~遅れてきた韓流~

'05年末の『冬のソナタ 完全版』で韓流にハマった
でも二十年前に趙容弼にハマっていたことは友人達には内緒だ

日中国交正常化35周年「2007年中国映画祭」

2007年09月09日 22時32分27秒 | 華流
 

【8月31日(金)】
8月31日(金)~9月3日(月)に新宿バルト9で行なわれた中国映画祭に、『夜の上海』の本木雅弘とヴィッキー・チャウの舞台挨拶をきっかけにして行って来ました。直前に情報を得たのはおなじみもにかるさんのブログH.K.A.Bで、知らない人がほとんどだから締切りにさえ間に合えば当選すると目論んだとおり、前日に初日開会式と『夜の上海』試写会の招待ハガキが届きました。pdfファイルの応募要項を探してくれたつぶあんさんも当選したことはしたのですが、ハガキが届いたのは当日だったそう。なぜに神奈川県の私が前日に届いて都民のつぶあんさんが当日なんでしょう? それにしてもCINEMA TOPICS ONLINE以外の映画系サイトでは周知をしなかったのは困りものですね。


チャイナネットより


朱媛媛さんのサイン

入場時にこの映画祭の映画が1本見れる招待券をもらい劇場に入ると、座席の半分は関係者の様子でした。サラリーマン風のおじさんがやたら多かったです。少し遅れて始まった開会式は30分の予定が1時間たっぷりかかりました。お歴々の挨拶が長くてねえ…。文化庁の青木長官が映画がお好きということはよくわかりました。客席から登壇した中国側関係者の中に女優の朱媛媛(ジュ・ユエンユエン)さんがいらしたので(右から2人目)、すかさずお帰りになる時にサインをいただきました。快くサインしてくださって嬉しかったです。この時の印象では女優らしい女優さんでとてもきれいな方だったんですが、後で出演されている『天狗』を見てびっくりすることになります。


やっと『夜の上海』の舞台挨拶になり、ヴィッキーも登場しました。生ヴィッキーは2002年の『少林サッカー』プレミア以来(懐かしくなって記事を検索したらふうらいWEBにありました)。あれから5年たってもヴィッキーは全然変わらず可愛い。ただ口は格段と達者になりましたね。モックンをよくたてていました。

この映画はサム・リーつながりで見たかったのです。彼の役は日本語がアヤシイ通訳で出番は多くなかったのですが、面白い人物で期待通り楽しめました。上海についてはまったく知識がないので、観光映画としても私は楽しめました。中国の中では行きたい場所ベスト1かもしれません。

【9月1日(土)】
この日はもちろん『レストレス-中天-』の東京での初日です。友人達と初回に駆けつけほぼ満席になっている場内ににんまりとして鑑賞した後、私だけ『SHAKING TOKYO』のエキストラ出演のために渋谷に移動しました。『SHAKING TOKYO』とは『グエムル-漢江の怪物-』のポン・ジュノ監督が日本で撮っているオムニバス映画ですが、皆でエキストラ応募していたのになぜか私だけ当選したのです。

ところがこだわりの強いジュノ監督。この日は晴れ間のない曇りの天候で、どうしても初夏の陽射しが欲しいということで撮影は中止になってしまいました。というわけで配られたお弁当だけ食べ、キツネにつままれたように六本木の皆の所に戻ります。


結果、31日の開会式の入場時にもらった招待券でこの日の朱媛媛さんの舞台挨拶つき『天狗』の上映を見ることにしました。朱媛媛さんに惹かれたというより『天狗』のポスターに力があって見たくなったのです。でも後で『天狗』は昨年の東京国際映画祭でも上映されていたことを知りました。


舞台挨拶で朱媛媛さんは「映画の中の私はスッピンですし全然きれいではありません。きれいな女優ならたくさんいますが、監督がそういうきれいな女優さんではなく私を選んだことに意味があると考え演じました」と言っていて、映画を見て納得しました。この映画の中の媛媛さんと舞台上の媛媛さんが全然結びつかなくて、本当に驚きました。

映画は中国の農村に国有林の監視人として赴任して来た李天狗とその家族が、不法に木を伐採して金儲けをしている村人たちからとんでもない村八分を受ける話です。正確には八分ではなく村十分。何よりも生命ラインである水をわけてもらえないのが堪えるのです。

と、とても見ごたえのある内容でこの映画を選んだ甲斐があったのですが、日本語字幕をつけたのが中国側で素人レベルだったのには時々頭の中に「?」マークが表れて困りました。この映画祭の上映作の1本『公園』の翻訳を急遽されたマダム・チャンさんのブログマダム・チャンの日記にもその話が書かれていますのでよかったらご覧ください。ただし『天狗』についてはネタバレ満開なので気をつけて。

また、今回新宿バルト9はこの中国映画祭で初めて訪れたのですが、私がいつも見ている横浜・川崎地区では当然のこととして行なわれている、上映が間近に迫った作品のチケット購入列を別にするということをしておらず、10分前に到着したのにもかかわらず招待券を座席指定券に引き換えた時、すでに開始時間を10分も過ぎてしまいました。たまたま1日で映画の日と土曜日が重なったことも災いしました…(涙)。その上、いざ座ろうとすると私たちの席は手書きの座席指定券を持った中国系関係者とダブっていたのです! 上映後クレームつけても偉そうな態度でお詫びの姿勢が全然見えない対応には呆れました。上映間近の作品の購入列を別にという要望にも「結局同じですから」のひと言。もうこの劇場には2度と行きたくありません。

2日間付き合ってくださったつぶあんさん、どうもお疲れさまでした。

生トニー!!

2007年07月19日 17時30分04秒 | 華流
cinemacafe.netより

TOHOシネマズららぽーと横浜で『傷だらけの男たち』の上映後のトニー・レオン舞台挨拶を見て来ました。

彼の服装はシルバーのスーツに薄いサーモンピンク(友人達は紫がかったグレーと言う。みゆき座で確かめたらそうでした(汗)。やっぱり興奮して記憶がおかしくなってたのね←写真を見て謎が解けました。光線の具合では薄いピンクに見えなくもない(笑))のYシャツ、タイはなし。靴はほんのり紫がかった濃いグレーの先の尖ったものでした。
服装より何より本当に素敵でしたぁ!! 応援ボードを持ったファンに小さく手を振ったり、控えめなところがトニーらしい。

質疑応答は金城さんの印象として自分は無口なのであまり話さなかったけれど、仕事となるととても良い関係で演じられたこと、お寿司を昨夜もうたくさん食べたこと、『赤壁』の撮影は重い衣装を着ている上に暑い中馬に乗ったりのアクションもあるのでお酒を今は絶って健康維持に気をつけていること(この時、客席から日本語で「頑張って!」とかけ声がかかり拍手が起こる)、この映画のテーマとして「人を許すこと」などでした。

映画の方は2回目でしたが、初見の時よりずっとボスやポンに感情移入でき、また音楽も素晴らしいので何度もうるうるしてしまいました。

まだ見ていない方はぜひ劇場でご覧になってくださいね!

【画像付き記事のリンク集】(随時更新)
  • cinemacafe.net
  • ORICON STYLE
  • ブロコリ
  • @ぴあ
  • アジアンパラダイス
  • SANSPO.COM
  • デイリースポーツonline
  • so-net←動画あり
  • 中国情報局
  • シネマトゥデイ
  • シネトレ
  • eiga.com
  • CINEMA TOPICS ONLINE
  • ハリウッドチャンネル

    追記:みゆき座の18:35の回も見てきました。司会者は3分の1は同じ質問を繰り返していましたが、トニーは冗談を交えてこなれた答え方になってましたよ! まあ金城武さんとのカラミの質問は外せないですものね。

  • トニー・レオン緊急来日!

    2007年07月17日 13時47分09秒 | 華流
    今朝、スポーツ報知で発表になりました。
    明日18日に来日、19日にTOHOシネマズ横浜で14:00の回、日比谷スカラ座と窓口が一緒になっているみゆき座では15:55の回と18:35の回に舞台挨拶を行うそうです。

    ジャパンプレミアにははずれましたし、トニーも来日しなかったので、この来日は嬉しいです。

    『傷だらけの男たち』

    2007年06月16日 10時00分23秒 | 華流
    昨夜試写会で見て来ました。

    トニー・レオン、金城武主演。監督は『インファナル・アフェア』『デイジー』のアンドリュー・ラウ。『頭文字D』などと同じくアラン・マックと共同監督です。

    香港映画の現代ものでは久々の秀作を見れました。なにせジョニー・トゥ監督作品などほとんど神奈川じゃ公開されないので…。

    あらすじなどの予備知識は入れないでみましたが、冒頭からトニーの暴力ショットが入るので、この映画での彼の役が一筋縄ではいかないことがすぐにわかります。一方金城さんにも衝撃的な事件が起こり、観客はもっぱら彼に感情移入して全編を見ることになります。

    トニーファンとしては彼の方に感情移入して見たいところですが、彼の演技は徹底して感情を表に出さないように抑えられており、なかなかそれを許してくれません。せめて後半、トニーの事情がわかってきてからはそれを許してほしかったなあという気がします。『インファナル・アフェア』ではトニーにもアンディ・ラウにも感情移入ができましたから…。この映画では最後の最後にやっと、という感じでしょうか。

    お話は人物の名前がたくさん台詞に出てくるので初見では混乱するかもしれません。いつも思うのですが、漢字圏の映画では人物の字幕を漢字表記してもらいたいものです。これから見る方は人物の名前を覚えながら見るといいと思います。

    公開は7月7日(土)。公式サイト

    傷だらけの男たち
    DVD(香港版)
    US$16.99
    傷だらけの男たち
    特別版 DVD(香港版)
    US$21.49
    傷だらけの男たち
    ポスター付き DVD(香港版)
    US$21.99


    『赤壁』チョウ・ユンファも降板!

    2007年04月17日 13時54分14秒 | 華流
    いつものようにもにかるさんのブログH.K.A.B.に行って仰天!
    『赤壁』から看板のユンファまで降板してしまうなんて…。ジョン・ウーとユンファの組み合わせに心ときめいていたのに…。

    撮影は趙雲(胡軍)のシーンから始まっているそうなんですがいったいどうなってしまうんでしょうか。
    19日追記:コメントにも書いたように、トニー・レオンの周瑜役での復帰が正式に発表されました。