何か言ってる

さらに適当好き放題

9月のポメッター

2011-09-28 21:57:31 | 何か言ってる
2011/09/23 09:53
●やきゅう

 最近、いっきに初期のブギーポップを自炊がてら一気読み、
 +恥知らずのペープルヘイズを読了。
 恥パーはかどちんエッセンスもりもりの良作…という印象ながら、
 初期作品を読み返して今更気づいたのは、
 『恋』が中心の作品ばかりだった、ということ。
 意外…だったのが意外。
 何度も読み直しをしていたはずだったのに、
 そこにだけはあまり目がいってなかったという…なんだかなあー。

 そんな折(苦笑)、落合監督今期限りの報道。
 このタイミングだったからやっと気づけたというか。
 野球のプロチームリーグにはもうがっかりするしかないだろうと
 どこかあきらめていた、そもそも球団ファン自体敬遠気味の自分が、
 落合さんの率いる中日ドラゴンズに引かれた理由っていうのは
 『恋』だったとしか。もう思えない。
 プロ野球をみてていちいちモヤモヤとかんじていた
 すべてのものが、サーっとはれてピッタリきた、あの不思議な感じ。
 ヒロミツさんチームのなにもかもが大好きで特別だったんですが…
 今後のことを考えると、さすがに今日の時点では
 ちょっといろいろと冷めてしまうというか。

 浩平さんファン的に言い訳をするなら、
 今後はヒロミツさんが残したものを球界に見いだせるなら
 まだプロ野球を楽しめそうかな、と…。


 この特殊なチームが8年も日本のプロ野球界に存在できたのは
 奇跡としか言いようがないし、そこは感謝してます。



●上遠野浩平作品いろいろ

2011/09/24 14:45
○恥知らずのパープルヘイズ

 ジョジョの企画ノベライズ第1弾として、
 我らが浩平さんが\(^o^)/
 第5部の後日談にあたるエピソード。
 自分は3部までしかタッチしていないので
 内容についてたいしてつっこんだことは言いにくいのですが、
 知識がない自分にも抵抗なく読めたのはありがたかったです。
 最後のあたりはウルっと…したら後書き(笑)。
 ざっと、ネットで感想を漁ると、
 特に発売すぐ前のめりの姿勢で飛びついた人たちは
 おおむね好印象のようですね。よかったねよかったね。

2011/09/24 14:58
○ブギーポップは笑わない〜エンブリオ炎生

 フーゴ君が泣けるようになった話という言い方をすればペパーミント、
 それにパンドラだったり化け猫だったりなんやかんや。
 恥パー読むと上遠野作品があれこれぐるぐる回りますね。
 ちょうどエンブリオまで自炊して、ひさしぶりに読み直し。
 イマジネーターが今読むとやたらとかわいい話なのにビックリ。
 そして、なんだかそれぞれの時系列がモヤモヤ気になります。
 「エンブリオ」で警官たちと戦闘になって
 初最強vsイナズマとなった場所は、
 ムーンテンプル解体跡地だったんですね。今更。
 ドラえもんによくでてくる土管のある空き地みたいのを
 どういうわけか想像していました。
 あと女優の瀬川風見?出てた。エンブリオだったか。

 時間軸の目安として、目印になるのが
 霧間誠一の死、寺月恭一郎の死、マンティコア撃退、
 スプーキーE死亡・飛鳥井仁失敗、ムーンテンプル事件、
 スフィアでの最強vsイナズマ対決…といったあたりでしょうか。
 厳密にタイミングがつかみにくい部分もちらほらありますが
 このあたりまでは作品の前後関係がそこまでモヤモヤしないかな。

○機械仕掛けの蛇機使い
 「冥王と獣のダンス」は別途やるつもりなのでとりあえずこちら。
 hp誌にて「虚無を心に蛇と唱えよ」を読んでいたので
 こちらは購入したもののすぐ読まず放置したままになっておりました。
 あの‘彼女’が登場してきたのにビックリさせられましたが、
 この作品はサイブレーター的な仮想的世界だったんでしたっけ??

 ゴウクという巨大システムによってすっかり「ゆとり化」された国民に
 ロウ君はこれから苦労させられそうですねえ…。
 何事につけ、先の見えない、むなしい繰り返しかもしれないけど
 それでもゆっくりゆっくり歩んでいこうよっていう
 寂しくもしみじみする終わり方ですね…。
 「虚無を心に〜」のほうはどうだったっけなあ?

 あと、この作品内における文明の流れ
 第4文明:重力制御、宇宙進出、失敗
 第5文明:無資源社会
 弟6文明:詠韻技術発明(大規模詠韻?)
 第7文明:小規模詠韻
 メモメモ…



2011/09/27 23:14
●TIGER&BUNNY

 めずらしく1作品、ほぼリアルタイムで視聴。
 ほのぼのキャラクター路線で始めてくれたのが入りやすかったです。
 ‘痛快バディ・アクション’路線のほうも期待してたんですが…。
 結局バーナビーさんはゼロ成長かよ!とか。
 まあ苦笑いで許せる位には十分楽しみました〜。
 後半、特にお気に入りキャラクターだった斉藤さんとベンさんが
 夢のコラボで楓ちゃんもかわいくてファイヤーエンブレムの
 デザインとかマシンとか大好きでキャラクターも好きなんだけど
 両者を組み合わされるとなんだかものすごく葛藤を感じるとか
 ロックバイソンいいとこゼロっすか!マジっすか!とか。ハアハア。
 ルナティックさんの死に神っぷり霧間信者を疑うレベルとか。
 でもキャラクターとしては存在放置気味…。
 結論:スペースチャンネル5やりたくなるなあー。



2011/09/27 23:27
●魔法少女まどか☆マギカ

 友人のすすめで一気見しました。
 ひさしぶりに内容のきれいにまとまった良作をみたかんじ!!
 よく詰め込んであるなあ〜〜。
 某板で、ちょいちょい「ワルプルギスの夜」という単語が
 聞こえてきていて、
 そこの住民的に大好物の世界設定だわーこれたしかに、
 って大納得むろんわたくしも。
 ほんとうに感動しました。まどかちゃんあったまいいー!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恥知らずの某

2011-09-19 12:39:58 | 何か言ってる
わーわー!
ジョジョ3部までしか読んでない自分が
「恥知らずのパープル・ヘイズ」読みました!
読んじゃいました!
もう!
ペカーーーっていう笑顔になった!
刷り上がったこの本を手にとった
浩平さんを想像して(笑)

ドアラさん以来2度めのサイン会参加…
緊張したー(;´Д`A
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンジェル・ハウリング・イン・ザ・ミラー

2011-09-14 21:07:54 | 何か言ってる
エンジェル・ハウリング/秋田禎信
よみました!今更のおはなし。




2011/09/11 23:09
○エンジェル・ハウリング/秋田禎信

★1〜8
 ご存じの方もおられると思いますが全10巻です。
 絶賛読み途中。
 このまま一気に読み切ってしまうと
 「あ〜読んだ読んだ」という感想で精一杯になってしまいそうなので
 クライマックスを迎えつつあるこのあたりで
 一度ネタにしておこうかと思いまして。
 そういやポメラをDM20に買い換えたので
 これで本当にポメッターごっこできるようになりました。

 この作品は前述の通り、全10巻。
 主人公はミズー・ビアンカ、フリウ・ハリスコーのダブルキャスト。
 彼女たちのエピソードを交互に進めていくという形式。
 2冊読んでやっと時系列が進んでいくかんじです。
 エピソードが完結してからやっと購入したので、
 たぶんこのような具合に展開していくのだろう、と
 タイトルから想定される、だいたいその通りの展開。
 昨今、特定の作者の新刊が出ては購入というパターンばかりで
 まとめて買って一気読み!そいうのは久しぶりです。
 この作品はまとめ読みすると、本当に止まらない!
 オーフェンの時と違って文体が安定しているのも読みやすい。
 続きはあと1冊ずつで各の主人公の物語が完結していく。楽しみです。

 ところでリゼル・セイド。
 ザ…いや、アスハム・ブーンで脳内再構成された騎士殿。
 彼の1件のことだけとりあげても、この作品は本当に展開が早い。
 早すぎる……。


★9
 ミズー編終了。お疲れさま。
 舎弟系男子ファニクかわいいよファニク!
 好みよりかはちょっとばかり有能すぎますけど。
 外見のせいもあってか、D&Dリプレイに登場した
 グロス君というワーフォックスを思い出しました懐かしい。
 しかし無いとはわかってたけど、もちょっと、こう、ねえ。
 あったらよかったのにさ!!!
 8巻でやや意味不明なことを言ってるのとかかわいかったのにー!

 …とにかくなんかすっごい詰め込みっぷりでしたが、
 そのお陰様で一気に読み切ってしまいました。
 精霊アマワの問いにミズーはどう答えるのかと思ったら
 そうきましたか。ミズーさん超上から目線できましたか。

 自分勝手な言葉を引用すれば、
 運命に断絶され、絶望しても、
 いつか伝わり、見いだされ、虚しい問いに答を返す者が現れる
 ――それを信じられるかどうか。
 それが愛についてのミズーの物語。


★10
 こちらも一気に!
 『パンドラ』という言葉が『すべてを与えられたもの』という意味だと
 どこかで見かけましたイン・ザ・ミラー。
 パンドラの箱の中に残された最後のものは『希望』だというけれど、
 それは『未来』という呪いだったのではないか。
 人はいつでも『未来』というものを恐れなければならなくなった
 ――果たして世界は呪いで満たされるべきものなのか。
 過去は確定し、未来は呪われ、
 しかしながら人が一人ではないのなら、
 未来/隙間/断絶を満たして伝わるものがあると、信じることができるはずだ。
 誰かの存在を伝え、また自分の存在が伝わり、
 『今』、はじめて愛することが始まる。
 それがフリウ・ハリスコーの愛についての答え。
 …とか、そんなかんじで。
 読み終えた後、表紙のフリウの手元にふと目が行ったときの感動。

 
 うむ。
 なんかフリウ編は自分にとってまったく予測のつかない展開で。
 自分の中に愛がないからでしょうか。
 サリオン…こんな、空気みたいな扱いに…。
 いや、自分が読んでいて
 「意味がありそうだ」と思ったことや「そうでもなさそうだ」と思ったこと、
 全部にもっと意味があったからこその展開なんでしょう。

 この作品は2回目に読んだときに改めて物語をどうとらえるのか、
 それがなんだかすっごく楽しみです。



 ていうか、その。
 それよりなにより、後書きの最後の一行に、わたくし戦慄いたしました…。
 もうこれ秋田さんっていうか『よしお』?
 おまえ、『よしお』なんだろ!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羆撃ちと保険屋さん

2011-09-03 19:29:11 | 何か言ってる
 羆撃ち、という本を購入しまして。

 すげええええー面白かった!!!しかしまあ、ちょっと落ち着きながらくだらない話をしてみようじゃないか…とかなり強引にテンションを引き締めて参ります。

 たまたま売り上げランキングで目に入って購入したのがきっかけ。「羆嵐」同様、怖いものみたさのような部分も。読み始めてみれば、マタギ猟の叙述がとにかく秀逸な、狩猟犬フチへの想いの込められたあるハンターの手記でした。
 父親の趣味の狩猟に同行し、やがて自分からハンターの道を進んでいき、北海道の雪山での様々な狩猟を通じた経験。羆猟の失敗、そして羆猟師への成長。とにかくこれらプロセスの叙述がすばらしく、自分も雪に残された手がかりを一緒に追っているような錯覚さえ。
 何日も、何キロも獲物を追い、行き先を読み、あるいは行動を読み、習性を読み、追いつめ、追いつめ、追いつめ、「  」、そして対峙して、打ち倒す。その過程でハンターは全力で『それだけ』の存在になる。そういう存在になってみると、ふと自身が獲物自身に習性が近づいているように思えることすら。「  」になにが入るのかというと難しいけど、「『何か』でなくなる」。とにかくその追跡の描写は本当にすばらしい。
 羆を仕止めることについに成功し、さらに淡々と羆猟の叙述。獲物を解体し、毛皮を得、内臓をその場で調理し、あるいは保存する。様々な獲物を仕止める毎に手順を何度も繰り返し記してあるのは、どこか神聖な儀式のような厳かさもあり。狩猟を生業として生活するということが、これほど自分の想像のいたらない世界とは。
 さらに自ら育てた羆猟犬「フチ」が猟に加わることで猟がガラリと変わっていく…。


 とにかく「ハンター」という存在の強烈さ。止せばいいのにどうしても伊佐さんのことが頭をよぎってしまうのです。伊佐さんがペイパーカットの気配を感じ、何かの確信を得つつ躊躇のない行動をする様はまさしくプロのハンターのようです。獲物を追っているときは、その痕跡や気配を得るために、どんどん「それだけ」の存在になっていく。しかし伊佐さんは、ハンターとしては「追いつめ」、「対峙する」ところにはまだまだ至らない存在です。
 むしろ、最近は「それだけ」でない部分こそ実は彼にとって重要な部分になってきているような。ペイパーカットを追う過程で彼が様々な人物に与えている影響も小さくないと思うのですだって伊佐さん優し「ごほんごほん」千条や奈緒瀬嬢も、伊佐さんにとって別の角度から接する重要度が増してきたようにも思えるし。そんなことを考えつつ、「羆撃ち」を読みつつ、伊佐さんはどんな「未来」へ向かっていくのか。獲物はおおむね追跡者に気づき、『狩り』のその時には追いつかれたことを悟り対峙する。そのときに対峙できることこそが「羆撃ち」。伊佐さんは実のところなにを追おうとしているのか――それが彼の未来であり。つもった雪と鬱蒼とした茂みをかき分けながら時に慎重に、あるいは何時間も走り続け、道を探し、回り込み――進み続けるハンターの行く末に思いを馳せたりするのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする