閑古鳥日記。

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

OZの思い出に浸る。初演より好きな点。

2005年04月14日 | 【2005】OZ
☆麦畑。

私の涙をどうしてくれる。と思った衝撃的な麦畑セットは映像に変更されていた。よかった。


☆「心はあいつのところに置いてきてしまったんだ。」

この間も言ったけど、「そうだよね、置いてきたよね」と思いました。今回は。
とくに芳樹さんの方が心置いてきた度高い感じ。
岩さんの方が1019寄りな感じ。わりと。


☆OZって書いてないOZの白衣。

初演はOZの皆さんは「OZ」って書いてある白衣を着てたんだけど、そんな「○○中学」みたいな白衣はなんかイヤ。と思ったので、今回なくてよかった。


☆アニキの髪型。

今回も微妙と言えば大変微妙だが、初演の私が見た日は2幕になったら突然ヤワラちゃんになっていたので、今回は範囲内だと思った。

あと衣装も今回も微妙と言えば微妙だけど、前回は実はすごい久々に女役だったアニキ、どう見ても少年で、また衣装も不可思議なモノだったので、普通に可愛くみえただけでもOKだと思った。


OZの思い出に浸る。ピックアップ芳樹さん

2005年04月10日 | 【2005】OZ
しばらくOZの思い出に浸ろうと思います。

本日は芳樹さんのムトーとその周りの方々。

芳樹さんと岩さんのダブルは前回と今回と次回に続くのだが、やっぱり、この二人ダブルだと、芳樹さんのやさぐれ感と岩さんのピュア感がすごい強調される気がする・・・。

やさぐれ芳樹さん好きとしては、もーうムトー大好きでした。かっこいいッス。
あと何かものすごいモテそうな雰囲気漂うところもステキ。
↑芳樹さんは勝手なイメージだけど、何となく女子がわらわら「ほっとけない」とかって集まってきそうなイメージがあるのですよ。それは私のイメージキャラが太宰治だからなのか??どうよ??

アニキも初演ではなかった愛があったし!!よかったよかった。

ネイトとのコンビもよかった。
芳樹さんと高根さんと言えば!!
・・・実はLILIES初演ラストシーンが真っ先に思い浮かぶ私なので、今回は「やっぱりやさぐれコンビだよステキ」とか思ったのであった。

注:LILIES初演ラストシーン→初演版は、最後に、ナイフさばきがやたらとうまい「シモン役の囚人」(高根さん)と、世の中舐め切ったやさぐれ視線が印象的な「ヴァリエ役の囚人」(芳樹さん)が左右に並び、ギラリと現在のビロドーにガンをとばし、くるりと背中を向けて退場していくのである。
そして取り残された現在のビロドー(船戸さん)はその場に立ち尽くすのであった。完。


さらにヴィアンカもよかった。
芳樹さんと青木さんと言えば!!
・・・こちらはSONSの諦念漂う不幸ブラックホールオーラ大全開ジュニア&どこまでも大暴走独り突っ走り孤独オーラ大全開ジェニファーを思い出す私・・・。
青木さん、すごい落ち着いたなーと今回も思った。しみじみ。


そして1019に対してなんかすごいお兄ちゃんな感じがよかった。
が、芳樹さんと新納さんと言えば!!
おびえる小動物ユーリ&いつでもどこでもキメキメ☆セクシーサイフリートの「来いよな!待ってるぜ」を思い出してしまうので、ムトーがパメラに殺されそうになる場面は、「サイフリート?」と思いました、やはり。

ラスト「心はあいつのところに置いてきた」のも「この体でよければお前にやる」のも、「うれしい」のもすごい納得いって、最後の「機械に自殺はできません」でこの作品見ていてはじめた泣いた。

・・・やっぱり結局芳樹さんの実はものすごいファンなのかもと今回も思った。何だかんだ一番はまるんだもん。良くも悪くも。
最近やっと、単に芳樹さんの舞台を楽しめるようになってきたんだけどさ。

今更だけど及川健さんのこと。

2005年04月09日 | 【2005】OZ
先日見ていた演劇雑誌にOZの記事が載っていた。

及川健さんのフィリシアについて「純真無垢」風な表現がされていた。


・・・そうなの??何も邪念が無い目で見ると、アニキって実は純粋で無邪気で可愛く見えるの??誰か教えてプリーズ!!!

正直混乱いたしました・・・。


及川さんは基本的に(と言うか根本的に)「観客の皆さま美しい僕をご堪能ください」てタイプだと思うので、自分の持っているものに無自覚でそれ故下手すると傲慢になりかねない無邪気さということから最も遠い人だと思っていて、だから正直ジミーとフィルは最も遠い役だろうよと思ってるのだが。

今回のフィルは、初演よりも能天気度とお姉さん度と強気度がアップしていて(演出の変更プラス、たぶん相手が芳樹さんにチェンジしたプラス効果な気が)、それがよかったと思ったので、「純粋」とか「ひたすら可愛い」みたいな評価を見てちょっとびっくりしたのであった。

皆さまにとっての及川健さんは、どんなイメージの方??

私はやっぱりOZだったらちびリオンだろうよ。と思う人。

でもライフ版のOZだと、ちびリオン君は深山さんが一番なんだけど。回想シーンの「ママ、僕のことあてにして大丈夫だよ」をああいう風に言えるのは深山さんだけだと思うので。

やっと見てきた。OZ。愛あった。よかった

2005年04月05日 | 【2005】OZ
大阪公演にて、やっと、OZを見てまいりました。

が、この1ヶ月の私は大劇場ばっかり見ていたため、正直言うと「ライフは10列目まで」だと思いました。やはり。
(今回も後ろから数えた方が早いところで見た)

だって表情見えないと分からないんだもん(泣)。
そういう意味で、分かりやすい大劇場サイズの芝居を展開してくれた新納さん1019に思わず涙。

そして問題の麦畑は映像に変わっていた。
よかった。本当によかった。


そして何故か船戸さんのメイスン博士にドはまりしてしまい、「あの1:9分けのつやりとした髪型がよい」「メガネもよい」「気がつくと後ずさりしていく姿がよい」「猫背。」「歩くときも手の位置は動かさないのね」「目は常にナナメ前方にあり人と目を合わせないところもまた心を閉ざした感じがよい」等とマニアックにみつめていたのであった。
残りの3人のうち、一番「元々は最先端の科学者」感があるところが私は好き。


今回あらためて思ったのだが、やっぱり、岩さんとアニキは相手変わって良かったよ。
初演の自分の反応→「心はあいつのところに置いてきた」・・・あいつって、誰??どこ??
今回は「そうだよね。おいてきたよね」と思いました。素直に。

思うに、芳樹さんとアニキは強さバランスが、岩さんと舟見氏は透明感バランスがよいのだろうと思います。いや、適当に言ってるけど。

初演よりもフィルの能天気度が大幅UPしていて、1幕目はすごく「OZの魔法使い」って感じがした。

あ、あと、妙に好きだったのは、芳樹ムトーは及川フィルをかなり勢いよくヘリから落とすところ。