閑古鳥日記。

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

★「アドルフに告ぐ」。ミッチが出る~。うれしい♪

2007年09月29日 | 【2007-12】アドルフに告ぐ
今年公演打ちまくりのスタジオライフが今年最後に上演する6本目の作品「アドルフに告ぐ」。

ファンクラブの最優先予約案内が届きました。
最初に見たところはもちろん出演者一覧ですよ。

えーと私の探しにくさを体感していただくべく&これは載せてもいいよね?という事で紙に書いてあったのと同じ改行でさくっと一覧書きますと・・・。

★最初に既に役が決まってる人だけ書いてあるのでそれはこれ。

アドルフ・カウフマン 山本芳樹 荒木健太朗
アドルフ・カミル 小野健太郎 松本慎也
峠草平 曽世海司


★それで、横にずらーっと並んでました。その他出演者。

甲斐政彦 倉本徹
林勇輔 深山洋貴 船戸慎士 前田倫良
奥田努 寺岡哲 牧島進一 篠田仁志 下井顕太郎
大沼亮吉 関戸博一 三上俊 吉田隆太 仲原裕之 政宗
石飛幸治 藤原啓児 河内喜一朗 他 Studio Life 劇団員
(上記出演者 出演チーム未定)

えーと甲斐さんとか倉本さんが出るんだ~うれしい。
林さん、深山さん、船戸さん・・・あ、ある!!!!!前田倫良って書いてある~!!!!

よかった。
うれしいです。

原作を読んでいないのでこの役!が言えなくて残念なのだが、でもきっとミッチはこの作品に合っているような予感がしていたし、最近年末公演にはいつも出ているので期待してました。

うれしい・・・。

ミッチは船戸さんと違ってライフの公演に出ていない時は行方不明になってしまうので、何かもう少し何してるか分かるといいなあと思う・・・。

2人しかいないのになかなか揃わないジュニ4が両方出てるのもうれしい。←1年ぶり。前回はダブルで一緒に出てこなかったから、今回は一緒に出ている姿が見られるといいな。

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しかし。哀しい事にジュニ3が一人も居ません(号泣)
名前見てた時に、深山さんからいきなり船戸さんに飛んだから「あれ??」と思ってミッチの名前を見つけるまでにちょっと間があったんだけど。

新人公演を除いて、ジュニ3が出てない公演何て過去10年で初めての事なのではなかろうか(泣)。

ジュニ3好きとしては哀しい(泣)。確かにこの所連投してたのは岩さんと舟見さんだけで、ふなみ~休団中だし岩さんは客演と被ってたからこの二人がいないと一気に誰も出ないかもな事態になっちゃうんだけど。

でも高根さんは出ると思っていたのだが~。残念。


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ところでアドルフに告ぐって何となくイメージ的に大人ばっかりが出て来る重厚な作品かと思ってたのだが、キャスティングされている人を見ると少年なんでしょうか??
そして外国人と日本人入り混じりなんだよねこれ・・・。
うーんイメージ的に「プラハの春」(←宝塚星組)「国境のない地図」(←これも宝塚星組)を思い出し微妙な気持ちになるオイラ・・・。

いやヅカは最初からもはやナニ人なのか分からないしそもそも男役と女役は「役」であって、「男性でも女性でもない何か」な人たちなんだけど。
しょうこお姉さんがすっごいアニメ声で「ヘルホリエに見ていただくのぉ~」とか言ってた言葉が何故か蘇るのであった・・・。

ま、ライフとヅカは対極の表現ながら、私の中ではライフは「外見は記号」として受け止める劇団なので、普通にそのまま外国人と日本人が入り混じってくれた方がいいな~と思います。

↑いや日本人は曽世っちだけかもしれないけどさ。


★「決闘」を見る。二人のひみつ。

2007年09月24日 | 【2007-09】決闘
今までうだうだと「決闘」について語ってみたが、本当言うと、最初に見て一番引っかかってたのは「エリックの秘密」でした・・・(笑)。

うーん大人目線で言うと、その時のエリックの異常な状況を思うと、ま~そういう事もあるよ!とか結構さらっと流しちゃう訳ですが、高校生じゃそうもいかないよね・・・死んでもばらされたくない秘密なんだよね・・・しかも相手がルイーズっていうのがひどいよジョエル!!とか思うのであった。

そしてバレリアンはジョエルにとって自分(とエリック)だけの聖域なんだな~とも思うのであった。

そして割と最近「誰にも絶対言うなよ」とエリックみたいな台詞で始まって、誰にも絶対言えないので詳しくは書けないがそれは私に何をどうしろと??という「相談?」というか「告白?」をされた所で、そして私が答えた後に返された言葉が全然関係ない場面で全然関係ない人からぽんと発せられたものと全く同じだったため、何か色々思う所がありました・・・。←って絶対言えない相談内容分かりそうなため意味不明だけどこのまま終了・・・。


そして、マチネを見てからソワレを見る時に「二人がチアガールとバレリアンの話をしているどの時点でルイーズが入ってきたか」をちゃんと見ようと思ってたのにやっぱりまんまと忘れて、問題の秘密ばらし場面にてルイーズが「バレリアンの時代ね」と言った瞬間「しまった」と思った・・・。

チアガールの場面で二人にルイーズは「最初から聞いてた」と言っているのだから、この時に聞かれたかも??とかはジョエルは逆上しすぎて思いつきもしなかったのかな~。あと、そんなに聖域なら誰かに聞かれるような場所で話してはいけない(結構「外」で話してたような気がする)。とかも思った。


あと見ていて気になったのは、「1年前のお葬式から人が変わった」エリック。前は一体どんな子だったんだろう・・・。
三上さんも松本さんも、別に今現在ものすごい闇の中、みたいな雰囲気ではなかったし、普通のテンションで普通に学校生活を送っている感じがしたのだが。これで「人が変わった」と言われてしまう「その前」ってどんななんだろう・・・と。
同級生4人しかいないので「普段」を想像しにくいけど、スケリーに弱気なのは多分元からだろうし、でも普通に話しかけてるし。
ルイーズに対してはいたって普通に「好きな子を前にした時の男子」な感じだし。
特別心を閉ざしている感じもしないし。すべてに反抗的な訳でもないし。


そしてやっぱり最後は謎満載のラストシーンに今回も繋がるわけですが、スケリーが「バレリアン」という単語を発するのはどういう意味合いなのでしょう??
&そこから最大の謎である妙に晴れやかなエリックの「決闘だっ」に続くのは一体何がどうなってどういう意味なのでしょうか。

・・・分からないよう~。

★「決闘」を見る。荒木さんの技術点の高さ。

2007年09月24日 | 【2007-09】決闘
私はスタジオライフのアクションシーン(同じ理由でダンスシーン)が正直に言うと苦手なのだが、今回の決闘を見て何となくその理由が分かった。

ライフの演目でアクションシーンを入れると、その間物語の時間が止まってしまう。
それが苦手というか、物語の時間を止めてまで入れる必要あるのかなあ・・・と毎回疑問が生じていたんだなと。

ライフは基本的にストレートプレイの劇団で、どちらかと言えば心理戦好きな演目が多いため、当然の事ながらアクションが専門の人たちではない。

だから、アクションだったりダンスだったりの場面が来ると・・・役者陣は「こなす事」に意識が集中する。
結果、本来は多分「そのアクションを通してこういう事を表現したい」ものが別にあるんだろうけどそんな余裕全然無いから「ここはライフ役者陣のステキアクションをお楽しみください♪」という場面になってしまう。

そしてその場面のみが独立してしまい、物語の進行はその間ストップする。

では単純に「ステキアクションを楽しむ時間」になるのかと言えば・・・別にアクション俳優では無いのでアクション自体がすごい訳ではもちろん無い。
「あ~ナントカさんがんばってるな~」と、観客としてはそれまで見ていた「ナントカ役」から「役者のナントカさん」を意識して現実に引き戻されてしまう。

困った事にライフ役者陣はさすが体育会系(←ノリという意味よりも運動部出身者が多いという意味で体育会系だと思う)だけあって、アクション場面はそこそこそつなくこなせてしまう。
だから「役者が無理してアクションやってます!」という時に醸し出される面白みとかも別に無い・・・。←例を挙げると、倉本さんがパックでよたよたしながら「あちらと思えばまたこちら」と全然神出鬼没じゃないけど神出鬼没ぶってた時とかに醸し出される空気が、私が勝手に思う「役者がアクションやる事」の面白さの一つかな~と思ってる所です・・・。

それで、最終的に何となく中途半端な印象が残ったまま「なんか長い・・・」とかぼんやり思ってしまうのが、私の中の「スタジオライフのアクションシーン」な訳なのであった。ごめんなさい。

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・・・というような事を、今回の荒木さんのフェンシングシーンを見ながら思ってました。
全員がアラケンレベルなら時間は進むんだろうなと。
でもそもそもライフに全員アラケンレベルを求める必要はあるのかなという問題があるなと。

荒木さんが素晴らしいのは、単純に早いとか見た目綺麗とかもあるんだけど、全部こなした上で、ジョエルとしての今の気持ちとかを表現しようと思って実行できる余裕がある事、なんだと思う。

その時の演技が上手いかどうかではなくて、その時に余裕が持てるかどうか。
「すごく大変な段取り」をやりながら演技する余力を残せるかどうか。


荒木さんの持っている技術力は素晴らしい美点だから、今後もそれを生かした役が色々見たい。

でも、スタジオライフの演目的には、意義のよく分からないアクションシーンはもう少し短めにお願い!

とか、何となく思ったのであった、決闘にて。

★「決闘」を見る。吉田隆太さんの基礎点の高さ。

2007年09月23日 | 【2007-09】決闘
1週間経ったがまだまだ決闘の話。

私は吉田さんがすごく好きなので、今回のルイーズがとても楽しみだった訳ですが・・・まず彼の基礎点の高さの素晴らしさをあらためて感じました。

あれだけ畳み掛けてどなっているのに、全部何言っているかちゃんと分かる。
言葉を明瞭に発しているという事もそうだし、その言葉がちゃんと観客のおなかに落ちてくるという事でもそうだし。

決闘という作品は、みんなものすごい勢いで台詞を言う。
しかし、そもそも何言ってるか聞き取れません!!という問題点があったり、聞き取れてもちょっと気を抜いた瞬間に流れていってしまい気づくと何言ってたか全く分からなかったりという事が結構あった。

その中で、勢いはあるけど勢いで押さない、勢いではない部分でちゃんと引っぱりきれる吉田隆太という役者さんは若いのに素晴らしい。と思った。

やっぱり今現在のライフよりも10年位前のライフに入って欲しかった人かも。吉田さん。佐野さんとかもそうなんだけど。
彼らが最も輝くであろう時代モノ文芸作品路線や、大人女子とか普通女子ポジがメインに来る作品があんまりないんだもん最近のライフ演目。

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ルイーズの話。

青木さんは掘北真希ちゃんに見えてくるラブリーミカシュンが相手だった事も多分多少は影響し、よりお姉さん度UP。
青木さんのルイーズは強くて大人できりっと一本通っていて、あとすっごい「青木さんを見た~っ」という独特の動きが何か相変わらずですごいうれしかった。←うーんと言葉で説明しにくいが、台詞言う一瞬前にちょっと顔動かす感じとかです。

青木さんはやっぱり基本的にエキセントリック方向に行くんだなあという事も改めて感じた。青木ルイーズは別に顔の事がなくても、多分ああいう子なんだと思う。顔の事があって、彼女の性格が強化されていく感じ。

でも初期にあった、何の役でもどんなに明るく楽しい役でもどこかが痛々しい、という感じは無くなっていて、青木さん本当に大人になったんだなあ~とか勝手に感慨深かった。
ジュニ7主体のためボルティモアメンバーとかなり被っていたから、ボルティモアの時に思った事を再び思ったのかもしれないけど。
↑あの時に青木さんがものすごいお姉さんになった!!!!とものすごくびっくりしたので。


ソワレで吉田さんのルイーズを見て、いつもそうなんだけどそのあまりにナチュラルな普通女子っぷりに驚く。
そして吉田ルイーズは本当に普通の子で、顔がコンプレックスで、でも負けないぞと思っていて、でも色々辛いんだな。と思った。
アラケンチームはそれぞれが分かりやすく青春の暴走中だったから、ルイーズが同級生男子たちに対して何を思って何に怒って何に傷ついてどう心が動いて行くのかがすごく分かって、心からこの子のこれからの幸福を祈りながら見てた。

・・・でも先日書いたけど、ラストが謎すぎて大混乱なんだけど~っ。
大沼スケリーとお似合いだからまあいいか。とかうやむやに納得もしたが(笑)。

★「決闘」を見る。時代はいつなんだ~っ。

2007年09月17日 | 【2007-09】決闘
引き続き「決闘」の話。

戸惑ったのは、「時代」。
衣装は現代っぽい。
登場人物のメンタリティは1970年代?80年代?位な雰囲気。
舞台からわかるのは「第一次大戦後の20世紀」。
言葉遣いは時々突如昭和。

季節が分からないのはライフ基本なので置いておいて。

カナダ演劇で前回の孤児ミューから時間がたってないからブシャール作品を思い出してしまうのだが、基本的にブシャール作品は「今の時代」をきっちり特定してみせる事が重要で、時代背景と登場人物のメンタリティは繋がっている。

今回の物語は、何となく「この時代背景」だから出てきたこの子たちの感覚、というのが有りそうな雰囲気もあるんだけど、でもそれは具体的には示されなくて、どちらかといえば「普遍的な若者の物語」として立ち上げたい物語なんだろうな。と思う。


えーとすごい間違ってるかもしれないけど、この作品を「普遍」で作っているのだとしたら、まずその昭和な言葉遣いはやめた方がよかったんじゃないかな~と思いました・・・すみません。

★私の中の3大戸惑った昭和な言葉づかい。
・「あのスケ」
「やじきた学園道中記」を唐突に思い出した。
「ハクいスケはいないかな~っ」と男子ぶる男子校潜入中なヤジさんが脳内再生・・・例も古いけどな。マニアックだけどな。

・スケリーがルイーズに言う悪口。
私人生で初めてその言葉口に出している人聞いた・・・。多分役者陣も人生で初めて口にしてるんじゃないかと思う・・・。
文脈でおおよそつかめたと思うけど、正直意味分からなかった若いお嬢さんの観客はいっぱいいるのでは。

・ルイーズ「後生だから」。
今回がたとえ「普遍編」だったとしても「後生だから」は無いと思うのだがどうなのか。
謝るときは「堪忍してください」とか言ってそうだ。でもルイーズってそんな子じゃないと思うの・・・。


ジョエルの苛立ち方は今現代の目線で見ると高校生にしては幼すぎて、中学生位に見える。でもぱっと見の雰囲気(制服や役者陣の演技的に)は現代っぽい。
うーん何となくちぐはぐな印象が残ってしまって戸惑った。

でも、ライフはこの後控える「どこにもいない高校生の物語」ホワイトを成立させているのだから、「決闘」も、どっちつかずではなくて、もっとはっきり「1980年の物語」等と特定するか、「どことも言えないけど普遍的にあるでしょう若者の遣り切れないこの思い!」で行くのか、決めてもらえると観客としては迷いが減ったと思うのだけど。

★「決闘」を見る。チームアラケン。

2007年09月17日 | 【2007-09】決闘
ソワレのチーム荒木を見て、やっとちょっと落ち着いた。

荒木さんはどちらかと言えば、(関戸さんと比較すればの話だけど)元々マイナス鬱屈系かつ、すこーんとつきぬけて感情単純化ができる人、というイメージがある。

このため、関戸さんが言うと「あっち側の人の論理」に聞こえたすべての台詞が「何かもう若くて幼くて自分でも感情の奔流をうまく説明できないからひとまず言ってみてるんだけど本当の感情とはちょっと違っていてその事にさらに苛立ち何かもうしっちゃかめっちゃかになっちゃってるの!!言ったそばからなんか矛盾し出すけどその事にも気づかないの!!」という風に聞こえた。
あ、若者が暴走してるんだなと。素直に思う。

だからジョエルにとっては、ある程度自分を整理できる「バレリアンの物語」がどうしても必要で、「言葉が要らないフェンシング」がどうしても必要で、「言葉を用いらずに感情が繋がるエリック」がどうしても必要なんだ。と思った。
その必要具合がちょっと極端で、ちょっと怖い。ソープ先生もスケリーもエリックもルイーズも、その極端さに対して戸惑っている。


見るのが2回目だった事もあり、やっと一応の話の流れにはついていけて落ち着いて見る。


・・・うーん落ち着いてみたけどやっぱり色々分かりませんでした(泣)。
ジョエルって結局誰が好きなの?というか誰か好きなの?どういう好き??
「決闘」して二人は何を得たの?
エリックはジョエルの事をどう自分の中で決着つけたの?
その唐突さわやかなラストシーンは何を意味しているの?
何でみんなそんな晴れやかなの?

そしてやっぱり根本的なことが分からなかった。
「決闘」とは一体何の物語なんだろう・・・。涙。

★「決闘」を見る。関戸さんの狂気。

2007年09月17日 | 【2007-09】決闘
土曜日にマチソワしてきました。

相変わらずチーム名が分からないが、お昼に見たのは「チーム関戸」。

ごめん関戸さんのジョエルが本気で完全に狂気の人に見えたせいで、一体どんな話なのか全体像が全くつかめず、ひたすら関戸さんが怖くて、何かもう最後まで怖くて、私こういうモンスターな子と対峙する事になっちゃったらどうしたらいいのかと思って、本気でリアルに怖くて、終了。・・・ごめん。


うーん。何でそう見えたんだろう。
まず、関戸さんの外見と持ち味と、今回のジョエルという役がするりと一致する訳ではない事。
関戸さんの本来は美点としての特徴のひとつとして「バランスがすごくいい」という事があると思う。
彼はただ立っているだけで「機嫌が良さそう」に見える人なんだけど、それは醸し出す空気感が穏やかにバランスが取れているからもあるのかなと。

だけど、今回のジョエルは若さゆえに頑なで考えが足りなくて一本気で迷いがあって言ったそばから矛盾してすごく幼い人。・・・と思われる。

・・・しかし、関戸さんのジョエルは私の目にはこのようには映ってくれなくて、彼は自分でもちゃんと何を言っているのか分かって、発言しているように見えた、色々。
ぱっと見は基本的にやっぱり安定してそうな雰囲気の子だから。
普通にちゃんと社会生活を送っていけそうに見えるし、メンタリティとしてはスケリーに近いというか、例えば先生に怒られたらその場でとりあえず「済みませんでした!!!」と謝るとか、うまく立ち回る事ができそうな子に見える。


だから、様々な場面で彼がするめちゃくちゃな論理展開の話が「だって幼いから!!何もかもに苛立っちゃうの!!」ですべて押し切れるアラケンジョエルに対して、「一般社会とは相容れない独自の論理の中で生きている子」で、どうやっても話が通じようがない人、に見えてしまったんだと思う。
先生に怒られた時に彼が取る態度、ルイーズを前にした時に彼がする話。
普通に会話が始まるのに、気づくと全く違う話になっていて、しかもどうやっても接点が無い、その事にジョエルは気が付いていない(彼の中ではきちんと繋がっている)ように見えることがものすごく怖かった。
すごく普通に見えるのに、言葉が通じない。ジョエル目線では、何でみんなが理解できないのか分からない。(ように見える)
その事が怖い。分かりやすく表に出てこない分よけいに怖い。

荒木さんのジョエルは「大人になる」という未来があるように思えるけど、関戸さんのジョエルは現時点でもう捻り曲がった状態で完成していて、これから先彼の未来を全く思い描く事ができない。何かもうどうにもならない。


あと・・・これは偏見ですが、バレリアン(だっけ?)口調が、「お話の世界に入っている」のではなくて、「ちょっと変なしゃべり方をするちょっと変わったオタク(この場合、偏見の意味で使ってます)」に見えてしまい(ごめんなさい)、何かもうこの口調自体が自分の中で受けつけられなくなり、最後の最後までその口調になるのかアンタ!!と、心が乱されていたのも個人的にダメだった理由だと思います・・・ごめんなさい関戸さん・・・。

うーん中学生位の頃に、クラスに一人位、何か変わったしゃべり方する子いませんでした?何かそれを思い出してしまい。
↑いや私も一人古語の人認定されてたが。別の意味で。涙。だっておばあちゃん子だったからハンガーをえもんがけとか言っちゃうんだよでも今回のはそれとは違うんだけど。


あと関戸さんが制服似合い過ぎて変にリアルだった分、「どうやら20世紀のちょっとだけ昔のカナダの高校生」ではなく「現代日本の中学生」に見えて、「突然キレて犯罪を犯す優等生」がこういう子なのでは・・・とか思ってしまい、変に私の中の緊張感が高まってしまったんだと思う。


何か意図していたであろう部分から果てしなく遠ざかった部分にがつんとつかまってしまい、今回の決闘は「何かもう関戸さんの狂気っぷりが果てしなく怖かった(泣)。」という感想にて終了してしまいました・・・。


そもそも「決闘」て、何の話なんでしょうか。
根本的な所が全く理解できずに終わっちゃったよう~(号泣)

★WHITE電話予約。数年ぶりに参戦。疲労困憊。

2007年09月11日 | ★その他の作品
昨日と今日はスタジオライフ新人公演「WHITE」のFC最優先予約電話受付でございました。

今回は電話のみのため、ものすっごい久しぶりに参戦しました。昨日。
うーんもしかすると予約日当日に電話したのは2001年死の泉再演以来位かもしれません・・・。

疲労困憊です(泣)。

1時間半くらいかけてました(泣)。
もう一生繋がらないかと思ったさ。

諦めてご飯休憩を取るべきか否か考えつつ・・・。
失礼ながら、今回は平日夜だし新人公演だし、そんなに一気に電話は集中しないであろう。と勝手に踏んでいたのだが大間違いであった。
大体5年ぶり位に自分が参戦している時点で参戦者も多かろうと予想してしかるべきだったが。


でも無事に希望日が取れたので本当によかった・・・安堵。
最近WHITEは何かすごい苦労して見にいっているので、「見に来れた」事にまず感動してしまう気もする・・・。


つながった瞬間かえってびっくりした。
でもすごくさわやかな方が対応してくださったのでよかった。
私も電話ではさわやかな対応を心がけようと思いましたよ。


そういえばライフは繋がるときとダメな時の差が激しかったな~とか過去を思い出したり。
最短は開始2分で取れたWHITE2000.始まる前に最も盛り上がっていた作品のため、念力勝ち!!な感じだった(笑)。
懐かしの河合さんが出てくれたんだったわ・・・。

最長はハピファミ再演の2時間後。あまりにかからないから途中で眠ってしまい、かかった瞬間寝ぼけていて大変な事になった思い出がございます・・・。
これまた懐かしの森川さんが対応してくださった。予約番号が思いのほか桁数があって、復唱したら全然間違ってた・・・。全然違う数字を言い放った私に戸惑っていらしたのをすごく覚えています・・・。


ふぅ。今の郵送で申込!方式は何て親切なんだ!と改めて思った。
そしてここまでサイトをきっちり作っていらっしゃるので、今後はWEBからも応募できるようにしてもらえるともっといいな~と未来に思いを馳せる。


久々に大変な思いで取ったチケットなので、心ゆくまで楽しみたいと思います。WHITE。

今年は演出家さんが新たな方だし、ティンク呼び出し曲変えたりしてくれるといいな~。
正ちゃん今回は何歌うんだろ??
倉本演出みたいな独自路線が見られるといいなと思います。←キツネの使い方がすっごい好きなのだ。倉本演出。

★今更会報の話。

2007年09月10日 | ★いろいろ雑談
私がジーザス・クライスト=スーパースターに改めてはまって妄想している間にもライフからは会報が届いたり、ひっそりチケット情報局がUPされてたりしてたのであった。

今更会報の話。

★前田倫良氏の動向。
今回はフォトアルバムと新人さん紹介がメインのため、我らが前田倫良氏はどこにもいなかった(泣)。・・・と思ったらば「スタジオライフのタネ」なるラジオ収録ルポ写真の選ばれし6枚の中にはいっていたのを発見!!!

しかも笠原さんとかわざと??何で??ってぼかし仕様なのだが、ミッチはちゃんと写ってたよ誰よりも先輩っぽい雰囲気で!!
↑おかしい。ミッチは曽世っちよりも林さんよりも、期も実年齢も下なのに・・・。

そんな相変わらずの貫禄がちょっとうれしい。
しかしそもそもご出演なさった事自体知らなかった・・・(泣)。
いや、こんな晴れがましい場?にミッチが出てくる想定がなかったのさ。ごめんよミッチ。

6月2日と言えば、私ロミジュリ見てた日ではないですか!!ミッチお誕生日直前だったから、おめでとう位言われてたのだろうか。さらっとスルーだったのかしら。色々気になります。ミッチの妙に醒めてるAB型っぽさを愛する私としては今更ながら聴けなかった事が無念。一体何の「愛」を語ったんでしょうミッチ。

ちなみに私のミッチに対する愛はあまりこのブログをお読みくださっている方々に伝わっていない気もしますが、猛烈に愛はあるんですええ!!!

★新人さん紹介。
何か二人既に減ってますが、どなかが減ったのかも分かりません(泣)。
・堀川さんは「高校2年でフランス留学して1年後もう一回2年生に入りました」方式のようだ。
・神野明人さんが多分ロミジュリの時に私パンフ買った方だと思うんだけど・・・自信ない・・・。聖職者やってたのこの方??
・特技が「習字3段、ペン習字3段」な石井昭裕さん。手書きWHITEチラシのキャスト一覧の彼の名前は猛烈に達筆。これはそれぞれご本人が書いてるんですね名前。
ちょっとにわかに彼のDMが欲しくなってみたり。BDカードとかも有難い雰囲気そう。←しかしDMがPC打ちだったら泣くけど!
・「今はまっているもの」が「キティ、キキララ、スポンジ・ボブ。少女漫画」な谷屋さん。体育会系ライフにはかつてない感じのキャラですよ・・・。服も紫だし花柄だしでもさわやかだし。名前もおいしそうな果物「桃」と威圧とか威嚇とか権威とかの「威」という不思議な組合せだし。非常に気になります。どんな人なんだろ??WHITEは岩波君か~。
・すでに三角くん入ってる?微妙に困り顔な緒方さんは舞台ではどういう方なんだろ??実はWHITEは「新人公演」にも関わらず、主役がいつも新人ではないのだが、今回ジュニ3岩さん以来の新人さんで主役、なので楽しみ。
・正しい体育会系?サッカー少年だったらしい原田さん。何かしっかりしてそうだけどWHITEは「坊」。前回の強烈坊政宗さん&天然おっとりさん大成さん(元気かなあ・・・)のどっちの系統なんだろう???

★ついでにWHITEのその他キャストの話。
今回はぽんと上の人が入ってた今までの新人公演と異なり、正しく新人公演、な雰囲気ですね。
でも新人公演常連先輩組が抜けたのが寂しい(泣)。ホワイト皆勤佐野さんとか。新公に出ない石飛さんなんて!!とか。ミッチも新公率高かったのにな~。

でも藤原さんのバオバブはちょっと苦手な予感(泣)。藤原さん頼むから内輪ネタ封印で!!ムダに父親モードに入るのも禁止!!!頼むよ・・・。
アラケンが用務員さんということは割ぽう着着るのね。・・・想像中・・・可愛い!!!割ぽう着なのに絶対可愛い!!!給食当番or食堂のおばちゃんのようなはまり具合だったミッチとは確実に何かが違う可愛さ!!!
ティンクは冨士さんか~。着ぐるみ似合う!!!本の妖精も絶対可愛い!!!

唯一前回と同じ役のミカシュンマドンナ。可愛い可愛い可愛い。楽しみです。

あ、いつもは三角くんダブルがやってる不良少女。今回ダブルが3人組だけなので、どの役をどう回すんだろう??
政宗さんと仲原さんにはぜひプレイボーイをやってほしいな~。

★曽世海児さん改名。
曽世海司さんになるそうだ。この秋から。何か1字変わるだけでずいぶん印象が違う。
何かイメージ的には一成さん(笑)。意味不明だが。ん~何かかちっとした雰囲気だなと思って。
今まで地味に改名した方々はわざわざお知らせがなかったと思うのですが(岩さんとかアラケンとか)、曽世さんはインパクトあるからかな。
いっそ「本名に戻します!!」とかはさすがに無いか・・・。混乱するし。
本名の名前だけとか。スタジオライフマサヒコ、みたいな。芸人みたいだけど。グループ名(←劇団名の事)つけないで名前だけだと、モデルかホストみたいか・・・。いっそモデルのSHIHOみたいにローマ字表記はどうか。

・・・いや、もう曽世海司で決定なので勝手に新しい芸名考えても仕方ないんですが(笑)。


★12月の公演。
アドルフに告ぐ。手塚治虫です。

でも読んだことない・・・。手塚まんがは火の鳥とブラックジャックしか読んでいないのですが、正直すごく怖い。世界観が。

アドルフはどんな話なんでしょう・・・。ライフ的には白夜行に続く男性的な作品なのではなかろうかと思うのだがどうか。

大人がいっぱい出てくる話なのではないか??と思うので、勝手にここにミッチは出るだろう!!最近冬公演にはいつも出てるしね!!!と期待をこめています。

★妄想な日々。ピックアップ船戸さん。

2007年09月08日 | ★いろいろ雑談
決闘が始まったが私が見るのは先なのでまだまだ決闘気分になっておりませぬ(泣)。

孤児のミューズたちで、先に原作を読んでしまったことを海よりも深く後悔したため、今回は情報もシャットアウト中。

新鮮な気持ちで決闘を見たいと思います!

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で、現在の私は先週の「あらしのよるに」の柳瀬亮輔さんハマリから何故か再びジーザス・クライスト=スーパースター熱が再燃。

現在キャストCDが無いため、ひとまずBWハイライト版などを聴く。
さらに数年前の「ミュージックフェア 劇団四季特集」のビデオなどを引っ張り出してきて鑑賞。

しかしジーザスやなぴーは野獣(=ディズニーミュージカル「美女と野獣」の)で美声を響かせていたが全く顔が分かりません・・・。
そして今回私が見たユダであるキムスンラさん(=金森勝さん)は「異国の丘」チームだったがどこにいるのかすらいまいち分からず終了・・・。

そしてJCSからは「スーパースター」という曲が選ばれていたため、ジーザスやなぴーの出番は無く、ユダ役の芝清道さんが激しく歌い上げていたのであった。


でもやっぱりこのミュージカルがすっごい好きだ!!!と思った。
芝さんの暑苦しい熱唱が好きだ!!とも思った。

そしてこのテレビリアルタイムで見た時に、「ライフならユダは船戸さんだな」と思った事を思い出しました。

いや、あの濃さとか変な衣装も着こなせそうながっちり体型とか、ジーザスと激しくぶつかり合いすれ違いでも愛してだから裏切りもうどこまでもドロドロ!!でもスーパースターは熱唱!!!・・・というイメージが船戸さんかなと。

今回見たスンラユダだとまたちょっと違うんだけど。←スンラさんのユダは愛しすぎて自分でもジーザスへの感情が愛なのか憎なのか最早分からなくなってる感じの大混乱。この世にジーザスしか存在してない。みたいな感じ。
あと単純にアクションがものっすごい激しい。さらに何事も無かったかのようにノリノリ熱唱のスーパースター。


そしてついでにライフでヘロデ王をやってほしい人。を考えた。
・甲斐さん。←怖いものみたさ。怖い。
・及川アニキ。←だってヘロデは毒の華だし。
・林さん。←基本かなと。
・芳樹さん。←無駄にクネクネジーザスに絡んで欲しい。
・石飛さん。←キャピった暴君。
・高根さん。←新境地開拓。

ヘロデガールズはミカシュンとか吉田さんとか関戸さんとか。

さらに延々妄想は続くのであった・・・。
ジーザスはやっぱり笠原さんかな~とか。ジュニ4OBなら殿下だよな~。
あとマキシーとか。

ミッチはピラトだな。辛そうに数数えましょう。
あ、やる気満々な鞭打ちは岩さんで。
ジーザス衣装脱がせ係(背中のムチ打ちの傷見せ係)の群集女子は佐野さんが手堅そうだ。とか。

マリアは舟見さんとか吉田さんがいいな~。
「知るもんかあんなヤツ!」はマツシンとかどうでしょう。

ソウルガールズは篠田さんとか下井さんとか姜さん辺りに能天気に無駄に楽しそうに出てきてほしい。

ん~でもライフはこういう系統にドロドロじゃないので、意外とドロドロができる人が思いつかないわ!思ってた以上にさわやか劇団なんだな~と思った。


でも船戸ユダと前田ピラトはちょっと見てみたい。