主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
DVS2500HDに合掌
えー、振動にも風雨にも耐え
最近の車載動画に於いて、それなりに活躍してくれた
我が家のDVS2500HD(1万円ムービーカメラ)ですが…。
本日、永眠されましたorz
正確に言うと
”フラッシュ用コンデンサの放電を忘れてショートさせた”のですが
結果、制御チップ自体がお亡くなりになりました(汗
そんな事情で、私の所で今後の活躍を見ることは無くなりましたが
世の中で、多数の方が御利用されているカメラゆえに
今回の一件で得た情報だけをここに記すものと致します。
写真は最期の勇姿。
画像でご確認頂けますが、
携帯電話用のワイコンを買って取り付けた直後の事でした。
思えば、
・画角が狭い
・色味が悪い
・フォーカスがあわない
・安いCMOSセンサーなりの画質
・ホワイトバランスが不適切
・露出がなかなか適当にならない
そして
・致命的な程に録音の設計が悪い
と、多数の難を抱えたカメラでした。
ですが、『折角買ったから』との一念で活用すべく足掻き、
CBR1000RR用の専用ステーの制作から始まり、
単三電池駆動のフットワークの良さから、
載せっぱなし、録りっぱなしカメラとして利用しいよいよ本日、
”音”と”画角”を改善しようとした矢先でした。
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★1.画角改善
まずは、先述のワイコン【トダ精光 K-701】を購入し取り付け。
分解及び、レンズ取り付け自体に失敗要素はないものの、
CMOSモジュール自体に取り付けるか、
マクロ切り替えリング部に取り付けるかの二択でした。
まずは、レンズ保護ガラスとリングを分解します。
安いカメラなのに、アルミリングでガラスのレンズガードと
ちょっと手の込んだ作りに驚きました。
とりあえず焦点の適正箇所を探すのに取り付け。
左側が、マクロ切り替え用のリング側
右側が、CMOSモジュールに直接つけた場合です。
テスト結果の画像はこんな感じでした
目的によって、どちらが好都合かは別れるところですが
直付けは中心部分の解像感は良いモノの周囲が歪み気味です。
大して、マクロ切り替えリング側の方がピントの合うエリアが広め。
(blogのサムネイルはあてになりませんのでクリックして拡大願います)
分解時の写真にもありましたが、
直付けだとCMOSモジュールが進行方向に露出してしまうので
別途ダストシールを用意しなくてはならないことと
そこまでしての美点がないので後者を選ぶことにしました。
派手な歪みと引き換えに得た画角ですが
当然画像の質そのものに影響のあるものではないので
カメラに後付で出来るデバイスはワイコンが限度ですね。
値段なりの効果は出たという程度だと思います。
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★2.音質改善
このカメラの音の悪さは、
”感度が高すぎて音が割れる””マイクの質が悪い”の2点で
前者が致命的にダメな原因になっているのは、
先人DVS2500HDユーザーの方々の仰る所であり、
風切り音が云々という段階での不具合ではないのは有名です。
私は、レンズ以外の外観上の変化を出したくなかったので
・マイクは内蔵のもので良いものに換装
とすることにしました。
早速マイク周りを分解してみると、
直系6mmほどのコンデンサマイクを確認しました。
外見からは2極が確認出来る程度でECMなのか否かも不明でした。
そこで、現実的にパーツ屋で買える範囲のもので
評価も高く、採用実績も多く、仕様の読めるECMを注文しました。
私は千葉在住で、数百円程度のパーツを買いに行くのに
秋葉原まで出るのはちょっと無駄なので、秋月の通販を利用しました。
購入したECMは、【WM-61A(Panasonic)】です。
製品自体や、松下の技術情報のPDFを見るに
エレクトレットからの電圧をFETで出力制御しているようなので
ゲート電圧を下げるのと、ソースの電圧を下げるのに抵抗も購入。
標準のマイクを外し、
ソース側に抵抗4.7kΩの抵抗を入れWM-61Aをハンダ付けしました。
FEPのエレクトレットは熱に弱いので、ハンダは適当に行います。
回路としての体裁は整ったので、
配線は宙ぶらりんのままで動作テストをしてみました。
様々な環境音を入力してみると、確かに音の再現性は上がっています。
加えて、ゲート電圧を下げた関係で感度もそれなりに落ち着いていました。
この段階で、マイクに直接音が入る状態なので
風切り音対策を施した、フロントマスクを取り付け・・・
ここで事件が起こりました(汗
【押し込んだ+ラインと、抵抗の足が基板のコンデンサ実装部に接触】
目の前で、眩い光りが瞬いてカメラは沈黙(笑
勿論、押し込む前に最低限の絶縁と
コンデンサの足がワイヤリング周辺に無いことは確認したのですが
見えていなかった基板側に触れてしまったのが原因なようです。
もうこうなったら後の祭りというわけで
該当部位を切り離したり、カメラを全分解(LCDモジュールも)したりで
目視とテスタで出来る範囲のチェックはしてみたのですが
どうやら制御系のチップ自体が逝ったようでした。
このパーツは手に入るものではないですし、再実装も不可能なので
残念ながら諦めることになってしまいました。
中身です
僅かな状況からの結果ではありますが
少なくとも、WM-61A+抵抗程度では音質の改善は難しいようです。
HPFなんかを作ることも出来ますが、
一部を除去するだけで根本的な解決ではありませんね。
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と、この辺りが今回の作業で得た結果となりました。
”自分の選択に責任を取る”つもりで色々試してみましたが
皮肉にもDVS2500HDに対して吹っ切れる切っ掛けにはなりました。
結局どこまで行っても低コストカメラなんですよね…。
結論として、正面の景色を動画で撮るのには向かないカメラなようです。
手元やメーター、足下なんかをピンポイントで撮影するには
単三電池駆動であり、1万円を切るカメラということで
とても賢い選択だと思いますが、これからメインの動画カメラに
と思う方はご一考頂く方が良いかもしれませんね。
そんな状況ゆえですが、今後の動画撮影は
改めてカメラステーを作成して所有のDMC-LZ10で行おうと思います。
このカメラは35,000円程度のコンパクトデジタルカメラですが
色味や広角レンズ採用の画角、フォーカス性能なども申し分なく
私のツーリングカメラ選びの絶対条件である単三電池駆動でもあるので
DVS2500HDでは到底出せない映像が簡単に録れるものです。
難点は、
・普通の横型コンデジで、光学ズーム搭載機なので
動画に適するマウントが非常に難しい
(重量バランス的に、雲台ではまず不可能)
・動画形式がM-JPEGで、編集しやすいものの癖のあるデータを吐く
・VGA 30fpsでは ”22分34秒” しか録れない
というものですが、どれも使い方で対処は可能です。
最近のトレンドは、”高画質なカメラで動画も録れる”だと思いますが
動画に適した最近の高画質カメラを買うにも、
バイクに積んでエンジンの激しい振動の下で使うのは気が引けますね^^;
最後に、無知を露呈するようでお恥ずかしい限りですが…
ECMやらFEPやらなんて単語は今回まで知りませんでしたし
ECM内部でFETが出力の制御をしていることも、作動原理もそうです。
秋月電子を利用したのも、15年ぐらい前にペルチェ素子を買って以来。
電気系カメラの完全分解も今回が初めてだったりします。
今回の件は、とても良い勉強になりましたので
DVS2500HDにはそういう意味でも感謝しなくてはいけませんね(笑
このカメラで何本か録ったバイク動画も良い思い出になりそうです。
最近観たバイク映画
実は最近、こんなモノを買いました。
【 ナイトライダー 車神 <1992年香港映画>】
紛らわしいタイトルですが”Knight”ではありません。
勿論、パッケージのTZR(3XVかな?)に惹かれて買ったわけですが(笑
見所は冒頭の15分まででしたね。
それ以降は、車泥棒、暴行が横行するチンピラ映画。
そういうの大嫌いなので完全なる興ざめでしたが
そもそも香港映画の内容に過度の期待はないので特段どうということも。
ですが、その15分がバイク的に結構濃いものでして。
主人公が乗るTZRは勿論、
ライバル?が乗るダブルクレードルのGSX-R750や
その二人が行う賭けレースに追従する数十台の90年代レプリカ。
先頭を走るTZRは無意味にステップから火花を散らしつつ逃げ
香港映画らしく、バイク同士の体当たりシーンなどもありました。
途中、混乱して転倒者が続出した時には
当時最新型だったMC21ロスマンズだけが難を逃れたり
集団の中にラッキーストライクやらペプシのΓが居たりで大騒ぎ。
別のシーンで、突如MC18の銀テラNSRが出てきた時には興奮しました(笑
変わりどころでは、CRMやらDAX、VTなんてのも出てましたね。
映画の感想はそんな感じ。
結局、バイクを見てた以外は内容は割とどうでもよかったという事でした^^;
同じ香港映画でも、
アンディ・ラウ主演の【 フルスロットル 烈火戦車 】には
人間ドラマに、
山で無茶をして色々なものを失うことの無意味さが表現されていたり
序盤のMC21とTZRのバトルや終盤のMC21とMC28のバトルにも
一貫したテーマが含まれていましたので、
NSRに対する贔屓目は別にしても、
単純に『いい映画だなぁ』と思ったものですが…ナイトライダーはちょっと(苦笑
でも、80年代~90年代のレプリカが好きなライダーさんには
もしレンタルや、安く手に入るチャンスがあれば御覧になっても損はないと思います。
あの時代のバイクが、これだけ沢山出てくる映画って無いですから。
それにしても、
『香港でもバイク乗りってイメージ悪いんだな…』と
ヨーロッパとアジアの温度差を感じる映画でもありました。
今まで、バイク目的で観た映画は
”フルスロットル””トルク””ナイトライダー””MOTORCYCLE DIARIES”
”バットマンビギンズ””ダークナイト”ぐらいで
そのうちのいくつかはDVDを購入したりもしました。
同列に語るには些か無理がありますが、内容的に心動かされた順番は、
MOTORCYCLE~>フルスロ~>ダークナイト>ビギンズ>トルク>ナイトライダー
といったものでした。
また何か面白いバイク映画を見つけてみたいですね。
夢でもいいから踊らせて
ホント…ね。
この雑誌を時々買い続けて10年以上になりますか。
今まで何度提灯記事に踊らされたかわかりません。
でも買ってしまうのは、妙にツボをついてくるネタの所為でしょうか。
私は嫌いなので買いませんが、タブロイド(ゴシップ)誌や
スポーツ新聞を買う人の心理と似ているのかも。
どうですコレ。
【 次期1000ccはV4! RVF/RC60 】
とブチ上げてあります。
HONDAのここ5年程の動向を見ていると、
それはない…それは無いんだよ…と溜息が出そうな記事ですが
このネタには舞い上がらずにはいられませんよね。
『これはヤング○シンの記事だ』という事を
心の冷却剤にしつつも、HONDAさんが心を入れ替えて
こういう”アツい”商品を出してくれる事を熱望したいです。
昨年ティザー広告が出て、『今度こそ…!』と願った結果出た
VFR1200Fのガッカリ感といったらそれは悪夢のようなものでしたが、
雑誌の記事によると、”2012年以降には”との事ですので
出る事を夢見てみたいと思います。
これが最後。もしこのタイプのバイクが出なかったら…
旧車以外のHONDA製品はもう二度と買うことはないと思います(笑
”売れないもの、流行らないものは作らない”ような
後ろ向きな精神から生み出される製品に魅力はありませんよね。
過去は”本当に良いものを作れば、客に媚びなくても売れる”を
NSRだってRVFだって馬場ブレードだってCB750Fourだって実証してきました。
すぐ買える値段ではなくても、出たらきっと買いたいなぁ。
そうそう、いつも通り立ち読みを一切しない私は
今回の雑誌も本屋で表紙買いをしたわけですが、
本屋の袋を開けてはじめて気づいた今月の付録。
なんと…タンクパッドがついていました!
ウチのCBRで使うかどうかは別ですが、新しい試みですね~
過去、タオルがついていたりするものはありましたが
バイクの実用品がついているというのはとても新鮮です。
スクーターの事はとりあえず無視して、
バイク用品を付けてきたのにも好感が持てました(笑
尚、同時付録のDVDは国内SSの比較モノだったのですが
編集のテンポが短調すぎて見ていて寝てしまいました^^;
今後該当のバイクを購入検討されている方には興味深いかもですね。
月日は百代の過客
光陰矢の如し。
まさに一寸の光陰軽んずべからずといったもので
月日は無情にも過ぎ去ってゆきますが
それゆえに愛おしいとも思えるわけでして。
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4/26 夜分追記
母と共に、母の大好物の焼肉をたべてきました。
その席で、かねてより欲しがっていた書籍をプレゼント。
今年は手の込んだ事をしませんでしたが、喜んでくれたようで
早速何人かの友達にメールしていたようです(笑
私の母にメールやコメントを下さった皆様、
母にはしっかり伝えさせて頂きました^^
私事よりも嬉しかったです、ありがとうございました!
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前回の日記で
天気が良いので走りましょう!とも申しましたが
残念ながらバイクには乗りませんでした。
それというのも、
明日、4/26は我が母の誕生日なのです。
私たち母子は、色々な事情があってとても仲が良く
お互いに尊敬しあえる関係を保っています。
永らく母一人、子一人で多大な負担をかけた母に
私はいつもの日記通りのいい加減なヤツではありますが
金銭や経済ではなく、可能な限り精神的に支えたいという意識もあり
成る可く母との時間を大切にするようにしています。
そんな母が、本日は仕事が休みだったので
一緒に自転車で出かけて参りました。
誕生日当日はまた別のアクションがありますがそれはそれ。
年齢もあり、立ち仕事ということもありで
最近膝を悪くしつつある老体を、
膝に負担の少ない自転車運動で補いたい意図もあり誘いました。
尚、本日の写真は件の1万円HD動画カメラDVS2500HDの
静止画モードで撮影しております。画質の難は御容赦下さいませ。
昼過ぎに家事を終え、
最高の天気の中、自転車2台で走り出しました。
まずは最寄りのコンビニでATMを利用しつつ
スポーツドリンクと、牛肉コロッケ(60円)を2人分購入。
3kmほど進んだ所のちょっと洒落た神社の境内で一息です。
まずはお参り。
「泥棒さん賽銭箱はいつも空です」と書いてありました。
こういう場所から金銭を盗る事自体が信じられませんが…。
場所の割に、木彫りの龍や神様の彫り物がしっかりしています。
御祭神らしくないですが…何神様かな?
本当に気持ちの良い天気です。
何者かが捨てたガムの包み紙を拾ったりしながら
座る場所を探し、丁度良い所で買ってきたコロッケを頬張ります。
こういう場所で食べると、60円のコロッケも格別ですね。
小一時間ほど滞在した後に、街道を通り更に進みます。
すっごく可愛い亀さんと…鴨さん?でもツルカメ的に鶴さんかな。
手前に足だけが残っているのですがもう一羽居たのかもしれません。
心ない人間も最近は多いですが、そうでない事を願いたいですね。
更に数km。
【アピタ】というお店に到着です。
静岡県は富士宮市に住んでいた頃、ユニーというお店がありました。
幼少の砌よく母に連れられて行った思い出のお店ですが
数年前に行ったところ、イオンに圧迫されて閉店、消滅していました。
でも子供心に好きなお店で、スガキヤの特製ラーメンも美味しかったなぁ。
このアピタは、”ユニー株式会社”のお店のようです。
母の靴を買うのに付き合ったのなんて何年ぶりだろう。
子供の頃と変わらず、暇を持て余す待ち時間ではありましたが
服を見たり、家電を見たり。食品コーナーで食玩を籠に放り込んだり。
これはこれで結構楽しかったりするものですよね。
店内の洋食屋で、ハンバーグとエビフライのランチ。
最初はステーキにしようと思っていたのですが、
注文するときに反射的にコレにしてしまいました(笑
おなかもいっぱいになり、
店内のサーティワンアイスクリームに後ろ髪ひかれながら店を後に。
街道から裏手に入り、
以前通りかかってお参りした事のある神社を発見したので寄ってみました。
境内の浅間さんにあった富士山の頂上から。
地元の神社、浅間大社に思いを馳せながら。
裏手の田圃を見下ろすと、初夏の太陽の照り返しが眩しいです。
お参りを済ませ参道を下り、
遅々として開発のすすまない途切れ途切れの四車線道路を
阿弥陀籤のように進みながら帰宅しました。
最高のツーリング日和でしたが、
母も思いの外楽しんでくれたようで出かけて良かったと思います。
膝の運動にもなったことでしょう。
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