リトルウイッチアカデミアを見ながらちょこちょこ書くやつ(予定)
午後の授業が無くなって、生徒達はみんなフワフワした雰囲気になっている。
教室で友達とおしゃべりしている子もいるし、自分の部屋で好きな事をする子もいる。何となくという風に、敷地内の木立や広場をぶらぶらしている子たちもいる。
私とアッコが座っているこのベンチはジョギングのルートのはずれにあって、あまり人が通らないのでゆっくり過ごせる。この学校での初めての、私のお気に入りの場所だ。
今日も、きれいな青空が広がっている。
アッコは私の隣で、小さく口を開けっぱなしにしたまま空を見上げてぼんやりしている。
(アッコ、たぶん…あの時の空を見てるんだろうな)
私は確信する。
あの日も──あの日はもっと、なにもかも吸い上げられてしまうような濃い青が広がっていた。
あの日、ただぽかんと空を見上げていたアッコのことが、すごくうらやましかったのは何故だろう。
「…アッコ」
名前を呼ばれてようやく、アッコは私が隣に座っていることを思い出したみたい。
「わっ!?…あ、ごごごごゴメン、ロッテ!」
「ううん。アッコ、すごいぼんやりしてたよ」
「ほんとォ?あははは、こないだのレースのこと思い出しちゃってさー。あの逃げちゃったホウキ、すごく嬉しそうだったじゃない」
「え?」
「きっと今日も、すっごく気持ち良く世界中を飛び回ってるんだろうなって思って。あー、うらやましい!」
ホウキを、うらやましがってるの?
…なんだか、とてもアッコらしい。
「ねえアッコ。良かったら後で、ホウキの練習しようか?」
「本当~~~!?うん、やるやる!やるよォ!!ありがと、ロッテ!」
すっかり元通りに目を輝かせて、騒々しくて、落ち着きが無くて、目が離せないいつものアッコに戻ってしまった。
私はナイトフォールの世界にしばしの別れを告げて、青空のよく似合う友人と校舎への道を歩き始める。
アッコがスグルくんだとすると
ロッテとスーシィはミートとテリーになるの?とかそういうことも考えながら
午後の授業が無くなって、生徒達はみんなフワフワした雰囲気になっている。
教室で友達とおしゃべりしている子もいるし、自分の部屋で好きな事をする子もいる。何となくという風に、敷地内の木立や広場をぶらぶらしている子たちもいる。
私とアッコが座っているこのベンチはジョギングのルートのはずれにあって、あまり人が通らないのでゆっくり過ごせる。この学校での初めての、私のお気に入りの場所だ。
今日も、きれいな青空が広がっている。
アッコは私の隣で、小さく口を開けっぱなしにしたまま空を見上げてぼんやりしている。
(アッコ、たぶん…あの時の空を見てるんだろうな)
私は確信する。
あの日も──あの日はもっと、なにもかも吸い上げられてしまうような濃い青が広がっていた。
あの日、ただぽかんと空を見上げていたアッコのことが、すごくうらやましかったのは何故だろう。
「…アッコ」
名前を呼ばれてようやく、アッコは私が隣に座っていることを思い出したみたい。
「わっ!?…あ、ごごごごゴメン、ロッテ!」
「ううん。アッコ、すごいぼんやりしてたよ」
「ほんとォ?あははは、こないだのレースのこと思い出しちゃってさー。あの逃げちゃったホウキ、すごく嬉しそうだったじゃない」
「え?」
「きっと今日も、すっごく気持ち良く世界中を飛び回ってるんだろうなって思って。あー、うらやましい!」
ホウキを、うらやましがってるの?
…なんだか、とてもアッコらしい。
「ねえアッコ。良かったら後で、ホウキの練習しようか?」
「本当~~~!?うん、やるやる!やるよォ!!ありがと、ロッテ!」
すっかり元通りに目を輝かせて、騒々しくて、落ち着きが無くて、目が離せないいつものアッコに戻ってしまった。
私はナイトフォールの世界にしばしの別れを告げて、青空のよく似合う友人と校舎への道を歩き始める。
アッコがスグルくんだとすると
ロッテとスーシィはミートとテリーになるの?とかそういうことも考えながら