことをしっかり考えた上で新しい子を受け入れないといけませんね。

うちの場合も長生きしたが故にこういう状態になってしまった訳で、今後、こういうケースは増えていきますよね。
そこで痛感したことは、確かに獣医さんは癌などについては先進医療等力を入れてきてはいるのですが、心疾患や腎疾患など対処療法が基本となる病気に関しての関心が薄いなぁ~と思いました。
確かに治る病気ではないのでうしろ向きなのかもしれませが、今後はこういうケースの方が増えていくような気もするのです。
癌については食事の質などもかなりよくなってきてますから、多少予防できますし、早期発見などで減少傾向になっていくのでは?と思いますが、これだけ医療が発達すればおのずと高齢化も加速化しますからね。

動物達は生きようと一生懸命ですよね。
辛い思いをさせてまで無理な延命は考えませんが、少しでも快適に。過ごさせてあげたいものですよね

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。