やはり血管肉腫なのかもしれません・・・

いつもサムとウェンディの応援、ありがとうございます。
お陰さまでどちらも元気にしておりますと言いたいところですが…そうでもなさそうです（涙）

でも最期の最期までしっかりサポートしますよ！
犬達だって頑張ってるんだもの！私がクヨクヨする訳にはいかないものね！
しっかりしなきゃ！！

冒頭の画像は、胸水を片側（左側）だけ抜いて、一旦、待合室で休憩中のウェンディ。
昨日、倒れてからずっとこんな感じです。

朝、ゴハン（昨日、鶏ガラでだしをとったお粥に溶き卵や鶏レバー＆人参をミキサーにかけたものをプラスして一緒に煮込んだものを冷蔵庫保存しておいた）を６０ｍｌ程強制給餌で食べさせ、その後、自力でお庭でオシッコもしたのですが…ウンチは朝はまだ出ませんでした（汗）

お庭に出した時もあまりしっかりした足取りではなかったので、家の中には上げずにそのままお玄関で休ませてから抱っこで車に乗せました。

今回も中３日空けての通院でした。
雲行きが怪しく、家を出る時は太陽が少し顔を見せていたのですが運転中結構降り出しました。
でも日頃の行いが良いのか（誰の？？？）、病院に着いた時には止みました。
ウェンディを立たせてみましたがふらついていたので、車から降ろさずそのまま抱っこして病院に入りました。

その後、しばらくして１３歳のゴールデンの男の子を連れた男性の方が来ました。

先生に呼ばれたのですが、今日は自分から立ち上がることが出来ず、先生に抱っこをして頂き診察室に入りました。
体重を計ると前回からそんなには増えておらず５０ｇ増でした。
胴周りもそんなには変わりませんでした。
腹水は落ち着いているのかもしれません。痩せたのもあると思いますけど…。
脈拍は１２４回/分、不整脈も見られず体温も３７度４分と出だしはなかなか順調な滑り出しに見えました。

先日病院へ行った時、落ち着きがずっとなくて、結局、夕方５時頃までそんな感じだったこと、その後疲れたのか翌日も排泄の時以外は殆ど寝ていたこと、でも昨日は割と動きが活発で食欲も見た目出てきた感じだったこと、その後調子が良いのかと思い、少し外で歩かせたらまた倒れてしまったこと、ずっと震えが止まらないこと等報告しました。

報告が済んだ後、まず右側の胸水や心嚢水の溜まり具合をエコーで確認しました。
心嚢水は前回とあまり変わらず一番厚いところで心臓と心膜のすきま（心膜腔）は１ｃｍ程でした。
胸水は少し抜けそうでしたので抜いたのですが、その色に先生も私もびっくり・・・
いつも透明な赤なのですが、今日のは色が濃いのです。
エコーで確認した時は、画像の色は比較的黒っぽかったのでまさかそんな色だとは思いもしませんでした。
一応、貯留水（右側胸水）の血液濃度を検査しました。
胸水に浮遊しているブヨブヨが針先を邪魔してあまり抜くことが出来ず、１５ｃｃしか抜けませんでした。（実際にはもっと溜まっています）


ここで一旦、待合室で休憩。


待っておられたゴールデン君の診察を先にして頂くことに…
何やら尿の量が増えただの飲水量が増えただの嘔吐するだの耳に入ってしまいました。
１３歳とおっしゃっていましたし、ひょっとして慢性腎不全では？と思ってしまいました。
結局、血液を採取して、午後に結果連絡を入れますとの先生の声が聞こえ、その方とワンちゃんは一旦帰られました。
近いのでしょうね…
何ともないといいのですが…

そして再びウェンディは抱えられて診察室へ。
今度は左側の確認です。
こちらも心嚢水は前回からそんなには変わっていませんでしたが、胸水は右側より溜まっており、抜けそうでした。
画像の色は黒かったので、血液の色ではないと期待したのですが、実際抜くと右側の胸水も左側と同じ位濃かったです。
左は１５５ｃｃ抜けました。

右のビーカーが右脇腹から抜いた胸水、左のビーカーが左わき腹から抜いて胸水。


ここから言えることは、再び腫瘍から出血があり、今回は今までより出血していること、心嚢水を抜くのに先日開けた胸膜の穴がまだふさがっていないのか心嚢水として溜まらず胸水として流れ出たのではないか？？？ということでした

初めて心嚢水を抜いたのが９月１９日、そして前回が１０月４日です。
まだ穴がふさがっていないと言うのもおかしいような気がしましたので、一応、先生に肺や心臓の外側など他への転移は考えられないか確認しました。

腫瘍のある右心室から肺動脈を通って肺に入った血液と一緒に腫瘍の一部がそこでとどまって肺へ転移する可能性はないことはないけど稀であるので考えにくいそうです。

それと、もし血管肉腫ではなく他の種類の腫瘍だとしたらその性質としてこんなに頻繁に出血はしやすくないそうです。
血管肉腫と言うのは計画的に血管を作らず、無作為にいろんな場所（特に肝臓や脾臓を好む）にどんどん血管を作る病気なので血管が非常にもろく、その為、出血も起こりやすいのだそうです。

ということでウェンディの心臓にできた腫瘍は血管肉腫である可能性がまた浮上してきました。
たまたま心臓にできたため、脾臓や肝臓に到達する前に血液が肺を通らなければならない為、脾臓や肝臓への転移をしていないだけなのかもしれないようです。（それも時間の問題なのかもしれませんけど…）
心臓に腫瘍が出来ること自体が稀なので、まだあまりデータが揃っていないのかもしれませんね。

左側の胸水はまだ抜けそうな場所があったのですが、胸水の血の色が濃かったので貧血を恐れて今回ははこれ以上抜きませんでした。
こちらも血液濃度（左側胸水）の検査をしました。

こんな状態でしたので、今日は血管からも血液を採血をして貧血の部分を確認しました。

結果が出ました。
右側左側共に胸水の血液濃度（ＰＣＶ）は１１％でした。
初めて心嚢水を抜いた翌日（９月２０日）の胸水の血液濃度でさえ３％、そしてそれ以降で一度検査した時（９月３０日）で１％以下でしたので、今回の１１％はかなり高い数値です。

血管から採取した血液濃度も３３．２％と前回（９月３０日）の３７．４％からかなり貧血が進んでいました。

それでも先生が仰るには胸水で１１％もあったのによく３３．２％でとどまってくれたと感心していました。
１１％と知って、正直、これ以上胸水を抜くのは怖かったと仰っていました（苦笑）

今日の数値には影響は出ていないかもしれませんけど…昨日からお粥に鶏レバーペーストも加えて良かったです。

と言うことで・・・また止血剤が５日分処方されました。
そして私の方でも鉄のサプリをまた与えることにします。

どうか今度も出血が止まってくれますように…もし止まらなければ…輸血の必要も出てくるかもしれません。
とは言っても、輸血をしてまでウェンディの命をつなごうという気持ちはありません。

ウェンディはここまで頑張ってきたんです！！
輸血をして治る病気ならまだしも…治らないのですし、ましてウェンディは１５年も生きることが出来たのです。
他犬の貴重な血液を頂く訳にはいきません。
だったら他に輸血が必要な若い子にあてて頂きたいです。

そうなった時は…とにかく少しでも苦痛なく最期の時まで過ごせるよう、何か先生に手立てを考えて頂きましょう。

お家に戻り、少しお玄関で休ませました。


落ち着いたところで２回目の強制給餌６０ｍｌとニュートルカルを上あごに塗り付け、止血剤とまだ飲ませていなかった抗生剤、鉄剤を飲ませました。

そして１３時半頃、ソワソワし出したのでお庭に出すとオシッコをしてから、暫くして１日半ぶりにウンチが出ました。
下痢ではなく軟便でした。
少しは形になってきましたよ。

夕方、またニュートリカルを上あごに塗り、６０ｍｌ強制給餌をして、心臓のお薬と利胆剤、ザ・ガードを服用させました。

夜寝る前にニュートリカルと最後の強制給餌、抗生剤＆止血剤、鉄剤のサプリを服用させる予定です。

腫瘍からの出血があるようですし、そんなに食べられないから栄養付けなきゃね☆

どうか一日も長く、ウェンディが穏やかに過ごせますように…
できましたら今回の出血も止まってくれますように…

先生も本当にウェンディの頑張りに驚いておられました。
血管肉腫の場合、何の治療もしなければ普通はとても余命は短いです。
私も最初、余命は週単位と言われ、今でもいつ何が起きてもおかしくない状態なので覚悟はしているのですが…
それでも咳が出だしてから１カ月半近く経過しました。
人間も同じでしょうけど…そんなに簡単に命が消えてしまうことなんてないのでしょうね。
そう思うと命をおろそかにしてはいけないなぁ…ってつくづく感じました。

実家で闘病中の父のことも気になります。
出来れば帰省して顔を見たいのですが…喜ぶべきことなのかウェンディは頑張ってくれているのでなかなか帰省できません。
有難いことに、抗がん治療は出来ない父ですが、穏やかに過ごしてくれているようです。
そのことにも感謝をしたいと思います。

今、父にもし何かがあったら…ウェンディは…サムは…本当に困ります。

ところでサムですが・・・腎臓の箇所は長く血液検査をしていないので分かりませんが…見た目そんなに具合が悪いようにも見えないのですが…口臭がドブ臭いことや強制給餌をとても嫌がることが気になります。
これまでは保定するまで大騒ぎでしたが、食べさせだすと大人しく食べてくれたのですが…昨日の朝辺りからとても嫌がるのです。
時々、悲壮感一杯の声を出します。
そんな中でも強制給餌をしなければならないのは、本当に心が痛みます。
そして頻繁に起きる逆くしゃみも気になります。
どうか数値が悪化していませんように。

最後に…
個人的にメッセージを下さった方へ…
いつも勇気づけて下さり、ありがとうございます。
私からも直接お礼のメッセージを差し上げたかったのですが、残念ながらメルアドが記載されていませんでした。
この場をお借りして、もし差し支えなければメルアドもお教え頂けますか？
宜しくお願い申し上げます。

闘病中のワンちゃんや猫ちゃんとその飼い主さんがどうか明日も穏やかに過ごせますように…